ブリヂストンの交通安全啓発イベント「ファミリー交通安全パーク」の会場から
2025.10.03 画像・写真ブリヂストンは2025年9月27日、千葉県柏市のショッピングモール「セブンパークアリオ柏」において、交通安全を啓発するイベント「ファミリー交通安全パーク」を開催した。同イベントは、春と秋の全国交通安全運動期間と連動して2023年から開かれているもので、家族そろって交通安全に関して学習できるというのがポイント。2025年は、千葉県千葉市にある「イオンモール幕張新都心」での春季開催に続く2回目となる。
イベントは日本交通安全教育普及協会との共催で、千葉県警察と日本自動車連盟(JAF)千葉支部との協力により、クルマやバイク、自転車に関する交通安全のための知識を、子どもから大人までがさまざまなコンテンツで学べる展示内容となっている。店舗の開店直後から多くの来場者でにぎわいをみせた、会場の様子を紹介しよう。
(文と写真=大音安弘)
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1/20千葉県柏市内にあるショッピングモール「セブンパークアリオ柏」の店内広場で開催された「ファミリー交通安全パーク」には、オープン直後から多くの家族連れが来場し、盛り上がりをみせていた。
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2/20会場内には、ブリヂストンの最新タイヤも展示された。SUV向けタイヤ「デューラー オールテレインA/T 002タイプG」(写真右端)とプレミアムコンフォートタイヤ「レグノGR-XIII Bエディション」(同中央)は、専用デザインを採用することでドレスアップ効果を高めたもの。いずれもオンラインストア限定販売だ。そして、まもなくシーズンインとなる最新スタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1」(同左端)も展示されていた。
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3/20ステージでは、「ファミリー交通安全教室」を開催。これは、道路や駐車場などに潜む日常の危険を親子ともに認知してもらい、安全に過ごすための交通ルールを学ぼうという試みで、講師をレーシングライダーである山口辰也さん(写真右)が務めた。山口さんは、全日本ロードレース選手権ST600シリーズチャンピオン(2010年)などの実績を持つライダーだ。
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4/20山口先生からの交通安全に関するクイズに、子どもたちが元気に答えるほほ笑ましいシーンも。筆者の想像以上に、小さな子どもたちが、道路や駐車場などで注意すべきことをしっかり理解していたことに驚かされた。
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5/20参加者に配られたグッズのひとつが、交通ルールが学べるマップだ。トミカサイズのミニカーで遊べるもので、立体的な壁なども付属。子どもたちがミニカー遊びを通じて、トラックの内輪差がもたらす危険性や、塀などの障害物がドライバーにとって死角になることを学べる。
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6/20「タイヤゴロゴロ空気圧比較体験コーナー」では、空気が抜けたタイヤと適正な空気圧との“タイヤの転がる距離の違い”を体感。小さな傾斜のあるスタート地点から同時に手を離したそれぞれのタイヤには、どのような差が生じるのだろうか?
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7/20空気圧の異なるタイヤの転がり方の違いは、一目瞭然。空気圧の足りないタイヤは、コースの途中でストップ。一方、適正な空気圧のタイヤは端まで転がっていった。これは、クルマに装着されたタイヤでも、適正な空気圧であれば、よく転がり経済的であるということを示すもの。参加者も、親子そろって空気圧の大切さを学べたはずだ。
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8/20タイヤの空気圧や残り溝の点検の重要性を知ってもらう「タイヤ・クルマ点検コーナー」では、空気圧が適正でないことや足まわりの整備不良などが原因で、タイヤの偏摩耗が生じることを説明。さらに、適正な空気圧が、燃費やタイヤの寿命にとっても重要なことや、偏摩耗はパンクなどにつながる危険性があることも伝えられた。ブリヂストンの説明員からは、正しいタイヤの使い方として、「月1回の空気圧点検が重要」といったアドバイスも行われていた。
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9/20ガソリンスタンドやタイヤ販売店などでも見かける「タイヤの残り溝の展示」。駐車場などで、ふと隣のクルマの足元に目を向けると“丸坊主”なんてことが意外とある。もちろん、残り溝があるだけで安心してはいけない。残り溝の深さが4mm付近になると、雨天での制動距離が拡大していくためだ。日ごろからのチェックも安全運転の大切な心がけとなるということで、展示コーナーでは、このようなサンプルを例に「タイヤの減りや傷みのチェックポイント」が示された。
