日産がNISMOチューンの新型EV「アリアNISMO」を公開

2024.01.12 自動車ニュース webCG 編集部
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日産アリアNISMO
日産アリアNISMO拡大

日産自動車は2024年1月12日、千葉・幕張メッセで開幕した東京オートサロン2024(会期:1月14日まで)の会場で「アリアNISMO」を公開した。

 
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「アリアNISMO」のインテリア。
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会場には「フェアレディZ」をはじめとする、その他NISMOカーも並べられた。
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ブース中央の檀上にはこのほか、「日産GT-R NISMO」「フェアレディZ NISMO」「スカイラインNISMO」の3台も並べられた。今年の日産はNISMO推しのようだ。販売台数でいえばミニバンの「セレナ」やコンパクトカーの「ノート」などが日産を支えているわけだが、スポーティーモデルをブランドイメージとしてアピールしたいという思いが伝わってくる。

日産のアイデンティティーのもうひとつの柱がEVだ。2010年に世界に先駆けて量産EVの「リーフ」を発売して以来、ラインナップを拡大してきた。ステージ上で披露されたもう1台のNISMOカー、アリアNISMOは、そのEVとスポーティーという2つの要素を足し合わせたモデルである。

アリアは2020年に発表されたクロスオーバータイプのEVで、バッテリー容量66kWhまたは91kWh、一充電走行距離は430~610km(WLTCモード)の堂々たるフラッグシップモデルだ。アリアNISMOは、「アリアe-4ORCE」 をベースに専用デザインを与え、専用チューニングを施している。名前でわかるように、日産のモータースポーツを担うNISMOが手がけた特別なモデルである。

エクステリアにはレースカーの経験を生かして空力性能を向上させるデザインを採用。空気抵抗の低減とダウンフォースの向上を両立させているという。インテリアでは、NISMO専用シートなどで上質感に加えてスポーティーなムードを演出した。

パワートレインにも手が加えられている。ベースモデルに比べて最高出力を約10%向上させ、加速チューニングを施して動力性能を引き上げた。専用の「NISMOドライビングモード」では、レスポンスを最大化してモーターの加速力をフルに発揮させる。パワーアップの恩恵を十分に引き出すために、専用タイヤと軽量で高剛性な20インチアルミホイールを装着。シャシーを構成する各部品にNISMO専用パーツを採用している。また専用のチューニングを施した電動駆動4輪制御技術の「NISMO tuned e-4ORCE」は、限界走行時においてもより高いライントレース性を実現するという。

販売されるのはバッテリー容量91kWh、最高出力435PSの「NISMO B9 e-4ORCE」と同66kWh、同367PSの「NISMO B6 e-4ORCE」。正式発表は2024年春を予定している。

(webCG)

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