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アイルトン・セナが生涯最後のポールポジションを記録したのが、12年前のサンマリノGP。他界する前日のことだった。セナの最多ポールポジション記録「65回」を塗りかえたのが、12年前に同GPで勝利したシューマッハー。セナ亡き後のGP界をリードしつづけ、最多7回のワールドタイトルを獲得し、最多勝記録を更新中、そのほか多くのレコードを樹立したシューマッハーによる、ポールポジション記録更新の瞬間。(写真=Ferrari)
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ポールシッターのシューマッハー(手前)は好スタート。ルーベンス・バリケロのホンダを間に挟み、アロンソの青いルノーが5番グリッドからスタートしたが、狭いコースに行き場がなく、オープニングラップは4位どまり。レース序盤、このままシューマッハーが独走するかに思えたが……。(写真=Ferrari)
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最初のピット作業後、グレイニングによるグリップ不足に苦しむシューマッハー(左)にアロンソ(右)が追いつき、レース折り返し地点から終盤までノーズ・トゥ・テール状態がつづいた。
コンマ数秒差で迫るアロンソ。しかし追い抜きがいかに困難かは昨年のレースから理解していた。先んじて2回目のピットインを行ったルノーは、その翌周ピットに入ったシューマッハーを抜けずに作戦失敗。惜しくも2位に終わった。(写真=Renault)
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ホンダの憂鬱。予選では燃料を少なく積みジェンソン・バトン(左)、ルーベンス・バリケロが2、3位。だがバトンは2度目のピット作業中、完了を告げるロリポップマンのミスにより見切り発車してしまい給油ノズルをひきちぎるハプニングで後退、結果7位がやっと。バリケロは10位でレースを終えた。(写真=Honda)
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トヨタにとっても期待はずれの週末。予選6位のラルフ・シューマッハー(写真)は3回のピットストップ作戦でレースにのぞんだが、早々にセーフティカーが出され作戦にデメリットが生じ、また原因不明のグリップ不足に悩まされ、ポイント圏外の9位でゴールした。いっぽう地元で奮起したいヤルノ・トゥルーリは、ステアリング・コラムの不具合により5周でリタイアしなければならなかった。(写真=Toyota)
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スーパーアグリは4戦目にして初めて2台揃ってリタイア。佐藤琢磨(写真)は44周目にマシンがいうことを聞かなくなり戦列を去った。さらに井出有治はオープニングラップでクリスチャン・アルバースと接触、アルバースのマシンは5回転して止まり、セーフティカーが導入された。井出のマシンは左フロント・サスペンションにダメージを負い、その後はメカニカルな問題に苦しみ23周目でコックピットを降りた。(写真=Honda)
『【F1 2006】第4戦サンマリノGP、跳ね馬復活!シューマッハー大接戦を制し久々の快勝』の記事ページへ戻る
