
【スペック】全長×全幅×全高=4902×1957×1344mm/ホイールベース=2950mm/車重=1840kg/駆動方式=FR/5.8リッターV12DOHC48バルブ(540ps/7250rpm、60.0kgm/5250rpm)/車両本体価格=2990.0万円(日本仕様F1 Aモデル)
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【スペック】全長×全幅×全高=4902×1957×1344mm/ホイールベース=2950mm/車重=1840kg/駆動方式=FR/5.8リッターV12DOHC48バルブ(540ps/7250rpm、60.0kgm/5250rpm)/車両本体価格=2990.0万円(日本仕様F1 Aモデル)
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いわゆるフロントミドシップの恩恵で生じたノーズ部分の余裕を活かし、612では吸気ダクトの形状が改善された。よりダイレクトな吸気が可能となり、また、背圧の低減、コンプレッションの引き上げ(11→11.2:1)によって、575Mからの25psアップを実現した。
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ちょっとポップなデザインの空調ダイヤルが新しい。前後進を切り替える小さなシフターの横には、「スノー」「オート」モードのスイッチが設けられる。なお、マゼラーティ「クワトロポルテ」に採用された、上り坂での発進時、スロットルからブレーキペダルに踏み換えるときにクルマが後退するのを防ぐ「ヒルホルダー」システムは備わらない。
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サスペンションは、アンチダイブ/スクワットのジオメトリーを採る4輪ダブルウィッシュボーン。アーム類は軽合金製だ。アクティブダンパーを備え、ボディの「ロール」「ダイブ/スクワット」「バンプコントロール」を受け、わずか50ミリセカンドでダンピングを変化させる。なお、612の重心高は、456Mより20mm低い。
「0−400m加速」は12.3秒。一方、ストッピングパワーのためには、フロント345mm、リア330mmの穿孔通気式ディスクが奢られる。キャリパーは4ポットだ。
『フェラーリ612スカリエッティ(2ペダル6MT)【海外試乗記(後編)】』の記事ページへ戻る