「MINI」の国際ファンミーティングの会場から
2013.05.20 画像・写真「MINI」の国際ファン大会「インターナショナルMINIミーティング2013」が、2013年5月16日から19日の4日間にわたり、イタリア中部のムジェッロサーキットで開催された。
会場には欧州各国を中心に約3000台の新旧「MINI」が集結し、参加者数は約5000人。参加者の多くはテントで寝泊まりしながら、サーキット走行のほか、期間中に行われていたミッレミリア見物などを楽しんだ。18日夕方には、「遠来賞」「最も劣化した車」「最もうるさい車」など、さまざまなカテゴリーの表彰式が行われた。 また、イタリアで生産された「インノチェンティMINI」および、その後継であるベルトーネデザインのMINI愛好者も多数参加した。当時好評だったダイハツ製3気筒エンジンが搭載されていることを自慢するため、日本人の筆者を見つけるなり「モトーレ・ダイアーツ(ダイハツ製エンジン)最高!」など叫ぶオーナーもいた。
なお、次回2015年度は、リトアニアで開催されることが会期中に決まった。決定の瞬間、同国からやってきたクラブメンバーは互いに抱き合って喜んでいた。
(文=大矢アキオ、Akio Lorenzo OYA/写真=Akio Lorenzo OYA、Mari OYA)

パドックからサーキット内パレードに続々と登場する参加車たち。
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パドックからサーキット内パレードに続々と登場する参加車たち。
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参加記念品のサンシェードには「‘O SOLE MINI」の文字が。
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エントランスからサーキットコースに続く道。すでにのどかな光景が始まっていた。
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スイス北部ボーデン湖のほとりからやってきたメカニックのマルティンさんとバルバラさん(写真左の2名)と仲間たち。テントは旧ローバーの純正品をネットで探し当てて購入したという。
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バリエーションも多数来場した。これは「MINIモーク」のクラブ。2014年は誕生50周年を祝う。全世界での残存台数は、推定2万台とのこと。
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ヨコハマ・アドバン175/65R13タイヤで武装し、オーストリア中部からやってきたパトリック・モデレール君(写真左)。
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2800キロ離れたスコットランドからイタリア国旗色の「MINI」で参加し、遠来賞を獲得したジョンさん(写真右)。1935年生まれの今年78歳と聞いて、さらにビックリ! MINIの魅力は「ファン・トゥ・ドライブと、たくさん友達ができること」。
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イタリア生産の「インノチェンティMINIクーパー1300」。オーナーは、ハンガリーからスロベニア経由で1000km走ってきたキライさん。この前に、ミラノでインノチェンティのミーティングにも顔をだした。
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「俺の最高のオモチャだぜ」と言い放ったのは、イタリア南部サレルノから来たマルコさん30歳(写真左)。メタリックペイント、レカロシートそしてナルディステアリングなどでドレスアップ。車両価格+モディファイ費は、1万4000ユーロ(約184万円)だという。
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ローマからやってきたこの車両は、かつて存在した「ルノー4」の特別仕様「パリジェンヌ」と同様の籐を思わせる柄のプリントが施されている。
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「MINI」“パリジェンヌ”のオーナー、ヤヌアーリアさん(写真右)。このクルマは、古典車コレクターの夫が10年前に英国で見つけてきたという。娘のフランチェスカさん(写真左)とともに。
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「フィアット500」をベースに造られたビーチカー「ジョリー」を思わせる仕様。籐のシートが涼しげである。
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バイエルン州の自動車販売店オーナーが持ち込んだ「MINIクーパー」のリムジン仕様。
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ショップコーナーも楽しい。仏アルザスから来たルシアン&ジャクリーヌ夫妻が持っているのは、世界で一番有名なMINIオーナー、Mr.ビーンがこよなく愛するテディベアのレプリカ。
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砲弾型エナジードリンクの販売員。ひと瓶3ユーロ(約400円)と、お値段もちょっぴり強力だった。
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ベルトーネデザインの2代目「インノチェンティMINI」の愛好者たち。日本人の筆者を見るなり、「モトーレ・ダイアーツ(ダイハツ製エンジン)最高!」と叫んだ。
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近隣のガソリンスタンドにて。「MINI」の洗車5ユーロ。イベントが4日間であることを考えると、気合の入った看板である。
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筆者(写真左)近影。
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2015年開催地を射止めたリトアニアのクラブメンバー、イエヴァ(写真左)とアスタ(写真右)。 彼らの国には推定100台のクラシックMINIがあるという。
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サイケデリックなコスチュームで、行く先行く先注目を集めていたのは、スイスから来た女性二人組。