
マスターの広報用写真。メーカーがイタリアン・スタイルと呼んだスタイリングは、市場で競合するノックダウン生産の欧州車(オースチン、ヒルマン)に対抗して採用されたものだという。
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マスターの広報用写真。メーカーがイタリアン・スタイルと呼んだスタイリングは、市場で競合するノックダウン生産の欧州車(オースチン、ヒルマン)に対抗して採用されたものだという。
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現存する56年型マスター。ボディは重ね塗りされ、パテ埋めされた形跡も随所に見られるが、左前ウインカーレンズ以外は欠品は見当たらず、レストアベースとしてのコンディションは良好。
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タイリングはスッキリしているが、トラックシャシーを流用しているため、腰高に見えるのはしかたない。ホイール/タイヤは16インチ。
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インパネやステアリングホイールはクラウンRSと共通。計器類は円形メーターが速度計、横長コンビメーターは左から油圧/電流/燃料/水温計。
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タクシーキャブの「主役」である後席。トラックシャシーのためフロアが高く、乗降はややしずらい。シート地や内張もオリジナルのままである。
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昨年のニューイヤーミーティングにエントリーされた、キレイにレストアした56年型マスターライン・シングルピック。これも非常に貴重な存在である。
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59年3月に登場した2代目マスターライン。ベースは観音開きの初代クラウンに変更されたが、マスターラインの実績から名称が残されたわけである。
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マスターラインを名乗った最終モデルである、2代目クラウン・ベースの67年型マスターライン。同年秋にフルチェンジされた3代目クラウンからは、ついに商業車にもクラウンの名が冠せられることとなった。
『第3回:「死して名を残す」トヨペット・マスター(1955〜56)』の記事ページへ戻る