アルピーヌA110 S(後編)
2022.08.28 思考するドライバー 山野哲也の“目” 前編では「アルピーヌA110 S」の足まわりについて「無敵」と大絶賛した山野哲也。後編では1.8リッターターボエンジンと7段のデュアルクラッチ式ATからなるパワートレインの印象を語ってもらおう。制御が賢いDCT
今回、山野哲也に乗ってもらったのは、マイナーチェンジを受けて、1.8リッターターボの最高出力が300PSとなったアルピーヌA110 S。山野自身は、292PSだった旧A110 Sを駆って、2022年JAF全日本ジムカーナ選手権にエントリー。2ペダル車を対象とするJG10クラスにおけるシリーズチャンピオンに輝いた。
山野:新しい「S」は、これまでのモデルとは8PSの差ですが、なんだかパワーが出た気がしますね。ゼロ発進も速くなった感じ。
webCG:新型の8PSアップの最高出力は旧型より120rpm低い6300rpmで発生し、最大トルクは320N・mから340N・mへと太くなっています。カタログに表れる数値以上に常用域での力強さが増しているんじゃないでしょうか。
山野:スポーツモードにした際に生じるアフターファイアもなんだか派手になりましたね。後方のマフラーでパンパン! という音が鳴って。これ、耳だけでなく、体でも感じるんですよね。かかとを通じて振動が伝わってくる。
アルピーヌのラインナップを簡単に紹介すると、ベーシックな「A110」は、252PSエンジンと標準的な足まわりの「アルピーヌシャシー」を持つ。シャシーはそのままに、300PSエンジンを与え、若干の快適装備を追加したのが「GT」。300PSエンジンを、シャシースポールと呼ばれる一段ハードになったサスペンションと組み合わせたのが、A110 Sである。
山野:エンジンもさることながら、A110はトランスミッションに感心させられます。
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