ビッグイベントいよいよ開幕
東京モーターショー2017の印象は?
2017.10.27
デイリーコラム
2年に1度開催される、自動車の祭典「東京モーターショー」。45回目となる今回の展示は、どのようなものでしょうか。一足先に会場を回ったモータージャーナリストや自動車ライターの方々に、その印象を聞いてみました。
ジャパニーズ・ヘリテージ
東京モーターショー2017をひとことで表現するなら、“ジャパニーズ・ヘリテージ”。トヨタの新型「センチュリー」やダイハツのコンセプトカー「DNコンパーノ」、二輪車ではカワサキの「Z900RS」、新型「ホンダ・スーパーカブ」などが出展されていて、日本車の持つ歴史や遺産、伝統が大切にされるようになってきたのだという印象を受けました。日本は本来、伝統のある国。その点、モーターショーにおけるこうした傾向は好ましいと思っています。(森口将之)
世界的にもめずらしい
出展車が少ない点に、ちょっと寂しさを覚えたのは事実。強いて言うなら、モーターショーの華であるスーパーカー、具体的にはフェラーリやランボルギーニ、マクラーレンなどは参加してほしかった。一方で、トラックをはじめとする商用車や二輪車の展示が同じ場所で見られるのは、とても興味深いことだ。これは、世界的に見てもめずらしい、東京モーターショーならではの長所だろう。(河村康彦)
大人向けのモーターショー
通路が広くなったように感じましたね。ゆったりクルマが見られるようになったというか。いや本当に、大変混雑する一般公開日を考えると重要なことですよ! 一方で展示の内容も、大人向けというか、落ち着いたものになっていると感じました。コンセプトカーにしても、非現実的なものは影をひそめ、「これは本当に出てくるんじゃないか」と期待を抱かせてくれるモデルが目立ちます。その意味では、とても濃いモーターショーと言えるんじゃないでしょうか。(清水草一)
貴重なクルマに会える
全体的には、「肩肘張らない展示内容になっている」という印象。東京モーターショー以前に海外で発表されたクルマが多いとはいうものの、欧州のショーモデルが日本に居ながら生で見られるのは、ありがたいことでしょう。日本車では、「トヨタ・センチュリー」が必見。その滑るような塗装の質感といったら……15分じーっと眺めていても飽きません。それと、西3・4ホールの屋外にグルメなキッチンカーが並ぶのも◎。そういう楽しみも、ショーでは大事だと思う。(塩見 智)
会場の作りに感心
超高級ブランドの出展がないのは残念。それもある意味、日本的といえるかもしれないが……。そんな中、取材をしていて気が付いたのは、会場の作りがすっかりバリアフリーになっているということ。どのブースも、これまでになく平面な構造になっているのだ。この点は、子どもやハンディキャップのある方も多く来場するモーターショーとしては好ましい。(沼田 亨)
未来のカーライフを実感
自動運転技術やAI(人工知能)に関する展示が、とても印象に残りました。どれも先進技術とはいうものの、決してとっぴな内容ではなくて。「着実に未来は近づいてきている」「今後はこういうカーライフになるんだな」ってことが、リアルに実感できました。(スーザン史子)
以上、さまざまなモーターショーを見てきた方々の、第45回東京モーターショーに対する印象でした。
しかし「百聞は一見にしかず」ともいいます。皆さまは、このイベントでどんなクルマや展示に接し、何を感じるのでしょうか。会期は、2017年11月5日までです。ぜひ足を運んでみてください。
(まとめ=webCG 関 顕也/写真=webCG)

関 顕也
webCG編集。1973年生まれ。2005年の東京モーターショー開催のときにwebCG編集部入り。車歴は「ホンダ・ビート」「ランチア・デルタHFインテグラーレ」「トライアンフ・ボンネビル」などで、子どもができてからは理想のファミリーカーを求めて迷走中。
-
毎日でもフェラーリに乗りたい! 「アマルフィ スパイダー」にみる新時代の“跳ね馬”オーナー像 2026.4.17 車庫にしまっておくなんてナンセンス! 新型車「アマルフィ スパイダー」にみる、新時代のフェラーリオーナーの要望とは? 過去のオーナーとは違う、新しい顧客層のセンスと、彼らの期待に応えるための取り組みを、フェラーリ本社&日本法人のキーマンが語る。
