インフィニティブランドの新型フラッグシップSUV「QX80」がデビュー

2024.03.22 自動車ニュース webCG 編集部
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インフィニティQX80
インフィニティQX80拡大

日産自動車は2024年3月20日(現地時間)、インフィニティブランドの新型フラッグシップSUV「QX80」を発表した。

車体の前面に「イルミネーション3Dエンブレム」とインフィニティブランドを象徴する新デザインシグニチャーの「ダブルアーチグリル」を採用。
車体の前面に「イルミネーション3Dエンブレム」とインフィニティブランドを象徴する新デザインシグニチャーの「ダブルアーチグリル」を採用。拡大
スモーク仕上げのリアコンビランプには、300個を超えるLEDが用いられている。
スモーク仕上げのリアコンビランプには、300個を超えるLEDが用いられている。拡大
ダッシュボード上に配置された2つの14.3インチディスプレイが目を引く「QX80」のインストゥルメントパネル。高速道路上でのハンズオフドライブを可能とする「プロパイロットアシスト2.1」が搭載される。
ダッシュボード上に配置された2つの14.3インチディスプレイが目を引く「QX80」のインストゥルメントパネル。高速道路上でのハンズオフドライブを可能とする「プロパイロットアシスト2.1」が搭載される。拡大
天井に組み込まれた赤外線センサーが乗員の体温を検知し、温度と風量を調節して2列目座席を快適な環境に整える同セグメント初の「バイオメトリッククーリング」を搭載。
天井に組み込まれた赤外線センサーが乗員の体温を検知し、温度と風量を調節して2列目座席を快適な環境に整える同セグメント初の「バイオメトリッククーリング」を搭載。拡大
車両のサイドステップから路面を照らす「INFINITI ライトパス」を採用。日本のおもてなしを表現したという。
車両のサイドステップから路面を照らす「INFINITI ライトパス」を採用。日本のおもてなしを表現したという。拡大
新型「QX80」は、2024年夏以降に北米で発売される予定。
新型「QX80」は、2024年夏以降に北米で発売される予定。拡大

インフィニティは、日産が海外で展開しているプレミアムブランドである。QX80は2010年に登場した「QX56」を前身とする3列シートのフルサイズSUVで、2014年モデルから車名がQX80に変更された。QX80としては、今回が初のフルモデルチェンジとなる。

エクステリアデザインは「Artistry in Motion(アーティストリー・イン・モーション)」を体現し、車体の前面に「イルミネーション3Dエンブレム」とインフィニティブランドを象徴する新デザインシグニチャーの「ダブルアーチグリル」を採用。インテリジェントキーを持ってクルマに近づくとドアハンドルが自動的に出現し、フロントのエンブレムとヘッドランプの点灯に加え、車両のサイドステップから路面を照らす「INFINITI ライトパス」によって日本のおもてなしを表現したという。

インテリアでは、ダッシュボード上に配置された2つの14.3インチディスプレイが目を引く。最新の「インフィニティ・イン・タッチシステム」には「Googleビルトイン」によって、「Googleマップ」や「Google Play」「Googleアシスタント」などを利用できる。センターディスプレイの下部にある9インチのタッチスクリーンでは、空調機能や運転モードの操作が行える。

天井に組み込まれた赤外線センサーが乗員の体温を検知し、温度と風量を調節して2列目座席を快適な環境に整える同セグメント初の「バイオメトリッククーリング」も備わっている。

また、車体前方側面の様子を2個の14.3インチディスプレイに表示する世界初の「フロントワイドビュー」や、フード部分を透過させ前方を確認できる「インビジブルフードビュー」、フロントカメラの映像を写真やビデオとして記録し、SNS等にシェアできる「ジャーニーダイアリー」機能なども採用している。

フルサイズのラグジュアリーSUVセグメントでは初となる米高級オーディオ「クリプシュプレミアムオーディオシステム」の搭載もトピックである。

パワートレインは、最高出力450PSの3.5リッターV6ツインターボエンジンにギアレシオを従来比で40%拡大した9段ATを組み合わせている。シャシーについては従来に比べ横剛性を58%向上したフレームと、ねじり剛性を300%向上した電動パワーステアリングラック、走行シーンに合わせて車高調整が行える電子式エアサスペンション、車両の動きに合わせ電子制御でダンパーの減衰力を自動調整するダイナミックデジタルサスペンションの採用がアナウンスされる。

最新の運転支援技術の採用もQX80のセリングポイントで、インフィニティとしては初となる、高速道路上でのハンズオフドライブを可能とする「プロパイロットアシスト2.1」を搭載している。

新型QX80は、2024年夏以降に北米で発売予定。現地での価格は8万2450ドル(邦貨換算で約1250万円)からとなる。

(webCG)

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