仏プジョー、「407」シリーズを一部改良
2008.06.04 自動車ニュース仏プジョー、407シリーズを一部改良
仏プジョーが、「407」シリーズに一部変更を施し、ヨーロッパで2008年夏に販売を開始すると発表した。
■新フロントグリルを採用
一部改良が予定されているのは、「407セダン」と「407SW」の2モデル(クーペ407は該当せず)。エクステリアの意匠変更のほか、環境性能を高めた新エンジンの搭載が主な改良点だ。
エクステリアについては具体的な記述はないが、写真をみる限り現行モデルと明らかに違うのは、フロントグリルとリアコンビランプ。フロントグリルは最近デビューした308シリーズ同様に、内部に格子状のラフメッシュを採用。リアコンビランプは一部にクリア処理が施されているが、形状そのものは変わっていない模様。
メカニズム面では、改良型の「2リッターHDi」が搭載される。最新のディーゼルでは、出力を3kW(約4ps)向上させつつ、燃費を向上させてCO2排出量を減らした。具体的には、最高出力140psを発生し、燃費は100km走行あたり5.6リッター(17.9km/リッター)、CO2排出量は150g/kmに抑えた。欧州の新世代排出ガス基準ユーロ5に適合するという。
ちなみに欧州ではこの2リッターHDiのほか、出力110ps、CO2排出量140g/kmの「1.6HDi FAP」も設定される。「FAP」とは、排出ガス内の有害物質(特に粒子状物質PM)を低減するディーゼルパティキュレートフィルター装着車を意味である。
また、エタノール85%とガソリン15%を混合した「E85」に対応させた「2リッター バイオフレックス」エンジンも新たに407シリーズに搭載される予定となっている。
(webCG 曽宮)
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