-
ランボルギーニが新型BEVの開発・導入を撤回 その理由と目的を探る 2026.4.16 第4のランボルギーニとして登場した2+2のフル電動コンセプトカー「ランザドール」。しかし純電気自動車としての販売計画は撤回され、市販モデルはエンジンを搭載してデビューするという。その判断に至った理由をヴィンケルマンCEOに聞いた。
-
トヨタとホンダのライバル車が同時期に国内デビュー 新型の「RAV4」と「CR-V」を比べてみる 2026.4.15 「トヨタRAV4」と「ホンダCR-V」の新型(どちらも6代目)の国内での販売がほぼ同時期にスタートした。いずれも売れ筋サイズの最新モデルだけに、どちらにすべきか迷っている人も多いことだろう。それぞれの長所・短所に加えて、最新の納期事情などもリポートする。
-
鈴鹿でよみがえった「36年前の記憶」 2026年の“大盛況”F1日本GPを振り返る 2026.4.13 来場者31万5000人の大盛況となった2026年のF1日本GP。その内容は「空前のF1ブーム」といわれたバブル末期のレースからどう変わったのか? 三十余年の変遷を振り返りつつ、F1の魅力について考えてみよう。
-
2026年は「ノイエクラッセ元年」 BMWが新型「i3」で描くこれからの世界 2026.4.10 2026年3月中旬に世界初披露された新型「i3」は今後のBMWのパワートレイン戦略を示す重要な一台だ。同車の登場で明らかになったBMWの電気自動車の今後、そして内燃機関車とはどうすみ分けていくのかを解説する。
-
NEW
第57回:スズキはなぜインドに賭ける? 変わらず牛が闊歩するインドの最新工場を小沢コージが直撃
2026.4.18小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ小沢コージがインドへ。日本の自動車ファンにとってインドといえばスズキのイメージだが、実はスズキは現在、インドへの大型投資の真っ最中だ。なぜスズキはインドでこれほどまでに愛されるのか。最新工場を見学して考えた。 -
NEW
ボルボXC90ウルトラT8 AWDプラグインハイブリッド(4WD/8AT)【試乗記】
2026.4.18試乗記2016年に上陸した2代目となるボルボのフラッグシップSUV「XC90」の最新アップデートモデルに試乗。パワフルなプラグインハイブリッドシステムを採用する3列シートSUVの走りを、先にステアリングを握った「V60」や「XC60」との比較を交えながら報告する。 -
谷口信輝の新車試乗――ディフェンダー・オクタ編
2026.4.17webCG Moviesブーム真っ盛りのSUVのなかで、頂点に位置するモデルのひとつであろう「ディフェンダー・オクタ」。そのステアリングを握ったレーシングドライバー谷口信輝の評価は……? 動画でリポートします。 -
第866回:買った後にもクルマが進化! 「スバル・レヴォーグ」に用意された2つのアップグレードサービスを試す
2026.4.17エディターから一言スバルのアップグレードサービスで「レヴォーグ」の走りが変わる? 足まわりを強化する「ダイナミックモーションパッケージ」と、静粛性を高める「コンフォートクワイエットパッケージ」の効能を、試乗を通して確かめた。 -
ハーレーダビッドソン・パン アメリカ1250リミテッド(6MT)【レビュー】
2026.4.17試乗記アメリカの大地が鍛えたアドベンチャーモデル「ハーレーダビッドソン・パン アメリカ1250」に、充実装備の上級モデル「リミテッド」が登場! 試乗して感じられた、日欧のライバルに勝るとも劣らない魅力と、どうしても気になるポイントを報告する。 -
毎日でもフェラーリに乗りたい! 「アマルフィ スパイダー」にみる新時代の“跳ね馬”オーナー像
2026.4.17デイリーコラム車庫にしまっておくなんてナンセンス! 新型車「アマルフィ スパイダー」にみる、新時代のフェラーリオーナーの要望とは? 過去のオーナーとは違う、新しい顧客層のセンスと、彼らの期待に応えるための取り組みを、フェラーリ本社&日本法人のキーマンが語る。

