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2/19スバルがトヨタと共同開発したFRスポーツカー「スバルBRZ」がフルモデルチェンジ。2021年7月29日に発表された2代目は、「安心と愉(たの)しさを高次元でバランス、正常進化した走りのスポーツカー」をコンセプトに開発し、トヨタ版の「GR 86」との差異化を明確にしたという。
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3/19新型「BRZ」はベーシックな「R」と充実した装備が特徴の「S」の2グレードをラインナップ。いずれもトランスミッションは6段MTと6段ATから選択可能で、今回は車両本体価格が332万2000円となるBRZ Sの6段MT車に試乗した。
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4/192代目「BRZ」のインテリア。ダッシュボードの基本骨格は従来型をベースにしているが、水平基調を強調するパネルデザインの採用に加え、エアコンの吹き出し口や各種スイッチの形状を変更するなどしてリファインされている。
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5/19マットダークグレーの18インチホイールに、215/40R18サイズの「ミシュラン・パイロットスポーツ4」タイヤが標準装備される「BRZ S」の足まわり。ホイールは細身の10本スポークデザインを採用し、運動性の高さを表現したという。
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6/19新型「スバルBRZ」には7種類のボディーカラーが用意されている。今回の試乗車がまとっていた「イグニッションレッド」は、5万5000円の有償色。レッドの下塗りを追加した特別な3層構造3コートを採用し、発光するような鮮やかさを際立たせたという。
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7/197インチTFT液晶パネルとLCDセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーター。左側のマルチインフォメーションディスプレイには、電圧/油温計やパワー&トルクカーブ、Gモニターなどが切り替え表示できる。
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8/19フレームから新設計された「BRZ」のフロントシート。ウルトラスエードと本革のコンビネーション表皮で仕立てられている。より広い範囲に体圧を分散させながら、すり鉢形状のクッションばねにより、ホールド性を向上。乗員との一体感を高めたという。
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9/192人掛けとなる「BRZ」の後席。決して広くはないが、荷物置きや短距離用の乗員スペースとして重宝する。背もたれにはスルーローディング機構が内蔵されており、背もたれを倒した際には荷室から続くフラットな床面が現れる。
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10/19新型「スバルBRZ」の外寸は全長×全幅×全高=4265×1775×1310mm、ホイールベースは2575mm。スバル初となるアルミルーフの採用に加え、シートやマフラー、プロペラシャフトの軽量化などで車重は1270kgに抑えられている。
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11/19初代モデルの2リッターから2.4リッターに排気量がアップされた自然吸気の水平対向4気筒エンジン。最高出力235PS/7000rpm、最大トルク250N・m/3700rpmを発生する。
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12/19クラッチ容量の拡大やギアの強度アップにより高出力化に対応した6段MTを採用。操作する頻度が高く斜めの動きとなる2→3速、4→5速方向のシフトゲート形状を見直し、引っかかり感を小さくしている。
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13/19新型「BRZ」のサスペンション形式は初代モデルを継承。前マクファーソンストラット式、後ダブルウイッシュボーン式となる。重心高は初代モデルよりも4mm引き下げられた456mmと発表されている。
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14/19ポジションランプとエクステンションで、スバル車に共通するCシェイプモチーフを表現する新型「スバルBRZ」のヘッドランプ。全車にオートレベライザーとステアリング連動機能が組み込まれた、フルLEDランプが採用されている。
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15/19エキゾーストマニホールドからメインマフラーまでの距離を短くすることで、軽量化を実現したという新型「BRZ」のエキゾーストシステム。センターコンソール裏側に配置されたスピーカーでエンジン回転数に応じた電子サウンドを再生する「アクティブサウンドコントロール」も装備されている。
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16/19後席を使用する通常時の荷室容量は237リッター。後席の背もたれを倒せば(写真)、18インチのタイヤ4本とヘルメット、工具などを無理なくおさめることができるという。後席背もたれは一体可倒式で、荷室/室内のいずれからも倒すことができる。
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17/19「BRZ」の車検証上の前後重量配分は55:45だが、MT車の2人乗車時では初代モデルと変わらず同53:47を維持。今回の試乗ではなだらかなゲインの立ち上がりや、コーナーでのスムーズな荷重移動が実感できた。
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18/19スバルBRZ S
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渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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