「レクサスIS」の大幅改良モデルが登場 2026年より順次導入を予定
2025.09.09 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2025年9月9日、大幅改良を受けた「レクサスIS」を世界初公開した。
日本仕様はハイブリッドのみの設定に
レクサスISは1999年に登場したFRないしFRベースの4WDを用いたスポーティーなコンパクトセダンである。これまでに約40の国と地域で累計約130万台が販売されてきた。現行型は2013年にデビューした3代目のモデルにあたり、今回は2020年6月に次ぐ2度目の大幅改良となる。
開発に際しては「熟成」をキーワードに掲げ、「ドライバーがクルマと対話できる気持ちのよい走り」と「アグレッシブでスポーティーなデザイン」を今まで以上に追求したという。とくに前者については、低慣性モーターとバリアブルギアを備えたラック平行式の電動パワーステアリングの採用により、よりリニアでスムーズなステアフィールを実現。同時に、従来の4倍以上の減衰力応答性を持つリニアソレノイド式AVS(可変サスペンション)を採用することで、車両挙動の安定化とショック低減の両立を図っている。
いっぽうデザインについては、新しいフロントマスクの採用により、低重心かつワイドなスタンスを強調。カラーバリエーションは新設定の「ニュートリノグレー」を含む全8色で、“Fスポーツ”に採用される新形状のリアスポイラーや、新意匠の19インチ軽量アルミホイールもトピックとなっている。またインテリアでは、マルチメディアシステムを刷新するとともに、運転席まわりを人間工学に基づいた機能レイアウトに変更。液晶メーターおよびセンターディスプレイのサイズを12.3インチに拡大し、ドライバーが視覚的な情報をダイレクトに受け取れる環境を整えたという。
ラインナップは「IS300h」と「IS350」の2種類で、日本へはハイブリッドのIS300h(FR)のみが導入される予定。市場投入時期に関しては、2026年初頭以降、各地域で順次販売を開始するとしている。
(webCG)