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10/20幅広い世代の移動手段として活躍する自転車だが、気軽に使えるがゆえに、重要な日常点検を忘れがちだ。「自転車点検コーナー」では、ブレーキや空気圧など日常的に行える点検方法を伝授。特に空気圧に関しては、小まめな点検を呼びかけていた。もちろん、自転車の空気圧も、自動車と同様に、タイヤの寿命やブレーキ性能などを左右する。皆さんも、日ごろの自転車の点検を忘れずに。
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11/20改正道路交通法により、令和5年(2023年)4月1日より自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されたのは、皆さんもご存じのとおり。その背景には、自転車乗車中の交通事故で亡くなる人の約6割が頭部のけがによるものという現実がある。「ファミリー交通安全パーク」の自転車コーナーでは、正しいヘルメットの選び方と着用方法もレクチャー。ヘルメット装着率はまだ低いのが現状だが、子どもの手本となるよう、大人もしっかりと着用していきたいものだ。
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12/20「ファミリー交通安全パーク」の新アイテムのひとつが、歩行者シミュレーターだ。これは教習所などで体験した人も多いであろうドライブシミュレーターの歩行者版で、センサーが体験者の動きを検知して、「道路に潜む危険に注意しながら歩行できているか」をチェックする。子どもたちは、日々の経験を生かし、突然現れるクルマや自転車との接触のリスクを見事に回避。大人も感心するほど素晴らしい歩行を見せてくれた。
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13/20こちらも新コンテンツとなる、VR(仮想現実)の技術を活用した「交通安全教育VRコーナー」。歩行や自転車乗車中に起こりうる事故と、その回避のための注意点などを360°の映像で学ぶことができる。筆者も試してみたところ、VR映像には事故の疑似体験も含まれ、ヒヤッとするシーンがあった。
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14/20近年、子どもたちに大人気の勉強ツール「うんこドリル」の交通安全バージョンも用意された。タブレットを使い、ゲーム形式で交通安全を学ぶことができる。大人代表として筆者自身も自転車編に挑戦したところ、なんとか満点を獲得できて、ひと安心……。同時に、遊び感覚で交通安全を学べる素晴らしいツールだと実感した。うんこドリル公式サイトでも、「うんこ交通安全ドリル」の歩行者編と自転車編で遊ぶことができるので、ぜひ子どもたちと挑戦してみてほしい。
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15/20大人気コーナーといえば、白バイ(交通取締用自動二輪車)の展示だ。千葉県警の協力により、乗車体験に加え、子どもたちは専用の制服を着ての記念撮影もできた。警察官に変身した子どもたちは目を輝かせていて、ついでとばかりに白バイにまたがったお父さんたちもうれしそうだった。
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16/20千葉県警によるコンテンツとしては、反射神経のレベルをチェックする機械も。これは、「機器の上面に設置されたライトの点灯に応じてタッチする反応速度」により、反射神経に応じた年齢を示すもの。子どもたちは、もぐらたたきゲーム感覚で楽しんでいたが、年齢が表示されてしまうとあって、大人たちは、ちょっと真剣な様子だった。実年齢より若い判定がでて、子ども以上に喜ぶお父さんの姿も。
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17/20スズキのスーパーバイク「GSX1300Rハヤブサ」が展示され、こちらも乗車体験ができた。同車両は、ブリヂストンがバイク用タイヤのPRのために所有するもので、各部にカスタムが施されたスペシャルな一台だったこともあり、バイク好きの大人たちから注目を集めていた。
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18/20「ファミリー交通安全パーク」のコンテンツは、スタンプラリー形式となっており、コンプリートすると、ごほうびとしてガチャガチャによる抽選会に参加できる。賞品として、「ブリヂストンオリジナルのステンレスサーモタンブラー」や「今治ハンドタオル」、「トートバッグ」などがプレゼントされた。
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19/20「GSX1300Rハヤブサ」の隣には、かわいらしいポケットバイクも展示された。子どもがひとりでもまたがれることもあって大人気。“ちびっ子ライダー”のフォトスポットとしても活躍した。この出会いがきっかけとなって、将来プロライダーが誕生する、なんてこともあるかもしれない。
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20/20ブリヂストンの二輪車用タイヤシリーズ「BATTLAX(バトラックス)」シリーズも展示。今回のイベントでは、四輪車と同様に、バイクのタイヤについても点検や摩耗など安全につながる基礎知識を学ぶことができた。