■【コレはゼッタイ!】ロータス・エキシージ ステルススポーツカーはカッコで選べ
燃費の数値が世の最大の関心事となっている感のある今日この頃、クルマ好きに大事なココロを思い出させてくれる1台。こういうクールなクルマを見ると、「そうよ、スポーツカーは格好良くなくっちゃ」と胸が熱くなってくる……はず。
■乗り逃げしたい
理屈ではない。素直にカッコイイ。そしてネーミングが傑作。名前を聞いただけで、私にはもう「陸戦用ステルス戦闘機」にしか見えなくなった。乗って帰りたい……できれば街が静まった深夜に。闇夜を走るこのクルマを想像するだけで、なんか「オペレーション」って感じでタマらない。
このボディペイントはクルマには世界初採用で、単純に色がツヤ消しブラックであるだけでなく、表面がラバー状の特殊塗料なんだとか。資料には「小石による傷に強く、ビロードのように滑らかで温かい手触り」とあるが、残念ながら、忌まわしい取り締まり用レーダーを回避することはできないらしい。まあ当然か。
ボディが黒いだけではない。ホイールも給油口も黒くて、エクステリア全体が見事に真っ黒。黒いボディに、あえて黒の子持ちストライプをあしらっているのも素晴らしい。エキシージ特有の猫背ルーフが戦闘機らしさに拍車をかけているし、専用デザインと思われるリアウイングがまたステルスっぽい。
インテリアもカーボンパーツがテンコ盛りで黒い仕事場風。ベースはエリーゼ系で最速のエキシージSだから、速さやハンドリングに不満があろうはずもない。いやホント、どうしようもなくカッコイイぞ!
ゴールドリーフカラーやクラシカルなストライプカラーをはじめとして、エリーゼ/エキシージにはこれまでも様々な限定車があったが、レトロモチーフでない企画でここまでカッコ良くしたことに、私はつつしんでグッジョブと申し上げたい。このエキシージ ステルスは世界35台限定で日本でも販売されるという。ところで、中古車になったとき、この特殊なメンテが必要なこのボディカラーはどうなってしまうんだろうか……。
(文=佐野弘宗)
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