スズキ、「スイフト」ベースのEVを公開
2011.11.08 国産車■スズキ、「スイフト」ベースのEVを公開
スズキは、2011年11月30日のプレスデイで幕を開ける第42回東京モーターショーに、現行型の「スイフト」をベースとしたレンジエクステンダー付き電気自動車「スイフトEVハイブリッド」を出展する。
スズキは、前回の2009年東京モーターショーに「スイフト プラグイン ハイブリッド」を出展している。これは、近距離は電気自動車として走りながら、バッテリー残量が少なくなると、搭載する発電用のエンジンを駆動して航続距離を伸ばすことができるのが特徴だ。バッテリーだけで走るEVに対して、「シリーズハイブリッド車」あるいは「レンジエクステンダー付き電気自動車」とも呼ばれる。その後、スイフト プラグイン ハイブリッドは「スイフト レンジエクステンダー」として2010年秋から公道テストが開始され、その改良型として、現行のスイフトをベースにつくられたのがこの「スイフトEVハイブリッド」である。
スイフトEVハイブリッドは、エンジンルームに駆動用モーターと発電用のエンジンを搭載。荷室に積んだバッテリーの電力では約30kmの走行が可能である。バッテリーは家庭用コンセントで充電が可能だ。
長距離移動のときには、発電用の660ccガソリンエンジンが電力を供給。その際の航続距離は明らかにされていないが、同クラスのガソリンエンジン車なみの航続距離を達成するという。もちろん、ガソリンスタンドで給油すればさらに距離を伸ばすことができる。最高速は100km/h以上で、高速道路の走行も可能だ。
レンジエクステンダー付き電気自動車はバッテリー容量が少なくて済むため、軽量で低コスト化が可能という。さらに、充電に要する時間も短く、100Vで約4時間、200Vなら約1.5時間。スズキの調べによれば、日常の走行距離は20km以下が全体の6割を占めるということで、このスイフトEVハイブリッドでも普段はほぼEVとして使用できると考えている。バッテリー切れの不安がないレンジエクステンダー型は、現実的なEVとしてますます注目が高まるはずだ。
(文=生方聡)
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