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テスト車は5ドアの「プレステージ」。植物の模様を施したアルミの加飾パネルは「ボタニカル」と呼ばれるオプションで、これを含め、全グレードで6種類のデザインが用意されている。
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特徴的なダイヤル式のシフトセレクター。路面状況に応じて走行モードを選ぶ「テレインレスポンス」は、ダイヤル式ではなく、方向指示ボタンでモードを選ぶタイプとなっている。
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コンパクトなサイズと9段ものギア数が特徴のZF製「9HP」。ちなみに、文中のツェッペリン財団とは、ZF社のおよそ94%の株式を保有する大株主である。
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「9HP」の内部に組み込まれる遊星歯車機構。ギア比は1速から順に、4.713、2.842、1.908、1.382、1.000、0.808、0.699、0.580、0.480となっている。
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9段ATを搭載した「イヴォーク プレステージ」の燃費は10.6km/リッター。ちなみに6段ATの頃はアイドリングストップ機構が非採用だったこともあり、燃費は9.0km/リッターだった(いずれもJC08モード)。
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車両の走行状況はメーターナセルのマルチインフォメーションディスプレイでチェック可能。高速道路での瞬間燃費はおおむね14km/リッター台となっていた。
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エンジンは最高出力240psを発生する2リッター直4直噴ターボ。本国仕様にはディーゼルエンジンなども存在するが、日本に導入されているのは、このユニットのみとなっている。
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「プレステージ」のシート表皮はオックスフォード・レザーが標準。シートとインテリアの色については、全6種類の組み合わせが用意されている。
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リアシートは6:4の分割可倒式で、アームレストスルー機構は備わっていない。
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「イヴォーク」のラゲッジルーム。テスト車にはオプションの「ラゲッジスペース・レール」が装備されていた。
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ランドローバーのモデルの中では比較的オンロードよりの「イヴォーク」だが、最低地上高は210mm、最大渡河水深は500mmと、十分な悪路走破性能も備えている。
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タイヤサイズは235/55R19。オプションで20インチのアルミホイールと245/45R20サイズのタイヤも用意されている。
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「イヴォーク」は、ブレーキ制御によってコーナリング時のアンダーステアを抑制するシステム「トルク・ベクタリング バイ ブレーキ」を全車に採用している。
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フロントグリルに設けられたレーダーセンサー。アダプティブクルーズコントロールや、エマージェンシーブレーキアシストなどの各種アクティブセーフティー機能に用いられるものだ。
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ランドローバー・レンジローバー イヴォーク プレステージ
『ランドローバー・レンジローバー イヴォーク プレステージ(4WD/9AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る