限定車発表で一触即発!? 「ルノー カングー ジャンボリー2024」の会場から
2024.10.29 画像・写真「ルノー・カングー」の祭典「カングー ジャンボリー」が2024年も無事に開催された。
通算で19回目となる今回は、会場を山梨県山中湖村の「山中湖交流プラザ きらら」に移してから10回目のメモリアル開催。……だったのだが、それを意識していたのはあいさつに立った山中湖村の村長くらいで、多くの参加者はこれまでどおりのんびりと、秋の一日を思い思いに過ごしていたようだ。
流れが変わったのは午前10時。オープニングセレモニーに続いて特別仕様車「カングー クルール ディーゼルMT」がサプライズ発表されると、会場の空気が張り詰めた。その名のとおり1.5リッターディーゼルターボエンジンと6段MTを組み合わせたパワートレインを採用しているのだが、ご存じのとおり現行型カングーのカタログモデルにMT車の用意はないので、マニュアルで乗りたければ現状はこれ一択だ。そして140台限りの限定車である。この日は午前9時の時点で700台のカングーで1600人が来場していたとのことだが、一瞬にしてみんながライバル状態になってしまったのである。その後、先着順ではなく抽選販売であることが明らかになると、会場は再びのんびりとしたムードに。当たり前だが特にもめごとなどは起きず、チャラン・ポ・ランタンのスペシャルライブも盛り上がりを見せていた。
というわけでカングー ジャンボリー2024の様子を写真でリポートする。クルール ディーゼルMTの写真もあるので、抽選に外れた方はこれを眺めて「次回こそは!」と前向きな気持ちになっていただければ幸いである。
(文と写真=藤沢 勝)
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1/432024年10月27日に開催された「ルノー カングー ジャンボリー2024」。朝6時の入場開始前には、山中湖周辺の道路に「カングー」の大行列ができていた。
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2/43どちらを向いてもこんな景色。観音開きのテールゲートの前にテーブルなどを広げる人が多いため、前向きで駐車するというルールだという。
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3/43駐車スペースへの入場を待つ赤、黄、青の3台。
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4/43まだまだ会場入りの行列は伸びる一方。写真中央には2017年に30台限定で発売された「フォーミュラエディション」の姿が見える。
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5/43ステージイベントのMCはお笑いトリオである安田大サーカスの団長安田(←こういう芸名)と、モータージャーナリストの竹岡 圭さん。団長は「カングー」オーナーであり、その愛車は「ダングー」と呼ばれているらしい。
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6/432024年に再就任したルノー・ジャポンの大極 司社長。この場に立つのは3年ぶりとのことで「変化の激しい世の中だが、皆さんの『カングー』への愛は変わっていない」と感慨深げだった。
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7/43副村長と教育長も従えて登壇した山中湖村の高村正一郎村長(写真右)。10回目となる「山中湖交流プラザ きらら」での開催を喜んでいた。山中湖の隣の明神山にもうすぐ世界一(村長いわく)のパノラマウッドデッキが完成するという。
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8/43会場で発表された「カングー クルール ディーゼルMT」。イベントに間に合わせるためフランスから空輸してきたという。
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9/43ボディーカラーはサハラ砂漠の昼がテーマの「ベージュサハラ」と、同じく夜がテーマの「グリカシオペM」の2タイプ。この日にお披露目されたのは前者だけだった。
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10/432色合わせて140台のみが販売される。価格は399万円。
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11/436段マニュアルトランスミッションのシフトレバー。
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12/43ブラックのスチールホイールとオールシーズンタイヤの組み合わせ……なのだが、急いで空輸してきたためこの車両は夏タイヤのままだった。
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13/43「新型はMTが出てから考える」と公言していたという団長安田。抽選にはエントリーしたのだろうか。
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14/43姉妹ユニット、チャラン・ポ・ランタンのスペシャルライブから。『ルノー・カングーの歌』などを披露した。
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15/43ボーカルで妹のもも(アコーディオン担当の姉は小春)は「カングー」オーナーだ。
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16/43ステージ横に展示された団長安田の「ダングー」。コーティングをするなど、この日に合わせて仕上げてきたという。
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17/43「ダングー」の正体は先代「カングー」の最後の限定車として販売された「リミテッド ディーゼルMT」のようだ。
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18/43「ダングー」と並んで展示されていたチャラン・ポ・ランタン、ももの「カングー」。
