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7年ぶりのフルモデルチェンジによって登場した3代目「MINI」。2013年の東京モーターショーで世界初公開され、日本では2014年4月に発売された。
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ボディーサイズは、全高は2代目と同じだが、全長は95mm、全幅は40mm拡大。ホイールベースも30mm長くなっている。
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メーターやインパネ中央のモニター画面、エアコンの吹き出し口など、各部に丸いデザインをあしらった特徴的なインテリア。5種類の加飾パネルが用意されるなど、オーナーの好みに応じたアレンジが可能となっている。
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「クーパー」「クーパーS」とも、オプションで光軸を自動制御する「アダプティブ・ヘッドライト」を設定。よく見ると、レンズの脇には「MINI」のロゴがあしらわれている。
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前席はシートの構造の見直しによって、各部の調整幅が拡大。より自然な着座姿勢がとれるようになった。
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後席は肩まわりのスペースやフットスペースを中心に、居住性が改善された。
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インパネの中央に備えられた8.8インチの液晶ディスプレイ。周囲に配されるLED照明は、カーナビの案内表示や「MINIドライビング・モード」のモード選択などに応じて色が変化する。
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インパネからドアに移されたウィンドウスイッチ。
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シフトノブの手前に装備されたAV機器の操作パネル。ダイヤル式のコントローラーをはじめ、基本的な操作方法はBMWの「i-Drive」とおおむね共通だ。
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動力性能は0-100km/h加速がMT仕様で7.9秒、AT仕様で7.8秒というもの。最高速はともに210km/hと公表されている(いずれも欧州仕様の値)。
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「クーパー」に搭載される1.5リッター直3ターボエンジン。従来モデルの1.6リッター直4自然吸気エンジンと比べ、最大トルクを約40%向上させつつ、同時に燃費も約15%改善している。
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「クーパー」の足まわりは175/65R15サイズのタイヤに減衰力固定式のダンパーの組み合わせが標準だが、テスト車にはオプションの205/45R17サイズのタイヤと可変ダンパーが装備されていた。
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トランスミッションは6段ATと6段MTの2種類が設定される。走行モード調整機構の「MINIドライビング・モード」は、シフトノブの根元に備わるリング状のコントローラーで操作する。
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新型「MINI」は、インフォテインメントシステムや安全に関する装備も充実。車載モニターを介してツイッターやフェイスブックなどにアクセスできる機能や、追突事故を回避、もしくは被害を軽減する緊急自動ブレーキ、前走車追従型のクルーズコントロール機能などが、オプションで用意される。
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オプション装備のヘッド・アップ・ディスプレイ。車速などの表示に加え、カーナビと連動した矢印によるルートガイダンス機能も備わる。
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速度計は従来モデルではインパネの中央に備わっていたのに対し、新型ではステアリングコラムの上に移されている。
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ラゲッジルームの容量は211リッター。後席には6:4分割の分割可倒機構が備わる。(写真をクリックすると、シートの倒れる様子が見られます)
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MINIクーパー
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