-
1/171993年に登場した3代目「ホンダ・インテグラ」。丸目プロジェクター4灯の顔つきはピニンファリーナ(デザイナーはエンリコ・フミア)の「アルファ・ロメオ・スパイダー/GTV」との近似性がよく指摘されるが、デビューはこちらのほうが先である。
-
2/171995年のマイナーチェンジで、先代を思い起こさせるおとなしい顔つきに変えられた「ホンダ・インテグラ」。
-
3/172000年に登場した2代目「スバル・インプレッサ」。俗に「丸目」と呼ばれる最初の顔つき。
-
4/172002年のマイナーチェンジで「涙目」となった「インプレッサ」。
-
5/172005年には“スプレッドウイングスグリル”を採用して「鷹目」になった。
-
6/171965年に登場した2代目「日産セドリック」。コンセプトカーの「キャデラック・ジャクリーヌ」に始まり、市販車では「プジョー204」などにも通じる、当時のピニンファリーナが好んだマスクと、テールに向かってなだらかな弧を描くラインが特徴。
-
7/171968年にマイナーチェンジを受けた「セドリック」。スクエアな印象のマスクは、1971年に登場する次世代の230型に受け継がれた。この角度からはわかりにくいが、リアフェンダーのラインも直線的に修正されている。
-
8/171967年「いすゞ・フローリアン」。6ライトのサイドウィンドウと異形2灯ヘッドライトが特徴的な欧州調のサルーンだった。
-
9/171977年にマイナーチェンジされた「フローリアン」。新しいマスクに違和感を訴える声はあったものの、同時に追加設定されたディーゼルエンジン搭載車が石油危機後の省資源ムードと合致してセールスは上向いた。
-
10/171998年「フィアット・ムルティプラ」。この顔つきを見ると、筆者は赤塚不二夫のマンガ『もーれつア太郎』に登場する「デコッ八」を思い出す。
-
11/172004年にマイナーチェンジされた「ムルティプラ」。フィアットの同時代車「プント」や「スティーロ」などに通じる無難な顔つきとなった。
-
12/171993年「ホンダ・トゥデイ」。テールはクリフカット風で、独立したトランクを備えていた。
-
13/171996年のマイナーチェンジでテールゲート付きのハッチバックとなった「トゥデイ」。見た目は平凡になったが、利便性は向上した。
-
14/171978年「日産パルサー」。2ボックスだが当初は独立したトランクを持つ4ドアのみで、追って3ドア、そして5ドアのハッチバックが加えられた。
-
15/171981年に2度目のマイナーチェンジを受けた「パルサー」。ちなみに前年のマイナーチェンジの際に4ドアは廃止されており、これは5ドアハッチバックとなる。
-
16/17EGI(電子制御インジェクション)仕様の1.4リッター直4 OHVのA14E型を積んだ「パルサー」のエンジンルーム。エンジンの下にトランスミッションが位置する2階建てのイシゴニス式を採用していた。
-
17/17日産で初めてカムシャフトをコッグドベルト駆動とした1.5リッター直4 SOHCのE15E型に換装されたエンジンルーム。エンジンとトランスミッションを直線上に並べるジアコーザ式となり、エンジンが右寄りにオフセットしていることが、ストラットタワーとの位置関係からおわかりいただけるだろう。

沼田 亨
1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。
デイリーコラムの新着記事
-
商用車という名の国民車! 「トヨタ・ハイエース」はなぜ大人気なのか?NEW 2025.9.8 メジャーな商用車でありながら、夏のアウトドアや車中泊シーンでも多く見られる「ハイエース」。もはや“社会的インフラ車”ともいえる、同車の商品力の高さとは? 海外での反応も含め、事情に詳しい工藤貴宏がリポートする。
-
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性 2025.9.5 あのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。
-
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代 2025.9.4 24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。
-
マツダの将来を担う次世代バイオディーゼル燃料 需給拡大に向けた最新の取り組みを知る 2025.9.3 ディーゼルエンジンを主力とするマツダにとって、カーボンニュートラルを実現した次世代バイオディーゼル燃料は生命線ともいえる存在だ。関係各社を巻き込んで需給拡大を図るマツダの取り組みと、次世代燃料の最新事情を紹介する。
-
意外とクルマは苦手かも!? 自動車メディアの領域で、今のAIにできること、できないこと 2025.9.1 AIは今や、文章のみならず画像や動画もすぐに生成できるレベルへと発展している。では、それらを扱うメディア、なかでもわれわれ自動車メディアはどう活用できるのか? このテクノロジーの現在地について考える。
新着記事
-
NEW
MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル(FF/7AT)【試乗記】
2025.9.8試乗記「MINIコンバーチブル」に「ジョンクーパーワークス」が登場。4人が乗れる小さなボディーにハイパワーエンジンを搭載。おまけ(ではないが)に屋根まで開く、まさに全部入りの豪華モデルだ。頭上に夏の終わりの空気を感じつつ、その仕上がりを試した。 -
NEW
第318回:種の多様性
2025.9.8カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。ステランティスが激推しするマイルドハイブリッドパワートレインが、フレンチクーペSUV「プジョー408」にも搭載された。夜の首都高で筋金入りのカーマニアは、イタフラ系MHEVの増殖に何を感じたのか。 -
NEW
商用車という名の国民車! 「トヨタ・ハイエース」はなぜ大人気なのか?
2025.9.8デイリーコラムメジャーな商用車でありながら、夏のアウトドアや車中泊シーンでも多く見られる「ハイエース」。もはや“社会的インフラ車”ともいえる、同車の商品力の高さとは? 海外での反応も含め、事情に詳しい工藤貴宏がリポートする。 -
フォルクスワーゲン・ゴルフRアドバンス(前編)
2025.9.7ミスター・スバル 辰己英治の目利き「フォルクスワーゲン・ゴルフ」のなかでも、走りのパフォーマンスを突き詰めたモデルとなるのが「ゴルフR」だ。かつて自身が鍛えた「スバルWRX」と同じく、高出力の4気筒ターボエンジンと4WDを組み合わせたこのマシンを、辰己英治氏はどう見るか? -
ロイヤルエンフィールド・クラシック650(6MT)【レビュー】
2025.9.6試乗記空冷2気筒エンジンを搭載した、名門ロイヤルエンフィールドの古くて新しいモーターサイクル「クラシック650」。ブランドのDNAを最も純粋に表現したという一台は、ゆっくり、ゆったり走って楽しい、余裕を持った大人のバイクに仕上がっていた。 -
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。