日産GT-RプレミアムエディションT-spec(前編)

2022.05.26 谷口信輝の新車試乗 谷口 信輝 “トラクションマスター”を意味する「T-spec」の名が与えられた、特別な「日産GT-R」。ワインディングロードでステアリングを握ったレーシングドライバー谷口信輝には、その走りのどんなところが印象に残ったか?
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見た目からしてすばらしい

「おお、なかなかいい感じのボディーカラーですね」

日産GT-Rの2022年モデルである「プレミアムエディションT-spec」と対面した谷口信輝は、まずそんな印象を口にした。ちなみに、試乗車は「ミッドナイトパープル」とともに設定された新色の「ミレニアムジェイド」で、プレスリリースには「静かな中にも存在感のある『洗練された佇(たたず)まい』を表現したボディーカラー」と説明されている。
「あと、タイヤのサイドウォールに描かれたダンロップの文字が、やたら主張してきますね(笑)」

別にロゴに色がついているわけでもないのだけれど、たしかにダンロップの文字が薄いサイドウォールいっぱいに描かれていて、よく目立つのは事実である。
「前はこんなじゃなかったような気がするんですが……。あと、このホイールもただならぬ雰囲気を醸し出していますが、なにか特別なものですか?」

“走り屋”谷口は、さすがにめざとい。これはレイズがプレミアムエディションT-specのためにつくった専用アルミ鍛造ホイールで、リム幅が拡大されているにもかかわらずバネ下重量の軽減に貢献している軽量タイプだ。

そのまま車内に乗り込んだ谷口は、インテリアについて語り始めた。
「コックピットまわりの基本的なデザインは変わっていませんが、ゆったりとした張りにして少しシワをつくったレザーの使い方とか、その色合いとか、少しずつ特別仕様な感じになっていますね。それにしても渋いグリーンで、なかなかオシャレです」

そうそう、ファンの皆さんであればご存じのとおり、プレミアムエディションT-specは2022年モデルに設定された限定車で、同じタイミングで発表された「GT-Rトラックエディションengineered by NISMO T-spec」と合わせて100台のみの販売。しかも応募が殺到して当選の倍率は20倍を大きく超えたという、超レアでスペシャルなGT-Rなのだ。

 
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