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発売から約2年半で“ビッグマイナーチェンジ”を受けた「アウトランダー」シリーズ。「PHEV」はガソリン仕様に遅れること約1カ月、2015年7月9日に発売された。PHEVの販売目標は月間1000台(2015年度)。
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インパネのデザインは従来型に準じる。新型ではセンターコンソールのデザインが改められたほか、インパネやドアトリムのオーナメントパネルの柄が変更された。
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2リッター直4エンジンに2基の駆動用モーターを組み合わせたPHEVパワーユニットの出力とトルクは従来型と同じ。ただしハイブリッド燃料消費率(JC08モード)が18.6km/リッターから20.0km/リッター(Gプレミアムパッケージ)に改善されている。
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リアもよりSUVらしい力強いデザインに改められた。バンパー下部にはスキッドプレート形状が採用された。
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最上級グレードの「Gプレミアムパッケージ」では、従来と同様に本革シートが標準で装備される。今回、新色のブラウン(写真)が設定された。
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ドアトリムに斜めのステッチが施された。また、オーナメントパネルの質感が見直された。
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リアシートにはリクライニング機構が備わる。
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「PHEV」は2列シート・5人乗り仕様のみ。「Gプレミアムパッケージ」ではテールゲートの電動開閉機構や100V AC電源(1500W。右後輪ホイールハウスに位置)が標準装備となる。
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新型ではサスペンション取り付け部の剛性を強化し、操舵(そうだ)に対する応答性と正確性を向上させている。
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ヘッドライトは、メインランプ、ポジションランプともにLEDが標準。
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ステアリングホイールは3スポークタイプから新デザインの4本スポークタイプへ。
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センターコンソールも新デザインに変更された。工芸品の「漆箱」をモチーフにしているという。
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リアコンビネーションランプも新デザインに。LED化された。
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サスペンションまわりでは、フロントのクロスメンバーが新設計のものに変更されたほか、リアのショックアブソーバーのシリンダー径が拡大(25→30mm)された。
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ホイールはツートンの切削光輝タイプに変更された。
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登場当初オプションだった急速充電機能は、2014年4月の一部改良で標準装備化されていた。新型でも、もちろん標準装備となる。
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新型は加速性能も見直されている。プラグインハイブリッドシステムやモーターの制御が見直され、発進時や走行時の加速やレスポンスが高められている。
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三菱アウトランダーPHEV Gプレミアムパッケージ
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『三菱アウトランダーPHEV Gプレミアムパッケージ(4WD)【試乗記】』の記事ページへ戻る