■【コレはゼッタイ!】「トヨタRiN」:走るヘルシア緑茶
【車両概要】
「快適性の向上」と「心美しく健やかな生き方」を開発のテーマとしたコンセプトカー。「酸素濃度コンディショナー」や、心理状態に応じて適切なイメージ映像を映し出す「調心ステアリング」など、おもしろい機能が備わる。
【出展車紹介】「トヨタRiN」日本発“クルマの作法”を提案
■健康の考え方は正しいか
「乗れば乗るほど健康になるクルマ」というのがRiNのコンセプト。まさに凛とした姿勢で座れるシート、ドライバーの自立神経等々の状態をモニターする機構などが搭載され、心も体も健やかになれると謳われているのだけれど……クルマに乗ってなりたい健康って、本当にそういうものなんだろうか?
ステアリングを握っていると気分が思わず昂揚してくるリアルな走りの感覚とか、姿かたちを見ているだけで自分もあるいは周囲もワクワクしてしまうとか、そういう昔のクルマが持っていたクルマならではの楽しさを追求することの方が、よほど本当の健康に繋がるような気がするのだ、自分にとっても、社会にとっても。RiNのいう“健康”って、何だか健康グッズマニア的な“健康”に見えるのである。
(文=島下泰久)
■クルマ家電化の波は止まらない
最初に「ウソだろ?」と爆笑しつつも意外とアリかも? と思わせられたのは「トヨタRiN」だ。
その「背筋を伸ばして“凛”と座れる……」というメインコンセプトや「屋久杉をモチーフにした」エクステリアはともかく、各ディテール、ドライバーの心理状態を把握する「調心ステアリング」や「快適温熱シート」や「酸素濃度コンディショナー」「スポット加湿」などの機能は、将来どこかの主婦向けコンパクトカーが採用してもおかしくない。なんせなんたら抗菌仕様やUVカットガラスが大マジメに売れる国だ。クルマ家電化の波は止まらない。
加えて、前代未聞の『ビリーズ・ブート・キャンプ』の大ヒットなど、健康志向も高まる一方。こういうグリーンが基調の“走るヘルシア緑茶カー”が現れてもおかしくない……なーんて思いませんか?
(文=小沢コージ)
-
NEW
開幕まで1週間! ジャパンモビリティショー2025の歩き方
2025.10.22デイリーコラム「ジャパンモビリティショー2025」の開幕が間近に迫っている。広大な会場にたくさんの展示物が並んでいるため、「見逃しがあったら……」と、今から夜も眠れない日々をお過ごしの方もおられるに違いない。ずばりショーの見どころをお伝えしよう。 -
NEW
レクサスLM500h“エグゼクティブ”(4WD/6AT)【試乗記】
2025.10.22試乗記レクサスの高級ミニバン「LM」が2代目への代替わりから2年を待たずしてマイナーチェンジを敢行。メニューの数自体は控えめながら、その乗り味には着実な進化の跡が感じられる。4人乗り仕様“エグゼクティブ”の仕上がりを報告する。 -
NEW
第88回:「ホンダ・プレリュード」を再考する(前編) ―スペシャリティークーペのホントの価値ってなんだ?―
2025.10.22カーデザイン曼荼羅いよいよ販売が開始されたホンダのスペシャリティークーペ「プレリュード」。コンセプトモデルの頃から反転したようにも思える世間の評価の理由とは? クルマ好きはスペシャリティークーペになにを求めているのか? カーデザインの専門家と考えた。 -
トヨタ・カローラ クロスGRスポーツ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.10.21試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジに合わせて追加設定された、初のスポーティーグレード「GRスポーツ」に試乗。排気量をアップしたハイブリッドパワートレインや強化されたボディー、そして専用セッティングのリアサスが織りなす走りの印象を報告する。 -
SUVやミニバンに備わるリアワイパーがセダンに少ないのはなぜ?
2025.10.21あの多田哲哉のクルマQ&ASUVやミニバンではリアウィンドウにワイパーが装着されているのが一般的なのに、セダンでの装着例は非常に少ない。その理由は? トヨタでさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
2025-2026 Winter webCGタイヤセレクション
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>2025-2026 Winterシーズンに注目のタイヤをwebCGが独自にリポート。一年を通して履き替えいらずのオールシーズンタイヤか、それともスノー/アイス性能に磨きをかけ、より進化したスタッドレスタイヤか。最新ラインナップを詳しく紹介する。