BMWのクラシックカーを写真で紹介
2016.07.12 画像・写真2016年7月8日にグランドオープンを迎えた、東京・台場の「BMW GROUP Tokyo Bay」。オープニングセレモニーではBMWやMINIの最新モデルとともに、「328」や「イセッタ」「2002ターボ」「M1」といった、往年の名車も多数展示され、来場者の目を楽しませていた。今年で100年を迎えるというBMWの歴史に花を添えたヒストリックカーの姿を、写真で紹介する。
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1/35堺市ヒストリックカーコレクションの中から、選りすぐりのモデルが登場。
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2/351958年「BMW 507ロードスター」
1954年9月のフランクフルトショーで公開された、2座のオープンスポーツカー。 -
3/35ドイツ人デザイナーのアルブレヒト・ゲルツによるエレガントなボディースタイルが魅力。3.2リッターのV8エンジンを搭載していた。
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4/351935年「BMW 315/1ロードスター」
BMWとしては初となる本格的なスポーツモデル。 -
5/35フリッツ・フィードラー技師の設計で、強固な鋼管製ラダーフレームに前輪独立懸架という進歩的なレイアウトを採用。300台弱が製造された。
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6/351955年「BMWイセッタ250」
戦後、経済的に困窮していた西ドイツ(当時)の庶民のために、1955年に発売された超小型車。 -
7/35イタリアのイソ社とライセンス契約を締結。同社の「イセッタ」をドイツ国内で生産した。前方に1枚だけのドアを持つ。全長:2280mm、全幅:1410mm。
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8/35「イセッタ」の発売当時の価格は「フォルクスワーゲン・タイプI」(ビートル)より大幅に安価で、燃費や維持費も安かったため、2人乗りながらも大成功を収めた。
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9/351962年の生産終了までに「BMWイセッタ250」と「BMWイセッタ300」の累計生産台数は16万台余りに達した。
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10/351929年「BMW 3/15 PS DA-2」
BMWが初めて生産した四輪車。英国車の「オースチン・セブン」をライセンス生産したものだ。 -
11/35コーションプレートの左上に注目。この当時、すでに今日とほぼ同じデザインのエンブレムが使われていたことがうかがえる。
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12/35「BMW 3/15 PS」シリーズは、1932年に生産を終えるまでに、累計生産台数2万5000台を数える成功作となった。
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13/351938年「BMW 328ヴェンドラー クーペ」
「BMW 328」をベースに、ドイツのボディー製造会社であるヴェンドラー社が、空力的なクーペボディーを架装した特製モデル。 -
14/35このヴェンドラー製クーペは、空力的に優れているだけでなく、流麗な美しさも兼ね備えている。
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15/351960年「BMW 3200S」
1960年代のBMWを代表する、高級4ドアセダン。 -
16/35第2次世界大戦後の復興期を支えた「501」や「502」の改良型が、この「3200」シリーズにあたる。
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17/35リアのエンブレムを見ても分かるとおり、「BMW 3200S」には3.2リッターのV8エンジンが搭載されていた。
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18/35会場には二輪モデルも展示されていた。
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19/351923年から1926年に生産された「BMW R32」のフロントフェンダーには、当時の持ち主と思われる会社の名称が書かれていた。
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20/35堺市ヒストリックカーコレクションは、1920年代後半から80年代前半のBMWを中心に構成される、BMW車のコレクションとしては世界屈指のもの。
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21/351938年「BMW 327/328カブリオレ」
第2次大戦前に、2リッタークラスの高級スポーツモデルとして活躍し、高い名声を得た。 -
22/35「327」とは4ドアモデルの「326」から派生した2ドアモデルで、高性能版の「327/328」には、後述する「328」シリーズ用の高出力エンジンが搭載された。ボディーにはこの展示車の4座カブリオレのほか、クーペがある。
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23/351938年「BMW 328ロードスター」
第2次大戦前、世界で最も優れた2リッタークラスの2座スポーツカーとして高く評価された「BMW 328」の「ロードスター」版。 -
24/35「BMW 328」は、現在でも時代を超えた高性能スポーツカーとして人気が高く、クラシックカーイベントには大挙して参加し、好成績を挙げている。
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25/351973年「BMW 2002ターボ」
ヒット作の「BMW 2002」をベースに、ターボチャージャー付き2リッターエンジンを搭載したモデル。 -
26/35エアダムスカートに描かれた「turbo」のロゴが、前方を走るクルマのバックミラーから見ると、そう読めるよう鏡面文字になっている。
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27/35「BMW 2002」の4気筒SOHCエンジンにターボチャージャーを装着し、同シリーズで最もパワフルな「2002tii」よりさらに30%ほど強力な、170psの高出力を発生した。
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28/351973年「BMW 3.0 CSL」
欧州ツーリングカー選手権(ETC)への参戦に必要な認証を得るために、量産型の「BMW 3.0 CS」をベースに限定生産されたホモロゲーションモデル。 -
29/35「3.0 CSL」の投入により、BMWはツーリングカーカテゴリーの枠を超えてさまざまなレースで活躍した。競技などで酷使されることなく現存している車両は、極めて稀少とされている。
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30/351981年「BMW M1」
BMWの市販車として初めてミドシップレイアウトを採用。今日に続く「BMW Mモデル」の端緒となった。 -
31/35鋼管と鋼板を用いた軽量で強靭なシャシーフレームに、イタルデザインのジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたFRP製ボディーが架装された。
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32/35「M1」は1978年のパリサロンでデビュー。1981年までの生産台数は、わずか399台で、現在でもBMWの歴史に残るスーパースポーツカーとして人気が高い。
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33/351987年「BMW 320iセダン」
“E30”は1982年秋にデビューした第2世代「BMW 3シリーズ」のコードネームだ。親しみをこめ、この名で呼ばれることが多い。 -
34/35このシックなドルフィンメタリックは「E30」、特に「BMW 320i」の象徴的なボディーカラーだった。
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35/35最後に紹介するのは、エントランスに1台だけ飾られていた「BMW R69S」。42psを発生する600ccの水平対向2気筒エンジンを搭載し、最高速は175km/hを記録した。