歴史的コラボ復活! シトロエン×エッフェル塔のスペクタクル

2009.10.15 自動車ニュース 大矢 アキオ
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歴史的コラボ復活! シトロエン×エッフェル塔のスペクタクル

PSAプジョー・シトロエングループは、2009年10月22日からパリ・エッフェル塔のイルミネーションをウェブ中継する。

この企画は、今年2009年はシトロエンの自動車製造開始90周年と、エッフェル塔完成120年にあたることにちなんだものである。

2009年9月のフランクフルトモーターショーで発表されたばかりの、2代目「C3」をエッフェル塔周辺に10台配置。各車内に取り付けたウェブカメラからエッフェル塔の記念イルミネーションを撮影し、ウェブ上でライブ中継する。映像サイズは9:16。新型C3のセールスポイントで、ルーフ部まで広くまわりこんだ「ゼニス(天頂)ウィンドウ」を通して見る映像であることがポイントだ。

事前に公表されたイメージ映像をみるかぎり、エッフェル塔のイルミネーションは、2008年パリサロンで公開されたコンセプトカー「Hypnos」をイメージさせるカラーリングだ。

ライブ中継されるのは、http://www.citroen.fr/http://www.toureiffel.citroen.com
第1回目の中継は10月22日。現地時間21時 (日本時間10月23日午前3時)に行われる。イルミネーションの点灯時間は12分。シトロエンによると、今後3カ月続けるとのこと。

歴史を紐解くと、シトロエンは1925年から1934年にかけて、エッフェル塔に社名とシンボルマークをあしらった電飾広告を掲げた。飛行家C.リンドバーグが1927年に大西洋単独無着陸飛行で上空から見たエッフェル塔にも、“CITROEN”の文字が輝いていたことになる。

そのほかにも、シトロエン創業者であるアンドレ・シトロエン(1878-1935)は、“CITROEN”の文字を曲芸飛行機でパリ上空に描いたりするなど、奇抜な宣伝作戦で知られていた。

したがって、今回のシトロエンとエッフェル塔の「コラボレーション」は、実に約75年ぶりのものとなる。

(文=大矢アキオ、Akio Lorenzo OYA/写真=CITROEN)

「シトロエンC3」とエッフェル塔イルミネーション。(イメージ画像)
「シトロエンC3」とエッフェル塔イルミネーション。(イメージ画像) 拡大
1925-34年、エッフェル塔の有名な電飾。
1925-34年、エッフェル塔の有名な電飾。 拡大

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