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19/43ももの「カングー」はサイドに「PO」のステッカーが貼ってある。もともとは「CHARAN-PO-RANTAN」がそろっていたのだが、近所の人に「熱心なファンのクルマが走ってたよ」と言われて恥ずかしくなり、「PO」だけ残してはがしたという。
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20/43会場の車両もチェック。これはマカロンで有名なピエール・エルメの「カングー」。マカロン販売のテントには大行列ができていた。
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21/43ピエール・エルメ号のボディーサイドにはたくさんのマカロンが描かれている。
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22/43シートカバー等を手がけるCAVANAの展示車両は限定車として販売された「カングー ヴァリエテ」だ。
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23/43この日も犬を連れている人を多く見かけたが、「カングー」オーナーには愛犬家がとても多いらしい。CAVANAのPVC製シートカバーは犬の毛が絡まりづらいため人気を集めているとのこと。
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24/43展示車のヘッドレストにはフレンチブルドッグのアイコンが描かれていたが、写真の3種類も選べるようになるそうだ。愛犬家のこだわりに応じた格好だ。
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25/43フリーマーケットコーナーより、BUZZ & GREGブースの様子。革の端材や古着などをリサイクルした小物を販売している。
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26/43BUZZ & GREGの商品。高い質感とともにお求めやすい価格も魅力だ。
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27/4322 LEATHERブースより。栃木レザーを使った首輪やアクセサリーを制作しているが、対面販売するのは基本的に「カングー ジャンボリー」の会場だけとのこと。愛犬のジジとともに「カングー」で車中泊後に会場入り。
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28/43キーホルダーにはその場で名前などを型押ししてもらえる。
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29/43アンティークのトランクなどを手がけるBIGINNERSのブース。英国製ゆえに「普段はMINIのイベントなどに……」とのことだが、この日は赤い「カングー」でエントリー。
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30/43籐で編んだトランクとバスケットがずらり。どれも3000円~5000円くらいと手ごろだった。
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31/43バッジやポストカードなどを販売していたイラストレーターのオサダキョーコさんのブース。「カングー」がプリントされたTシャツなども並んでいたが、ご本人の写真を撮り忘れてしまった。
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32/43白い「カングー」が引くのはそば粉のガレットを手がけるChalet de Montagneの屋台。普段は長野県を中心に出店しているという。
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33/43Chalet de Montagneでは地元である黒姫産のそば粉100%にこだわる。現在は移動販売のみだが、店舗を建設中とのこと。
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34/43会場の展示車両より。絶妙なスリートーンカラーが素敵な初代「カングー」の後期型。
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35/43ボンネットにタコのぬいぐるみが載っている。
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36/43水色の「カングー」でそろって参加ではなく、会場でたまたま隣になっただけだそうだ(つまり知らない人同士)。実はホワイトレタータイヤのカスタマイズもおそろいだ。
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37/43長野県から参加の山﨑さんご夫妻。先代「カングー」を2台乗るほどのルノー好きで、この新型は日本で一番最初に登録された個体とのこと。
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38/43ルノーのひし形マークの下に「RENALUT」ロゴが入るのは、本国仕様に合わせたカスタマイズだ。
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39/43神奈川県から参加の古田さんご一家。「カングー ジャンボリー」には毎年来ているそうで、「『カングー』に代わるものはない」と力強く語っていただいた。
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40/43古田家の「カングー」。ほかに「トゥインゴ」も持っているというルノー党だ。
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41/43愛知県からご参加の二日市さん。OZのホイールに「ミシュラン・パイロットスポーツ4」を組み合わせる走り好きだ。
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42/43走り一辺倒ではなくリアのはしごには植木をセット。「カングー ジャンボリー」には2022年から3年連続で参加している。
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43/43参加者が集まってステージ下で記念撮影。「カング~!」と叫んでいる。写真中央手前には団長安田やチャラン・ポ・ランタンの2人などが写っている。