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2/312022年7月に発表・発売された4代目「日産エクストレイル」。車両骨格に新世代の「CMF-C/D」プラットフォームを用いるなど、従来型から全面的に設計が刷新された。(写真:向後一宏)
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3/31大幅に質感が向上したインテリア。メーターパネルは「S」「S e-4ORCE」が機械式の速度計およびエンジン回転計と、インフォメーションディスプレイの組み合わせ。その他のグレードは12.3インチのフル液晶となる。(写真:向後一宏)
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4/31初代「エクストレイル」(写真上)は、若者向けの手ごろなSUVとして2000年に登場。2007年に登場した2代目(同左)はキープコンセプトで、2013年デビューの3代目で大幅にイメージを刷新。また同世代で初めてハイブリッドモデルが設定された。
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5/312022年7月の発表会の様子。可変圧縮比ターボエンジンと組み合わせた「e-POWER」や電動4WD「e-4ORCE」などのハイテクを盛り込んだこともあり、日本への導入は米・中での市場投入から大幅に遅れることとなった。
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6/31最上級グレードの4WD仕様「G e-4ORCE」。19インチホイールやシルバーおよびクロームの装飾パーツ、他グレードとは光り方の異なるシグネチャーLEDポジションランプなどにより、外装でも「S」系や「X」系のグレードと差別化が図られている。
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7/31「G」「G e-4ORCE」のシート表皮は黒の合成皮革が標準(上)。オプションでタンカラーの内装色とナッパレザーの本革シート(下)も用意される。
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8/31「S」系のグレードと「G」系のグレードの違いは、機能・装備が中心。内外装デザインの差は意外なほど小さい。なおS系のグレードではオプションでもルーフレールが選べないので、大荷物を積んで山や海に出かける人は注意が必要だ。
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9/31標準モデルに加えて、メーカー純正のカスタマイズモデルも魅力的。写真は独自の上質感とスポーティネスを追求した「オーテック」。(写真:郡大二郎)
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10/31インテリアでは、黒のレザーシートやダーククロームの装飾パーツ、各部に施されたブルーのアクセントなどが特徴となっている。(写真:郡大二郎)
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11/31タフなイメージの特別仕様車「エクストリーマーX」。専用デザインのフロントグリルやプロテクター、18インチアルミホイールが目を引く。(写真:郡大二郎)
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12/31「エクストリーマーX」に標準装備される、セルクロスの防水シート。電動調整機構やポジションメモリー機能も備わっている。(写真:郡大二郎)
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13/31パワートレインにはシリーズ式ハイブリッドシステム「e-POWER」を採用。発電を担うエンジンには、1.5リッターの可変圧縮比ターボを採用する。
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14/314WDシステムには、プロペラシャフトで動力を伝達する機械式ではなく、後輪をモーターで駆動する電動4WDを採用。燃費はFF車の19.7km/リッターに対して18.3~18.4km/リッターとなっている(WLTCモード)。
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15/31可変圧縮比エンジンでは、コネクティングロッドにアクチュエーターで稼働するリンク機構を組み込むことで、シリンダーのストロークを制御。新型「エクストレイル」では、8.0~14.0の間で圧縮比が変化する。写真は2016年のパリモーターショーで発表されたカット模型。
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16/31「e-4ORCE」は路面の状況や走行状態に応じて、前後軸の駆動力配分や4輪の制動力を制御。高い悪路走破性や優れたコーナリング性能を実現している。また乗員が前のめりにならないよう駆動力を緻密に制御することで、舗装路での快適性向上にも寄与する。
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17/31走行モードは、FF車は「スタンダード」「エコ」「スポーツ」の3種類、4WD車はそこに「スノー」「オフロード」を加えた5種類となっている。
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18/31家電製品も動かせる100V・1500WのAC電源。「G」「G e-4ORCE」に標準で、その他のグレードにオプションで用意される。
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19/31Vモーショングリルと“2階建て”のヘッドランプが目を引くフロントまわり。灯火類は、上段がポジションランプとターンランプ、下段がメインランプだ。
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20/31ボディーサイズは全長×全幅×全高=4660×1840×1720mmと、先代(同=4690×1820×1740mm)より全長と全高が縮小。それでも車内空間のゆとりは、先代より増している。
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21/31ショルダーの張り出し具合がよくわかるリアビュー。テールランプの無垢(むく)のインナーレンズは、日本の伝統的な切子パターンに着想を得たデザインだ。
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22/31ボディーカラーはツートンを含め全12種類用意されるが、「S」「S e-4ORCE」を含む全グレードで選べるのは、写真下段の白・銀・黒のモノトーンのみ。また上段左のオレンジと黒のツートン、同中央のグレーと黒のツートンは「G」「G e-4ORCE」の専用色で、その他の7種類が、「X」「X e-4ORCE」とG/G e-4ORCEに設定される。
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23/31足もとの仕様はグレードによって異なり、「S」系と「X」系には写真左上の18インチホイールが、「G」系のグレードには右上の19インチホイールが装着される。左下は「エクストリーマーX」の18インチホイール、右下は「オーテック」の20インチホイールだ。(写真:webCG、向後一宏、日産自動車、郡大二郎)
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24/31シート表皮の仕様はオプションも含め全4種類。「G」「G e-4ORCE」の前席には、運転席に加えて助手席にも電動調整機構が装備され、またポジションメモリー機能がドアミラーに連動している。(写真:向後一宏)
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25/31リアシートは4:2:4の3分割可倒式で、6:4の2分割でスライドおよびリクライニングの調整が可能。「G」「G e-4ORCE」には後席用エアコンやシートヒーター、ロールサンシェード(リアドアウィンドウ)が標準装備される。(写真:向後一宏)
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26/313列目シートは、「X e-4ORCE」と特別仕様車「X e-4ORCE エクストリーマーX」、カスタマイズモデル「オーテックe-4ORCE」で選択可能。空間的にもシートのしつらえ的にも、あくまで緊急用だ。
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27/31荷室容量はVDA計測で575リッター(2列シート仕様)。「G」「G e-4ORCE」には、手がふさがっていてもテールゲートを開けられる、ハンズフリー機能付きリモコンオートバックドアも用意される。
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28/31お薦めは中間グレードの「X」「X e-4ORCE」。内外装の仕立ては異なるものの、ADASの充実度は最上級グレードと同等。後は必要な装備をオプションで選べばいいだろう。
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29/31運転支援システムの「プロパイロット」は「X」系と「G」系のみに装備される。「S」系のグレードには後側方警戒機能も装備されないので、安全性を重視する人にはお薦めしない。
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30/31充実した装備が特徴の「G」「G e-4ORCE」だが、「オプションでも『X』『X e-4ORCE』では選べない機能・装備」となると意外と少なく、ワイヤレス充電器や助手席の電動調整機構、後席用エアコンぐらいだ。また、オプションでサンルーフが設定されるのはG/G e-4ORCEだけとなる。
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31/31カタログモデルの3グレードに加え、個性の異なる特別仕様車やカスタマイズモデルが用意されるのも新型「エクストレイル」の特徴。「人とは違うクルマを……」という人は、ぜひ「エクストリーマーX」や「オーテック」(写真)も検討してみよう。(写真:郡大二郎)

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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