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2013年4月の上海モーターショーでデビューした新型「ギブリ」。
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車名の「ギブリ」とは、北アフリカのリビアから地中海に向けて吹く熱風のこと。
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全長は4971mmで、ホイールベースは2998mm。「クアトロポルテ」と比べてそれぞれ291mmと173mm短い。ボディーのCd値は0.31。
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「ギブリ」の名を持つモデルとしては、今回が3代目。かつてマセラティには、「ミストラル」「ギブリ」「カムシン」など、車名に風の名前を付ける伝統があった。
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「ギブリ」には3リッターV6ガソリン・ツインターボ2種類(330psと410ps。写真は前者)と、同じく3リッターV6のディーゼルターボ(275ps)が搭載される。
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4WDモデル「Q4」の透視図。トランスファーケース内に電子制御の湿式多板クラッチが備わり、駆動力を前0:後ろ100から50:50まで変化させる。変化に要する時間が150ミリ秒(0.15秒)と早いのが自慢。
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メカニズム的には「クアトロポルテ」との共用部分も多いが、インパネには「ギブリ」専用のデザインが与えられる。よりカジュアルでスポーティーな印象。
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4WDの「ギブリS Q4」のメーター。中央のディスプレイには駆動力配分(写真では前0:後ろ100)も表示される。
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「ギブリS Q4」の室内。よりサポート性に優れた形状のレザーシートが装着される。
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リアアクスルにはLSDが装着される。ロッキングファクターは加速時が35%で減速時が45%。
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トランスミッションは8AT。「クワトロポルテ」と同様に、燃費を重視した高効率モード「I.C.E.」が用意される。
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リアシートは3人掛けで、乗車定員は5人。「ギブリS Q4」(写真)ではレザーシートが標準となる(欧州仕様の場合)。
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トランク容量は500リッター。リアシートは60:40の分割可倒式。
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日本に導入予定のモデルは、ベースグレードの「ギブリ」(写真)、高性能版の「ギブリS」(今回試乗車は用意されず)、そしてその4WD版である「ギブリS Q4」。
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サスペンション形式は前がダブルウィッシュボーンで、後ろが5リンク式。オプションで「スカイフック・アダプティブ・ダンピングシステム」を選択することができる(欧州仕様の場合)。
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「ギブリS Q4」には、より高性能な410psの3リッターV6ツインターボエンジンが搭載される。
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「ギブリS Q4」ではポルトローナ・フラウのレザーフィニッシュとウッドトリムが標準。さらにオプションでアルカンターラのルーフライナーやカーボントリムなどを選ぶこともできる(欧州仕様の場合)。
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「ギブリ」にはマセラティ初のディーゼルエンジン搭載車も設定される。エンジンスタート&ストップシステムを備え、5.9リッター/100km(約17.0km/リッター)という燃費を誇る。
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日本への導入時期は、高性能版の「ギブリS」(FR)と「ギブリS Q4」が2013年11月、ベースグレードの「ギブリ」が2014年3月となる予定。価格は未定。
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マセラティ・ギブリ
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マセラティ・ギブリS Q4
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マセラティ・ギブリ ディーゼル
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