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1/112021年4月、就任会見に臨む本田技研工業の三部敏宏 代表取締役社長。会見で触れられた「2040年以降はグローバルでガソリンエンジン車の販売を行わない」という方針は、大きな衝撃をもって迎えられた。
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2/11三部敏宏 本田技研工業社長の会見から5カ月後の2021年9月末、本田技術研究所の新社長である大津啓司氏(写真)は、ホンダの“具体的な取り組み”について説明した。写真中央はそのひとつである電動垂直離着陸機「ホンダeVTOL」の模型。
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3/11自動車の世界ではガソリンエンジン車から電気自動車や燃料電池車への移行を進めるホンダ。航空機の分野では、ガスタービンパワージェネレーションシステム(写真)を使ったハイブリッドシステムの開発が進められている。
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4/11「ホンダeVTOL」の完成はまだ先だが、運用可能な機体は100%実現できるという。
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5/11ホンダの資料から。「eVTOL」の開発には、小型航空機「ホンダジェット」はもちろん、モータースポーツの最高峰であるF1や、電気自動車、自動運転車などで培ってきたコア技術が生かされている。
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6/11「eVTOL」を使ったモビリティーエコシステムのイメージ。地上を移動するモビリティーとの連携が想定されている。
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7/11「eVTOL」は、ガスタービンハイブリッドシステムが発生する電力で複数のローターを駆動し飛行する。一機あたりの定員は4人。
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8/11時間や空間の制約を超える“4次元のモビリティー”ともいえるのが「アバターロボット」。この分身ロボが普及した社会では、例えば、医師が遠隔地から救急患者を診ることも可能になる。
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9/11ホンダは現在、JAXAと共同で宇宙領域における研究・開発を行っている。写真は、月面における循環型再生エネルギーシステム活用のイメージ。
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10/11水を使った循環型エネルギーシステムを可能にする装置(展示用)。太陽光を使った発電・蓄電システムもイメージされやすいが、大型のバッテリーを地球から輸送することが前提となるなど課題が多いという。
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11/11本田技術研究所の大津啓司社長は、これから新たなモビリティーの創造を通じて移動にまつわる価値を変え、社会をより良く変えていくと意気込む。

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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