マツダが「CX-30」を一部改良 走行性能と安全性を向上
2020.12.17 自動車ニュース![]() |
マツダは2020年12月17日、コンパクトクロスオーバーモデル「CX-30」に一部改良を実施するとともに、特別仕様車を設定。順次販売を開始した。発売は、「スカイアクティブG 2.0」搭載車が2020年12月17日、その他のモデルが2021年1月となっている。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
よりドライバーの意図通りに応答するよう制御を見直し
今回の改良は、走行性能と運転支援システムの機能性の向上を図ったもので、前者については、ガソリンエンジン「スカイアクティブX」およびディーゼルエンジン「スカイアクティブD 1.8」搭載車のパワートレインの制御をアップデートした。
スカイアクティブXに関しては、「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」の燃焼制御を最適化することで、ほぼすべてのエンジン回転域でトルクを強化。最高出力を180PSから190PSに、最大トルクを224N・mから240N・mにそれぞれ向上させた。またエアサプライ(コンプレッサー)の制御もより緻密なものに変更し、素早いアクセル操作に対してより速やかに過給を行うことで、応答性を向上させたという。
同時に、マイルドハイブリッド機構を含む同パワーユニットの名称を、スカイアクティブXから「eスカイアクティブX」に変更。車体のフロントフェンダーとリアに専用のバッジを装着した。
一方、スカイアクティブD 1.8では最高出力を116PSから130PSに向上させるとともに、より広いエンジン回転域で力強いトルクを発生するよう制御を変更。アクセル踏み始めの応答性を大幅に向上させたほか、高速道路の合流・追い越しなどでアクセルを一気に踏み増すようなシーンでも、より力強いトルクを素早く発生させ、かつディーゼルエンジンならではのパワフルな加速が持続するよう見直したという。
運転支援システムについては、追従走行機能とステアリングアシスト機能によって運転疲労の軽減をサポートする「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)」の作動上限速度を、これまでの約55km/hから高速道路などでも使える速度まで引き上げたほか、レーダークルーズコントロールの加減速制御を、より人の感覚に合った滑らかなものに変更した。
価格は239万2500円から403万6980円(「100周年特別記念車」を含む)。
オーナーには専用オーナメントもプレゼント
今回設定された「100周年特別記念車 2020ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーTOP3選出記念モデル」は、車名にも表れている通り、CX-30が2020年のワールド・カー・オブ・ザ・イヤーにおいてトップ3に選出されたことを記念した特別仕様車である。
100周年特別記念車をベースに、ボディーカラーに「ソウルレッドクリスタルメタリック」を採用。またオーナーには、車両に貼り付ける専用オーナメントが進呈される。
価格は315万0380円から406万9980円。
(webCG)