写真で体感「ルビコン トレイル」 ~ジープのアメリカ試乗会から(後編)
2013.07.22 画像・写真2013年7月中旬、アメリカ・カリフォルニア州を舞台としたジープの試乗会「Jeep Experience ルビコン2013」が開催された。ただしこれは、ごく一般的な試乗会にあらず。「ルビコン トレイル」と呼ばれる最も過酷なオフロードを、ジープの量産型モデルで走破しようというスペシャルイベントなのだった。日本からも、webCGスタッフを含む3名が参加(→動画も見られるイベントリポートはこちら)。実際、どんな内容だったのか? トレイルの模様を写真で紹介する。
(文=webCG 関 顕也/写真=webCG、クライスラーグループ)
→写真で体感「ルビコン トレイル」 ~ジープのアメリカ試乗会から(前編)

(前編からのつづき)最高難度の山岳路とされる「ルビコン トレイル」を行く、ジープの隊列。ふもとの出発点からおよそ12マイルの距離にある、キャンプ場を目指す。
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(前編からのつづき)最高難度の山岳路とされる「ルビコン トレイル」を行く、ジープの隊列。ふもとの出発点からおよそ12マイルの距離にある、キャンプ場を目指す。
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岩の階段を上っていくジープ隊は、総勢19台。傍らを歩いている黄色いTシャツ姿の人は、「トレイルガイド」と呼ばれる、いわばこの道のエキスパート。道中の難所で立ち止まり、クリアするためのコツを教えてくれる。
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11時に駐車場からスタートした一行は、夕方になってキャンプ場に到着。道中、パンクはおろかメカニカルトラブルの出た車両は一台もなかった。クルマのほうは、余裕の表情?
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キャンプ場の様子。写真左に見える屋根付きの場所は食事のスペースで、中央がキッチン。赤い「ジープ・ラングラー」のさらに右は、キャンプファイア用の広場になっている。
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場内には、なんとグランドピアノも。滞在中、豊富なレパートリーで一行をもてなしてくれた。
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運転に疲れた体に染みる(写真左から)アイスティー、ライムジュース、レモネード。立派なサーバーは見た目にもきれいで……ここが山奥の施設とは思えない。
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調理場。どうやら、メインディッシュの準備が始まったようだ。
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本場でいただくステーキ! 豊かな厚みに、思わずほほが緩む。
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ルビコン トレイルの晩ごはん。メインのステーキに添えられるのは、マッシュルームやパプリカ、じゃがいも、インゲンのソテー、そしてラザニアなど。最高です。
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ステーキも大きいが、ケーキもデカい。一切れでも辞書みたいなサイズだ。甘党には、まるで夢のような……。
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こちらはテントスペース。一張りを1人で使う。ベッドもランプも備え付けで、ちゃんとした家みたい。
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あたりがひんやりしてきたところで、キャンプファイア点火。ドライバーもスタッフのみなさんも、いい感じでまどろんでいる。
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グラスキャンドルやランタンにも火がともされる。山奥のキャンプ場は、だんだん幻想的なムードに。
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「ルビコン トレイル」2日目の朝。夜明けとともに、空がどんどん青くなる。
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6時。朝食のために用意された、鮮やかなフルーツをパチリ。美しい彩りに、眠気もすっきり。
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スイーツのほかに、ケーキ類もズラリ。思わずシャッターを切る筆者に「アンタ、写真ばっかり撮ってないで、食べないと」。
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これまたおいしそうな、ラージサイズのパイケーキ。写真で大きさを伝えきれないのが残念。
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2日目は、キャンプ場からの折り返し。初日とは逆に、スタートからいきなり難度の高い山岳路となる。
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ぬれた岩の階段を上る。ウエットで難度が上がるのは、サーキットも岩場も同じこと。タイヤはしばしばグリップを失い、さしものジープももがきだす。
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スタビライザーをフリーにして、フロントサスペンションのリーチを伸ばすことができる「ルビコン」モデル。複雑な地形でも、タイヤを自在に動かしてクリアしていく。
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一般的な“オープンカー”のイメージから遠いかもしれないが、ジープの「ラングラー」シリーズは、ルーフパネルを取り外すことができる。開放感たっぷり。ただしルビコン トレイルにおいては、降りかかる埃(ほこり)もたっぷり。
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後続車のドライバーも思わず息をのむ、登りの狭小路。クルマにとっては、お茶の子さいさい?
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すれ違う対向車を待ったり、前走車が難所でつかえたり。ルビコン トレイルでは、車列がしばしば足踏みする。まるで高速道路の渋滞シーンのよう。
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土ぼこり舞う“最高の悪路”を、スタッフとジープが連れ立って歩む。
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今回このアタックに参加したのは、オーストラリア、中国、韓国、日本、シンガポールのジャーナリストやプレスなど。これに先立ち、欧州各国のチームも体験したそうだが、聞けば、われわれの次にエントリーしているのはアメリカ合衆国陸軍(!)とのこと。つくづく、レベルの高い道である。