吉田由美の“聖地”アウトシュタット訪問記
2011.05.19 画像・写真2011年5月上旬。南仏で新型「フォルクスワーゲン・ゴルフカブリオレ」の試乗会に参加した後、少し足を伸ばしてフォルクスワーゲンの本社がある“聖地”ヴォルフスブルクまで行ってきました! ここにはフォルクスワーゲンのテーマパークともいえる「アウトシュタット」があります。私も初めてのアウトシュタット。その魅力を写真でたっぷり紹介します。 (文と写真=吉田由美)

ハノーバー空港からヴォルフスブルクまでは、ドイツ名物の高速道路「アウトバーン」で。反対車線が工事中のため、ただいま車線が減ってます。標識はシンプルでわかりやすいのが一番!
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ハノーバー空港からヴォルフスブルクまでは、ドイツ名物の高速道路「アウトバーン」で。反対車線が工事中のため、ただいま車線が減ってます。標識はシンプルでわかりやすいのが一番!
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ドイツ・ヴォルフスブルクにあるフォルクスワーゲンの本社ビル。意外とこぢんまりしていて、古〜い感じ……。
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アウトシュタット内の見取り図。ちなみに「アウトシュタット」とは、ドイツ語で「自動車の街」という意味。敷地面積は26万平方メートル。2000年にオープンして以来、来場者数はすでに2000万人以上(!)とのこと。
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この4本の煙突が、フォルクスワーゲン本社工場の目印。アウトシュタットは、このヴォルフスブルクの本社工場に隣接しています。こちらの工場では、「ゴルフ」「ゴルフプラス」「トゥーラン」「ティグアン」が生産されています。
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本社工場見学はこちらのトラム風バス(?)で巡る約40分のコース。残念ながら撮影は不可。なので、トラム内部の写真はありません。このバスは、フォルクスワーゲンオリジナルといった感じで、「アウディTT」のエアコン吹き出し口が使用されていたりします。(笑)
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ランチは「フォルクスワーゲン・グループ・フォーラム」内にある麺類のお店「庵庵(あんあん)」。その名のとおり、メニューは、うどんやそば、ラーメンなど日本の麺類ばかり。ディスプレイはとてもキュートですが、お味のほうは……(微妙)。
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今回、撮影のアテンドをしていただいたのは、ご覧のアウトシュタット美人広報さま。後で、タワーの屋上へ行くため、地上48mの床下丸見えルート(!)を歩くのですが、高い所が好きな私でもビビったそこでも、広報女史は全然動じません。恐るべし! ドイツ女子!
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博物館内の展示車は企画ごとに変わるそうです。私が行った時には、自動車誕生125周年を記念して、世界で初めてカール・ベンツが作ったとされる自動車(写真)が展示されていました。メーカーの垣根を越え、ドイツではこの自動車の記念すべき年をお祝いしているようです。
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展示車の中で、私の目にとまったクルマはこちら。ゴールドのボディにスワロフスキーがちりばめられた「Identitat durch」デザインの「ビートル」。やっぱりキラキラ好き……。
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アウトシュタットの敷地内には、フォルクスワーゲンはもちろん、アウディ、シュコダ、セアト、ランボルギーニのパビリオンがありました(残念ながらこの日はフォルクスワーゲンのパビリオンがお休み)。ランボルギーニパビリオンでアトラクションが行われると、一瞬、建物の外に「ムルシエラゴ」が姿を現します。こんな形で!
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こちらの「ブガッティ・ヴェイロン」は鏡面仕上げ! オラフ・ニコライという芸術家が“アートした”、世界で1台だけのモデルだそうです。ただでさえ2億円もするヴェイロンなのに……値段をつけるとなるといったいおいくらになるのやら!?
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アウトシュタットでは、一般の納車も行われるんです。各国からぞくぞく、購入した(フォルクスワーゲングループの)クルマを引き取る人が訪れます。納車待ちのクルマが一時的に格納されるのが、このふたつの「カータワー」。1塔に400台がおさまっています。オーナーが来場すると、クルマはこのタワーから隣の「カスタマーセンター」に移動。その数、1時間に約120台!
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こちらが「カータワー」の内部。1台ずつ外側を向くように止められます。動作は全て自動。
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コンテナ風のエレベーターでカータワー最上階へ。地上48mは、20階建てビルに相当する高さだとか。移動中は、もちろんシートベルト着用です!
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エレベーターで普通に行けるのは、最上階まで。今回は特別に(笑)、さらにその上の屋上まで案内していただきました。屋上の床は、カブリオレの幌の上を歩いている感触で……(って、歩いたことないけど)。
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アウトシュタット名物、「カレーソーセージ」。カスタマーセンター2階のレストランでいただけます。
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納車の順番は、こちらの電光掲示板で確認します。納車式そのものはこのフロアの下の階で行われるのですが、納車待ちの間に、人々はカータワーに行ったり、博物館へ行ったりと、アウトシュタット見物を楽しむわけです。
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セアトのパビリオン入り口には、大量のドアミラーのオブジェ。なんとなく不気味だと思うのは私だけでしょうか……。
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敷地内にはお花や、いろいろなアートが随所に置かれています。写真にあるのは「ソーラーライト」。「フォルクスワーゲン・グループ・フォーラム」内のショップで、小さなスーパーボール版(?)が購入できます。
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「フォルクスワーゲン・グループ・フォーラム」2階にはサスティナビリティをテーマにした「レベルグリーン」があって、「環境」「社会」「経済」を、フォルクスワーゲン流にアートで表現しています。