■【出展車紹介】シトロエン/インテリジェントなエコカー「C-CACTUS」を出展
シトロエンは、コンセプトカーの「C-CACTUS」など、5台を展示する。
■ 21世紀の「2CV」!?
シトロエンが出展するコンセプトカー「C-CACTUS」は、“インテリジェントなエコカー”と謳われている。心臓部にはハイブリッドHDi、つまりディーゼルハイブリッドを据え、リッターあたり29.4kmの低燃費を誇る。
これだけならばエコカーとしてよくあるパターンだが、C-CACTUSの手柄は「基本機能に特化した」という部分にある。従来の同サイズのクルマに比べ、部品点数を約半分に削減したというのだ。そのため、ボンネットは固定式に、窓はスライディング式にするという割り切り方だ。内装では、ダッシュボードが省かれている。
「車の走行、乗り心地、および乗客の安全にとって必須でない部品を排除」し、原材料はできうる限りリサイクル素材を使用している。「こうもり傘に4つのタイヤをつけた」という「2CV」の思想を21世紀的にアレンジしたクルマと言えるかもしれない。
シトロエンにはもうひとつの顔として、ラリーでの活躍がある。こちらの価値を担うモデルが「C4 by LOEB」だ。
シトロエン・スポールのオフィシャルカラーである「ルージュアーデン」をまとったWRCレプリカの特別仕様車で、32台の限定発売となる。2004年から3年連続でWRCドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・ローブをモチーフにしている。
(別冊単行本編集室 鈴木)
新着記事
-
NEW
MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル(FF/7AT)【試乗記】
2025.9.8試乗記「MINIコンバーチブル」に「ジョンクーパーワークス」が登場。4人が乗れる小さなボディーにハイパワーエンジンを搭載。おまけ(ではないが)に屋根まで開く、まさに全部入りの豪華モデルだ。頭上に夏の終わりの空気を感じつつ、その仕上がりを試した。 -
NEW
第318回:種の多様性
2025.9.8カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。ステランティスが激推しするマイルドハイブリッドパワートレインが、フレンチクーペSUV「プジョー408」にも搭載された。夜の首都高で筋金入りのカーマニアは、イタフラ系MHEVの増殖に何を感じたのか。 -
NEW
商用車という名の国民車! 「トヨタ・ハイエース」はなぜ大人気なのか?
2025.9.8デイリーコラムメジャーな商用車でありながら、夏のアウトドアや車中泊シーンでも多く見られる「ハイエース」。もはや“社会的インフラ車”ともいえる、同車の商品力の高さとは? 海外での反応も含め、事情に詳しい工藤貴宏がリポートする。 -
フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンス(前編)
2025.9.7ミスター・スバル 辰己英治の目利き「フォルクスワーゲン・ゴルフ」のなかでも、走りのパフォーマンスを突き詰めたモデルとなるのが「ゴルフR」だ。かつて自身が鍛えた「スバルWRX」と同じく、高出力の4気筒ターボエンジンと4WDを組み合わせたこのマシンを、辰己英治氏はどう見るか? -
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】
2025.9.6試乗記空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。 -
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。