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今年50周年を迎えた「ポルシェ911」はテーマ車のひとつ。オープニングイベントでも出展車のうち2台が展示された。こちらはカルマン社とともに製作された幻のカブリオレの試作車。
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手前は1963年に製造された「ポルシェ911」、当時はまだ「901」のプロトタイプ。外装はディテール以外ほぼ完成しているが、室内はメーターまわりなどさまざまな所に「356」ゆずりの部分が見られるなど結構異なっている。
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コンクール当日。会場に入ると、まずは各メーカーのコンセプトカーが一堂に会するコーナーが。ポルシェがフランクフルトショーで正式に公開する予定の「918スパイダー」も並んでいた。
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コンクール参加者は年式やタイプなどからクラス分けされる。こちらは「アンティーク」クラスで3位となった「ポープ・トレド タイプXII ロワ デ ベルジュ 7パッセンジャー ツーリング」(1906年)。クルマもいいけれど、出展者のコスプレも見もの!
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今回のテーマ車のひとつだったシンプレックスは、1904年にニューヨークにて創業した自動車メーカー。写真は「シンプレックス38HP ホルブルック 5パッセンジャー トーペード フェートン」(1913年)。38psを発生するエンジンは排気量7.8リッターだ。
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「PREWAR PRESERVATION」、つまり戦前の未再生車クラスで2位に入った「ヴォワザン・クレリエール ベルリーヌ」(1935年)。フランス・ヴォワザン社でもっとも有名なモデルといえる「C25」は、空力ボディーにに直列6気筒3リッターエンジンを搭載する。雰囲気はサイコー。
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木曜日、コンクール・デレガンスのオープニングイベントにてスピーチする日産自動車チーフクリエイティブオフィサーの中村史郎氏。氏にとって今回は、審査員を務めて10回目という記念すべき年だったのだ。
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「フェラーリ・グランド・ツーリング」クラス2位の「フェラーリ212インテル ヴィニャーレ クーペ」(1952年)は、さすがの素晴らしいコンディション。フィンの付いた“ジェット世代”のスタイリング、黒と緑に塗り分けられたボディーが魅力的だ。
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テーマ車だけあって数多くの、それもストーリーをもったモデルが並んでいた「ポルシェ911」。「911S GTクーペ」は、見ての通り1968年のマラソン・デ・ラ・ルート、つまりニュルブルクリンク84時間耐久レースの優勝車両そのものなのだ。
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創業50周年を迎えたランボルギーニも、さまざまなモデルが並んでいた。手前はクラス2位となった「ランボルギーニ・カウンタックLP400」(1976年)。その後ろには素晴らしいコンディションの「エスパーダ」も。
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写真では、ごく普通に見えるかもしれない、この「ポルシェ911クーペ」(1965年)の何がすごいかといえば、そのコンディション。レストア車ではない未再生車ながら、どこから見ても、まるでタイムスリップしてきたかのように新車同然なのだ。
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戦前のアルファ・ロメオ黄金時代を築いたレーシングスポーツである「8C」シリーズも多数集結。何と28台がずらりと勢ぞろいしていた。一番右は「8C2300ツーリングスパイダー」、左は同「コルサ」である。
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珍しいオリーブグリーンメタリックで塗られた「ポルシェ911Sクーペ」(1969年)は、フェルディナント・ポルシェの長男であり「356」の生みの親、フェリー・ポルシェが新車で発注したもの。今も素晴らしいコンディションが保たれている。
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北米では圧倒的にコンバーチブルの人気が高かった「ポルシェ356」の後継車である「911」も、当然オープンボディーが検討された。しかし北米の安全基準を満たせず、結局「タルガ」が世に出ることになる。これは1964年製の貴重なカブリオレの試作車だ。
『第198回:クラシックカーに浸る週末 ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2013を観る』の記事ページへ戻る