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1/25「100人でS20を語ろう!」の会場であるイオンモールむさし村山の駐車場に入ろうという参加車両。いわゆるハコスカの「2000GT-R」である。
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2/25最初のS20搭載車である「スカイライン2000GT-R」(PGC10)は27台が参加した。
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3/25「スカイライン ハードトップ2000GT-R」(KPGC10)は最多の60台。
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4/25「スカイライン ハードトップ2000GT-R」(KPGC110)は8台。
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5/25「フェアレディZ432」(PS30)は14台。各車の参加台数は生産台数(多いほうからKPGC10、PGC10、PS30、KPGC110)に比例していた。
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6/25新車同様に仕上げられた「フェアレディZ432」(PS30)のS20型エンジン。直列6気筒DOHC 24バルブという、1969年当時の市販車としては世界でも唯一のスペックを誇った。
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7/251966年の第3回日本グランプリを制した「プリンスR380A-1」。「ブラバムBT8」を参考にした鋼管パイプフレームに「ポルシェ・カレラGTS」(904)の影響を感じさせるボディーを載せた国産初のミドシップのプロトタイプスポーツ。
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8/25プリンスと日産の合併後、ボディーカウルを「ポルシェ906」風に一新し、名称を「日産R380」に改めた1967年の「R380A-2」に積まれたGR8型エンジン。カムカバーには“PRINCE”の文字が刻まれており、ウェバーDCOEツインチョークキャブレターを3連装している。
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9/251964年にデビューしたホンダ初のF1マシン「RA271」に横置きされた「RA271E」ユニット。60度V12の1.5リッターDOHC 48バルブで、1気筒あたり4バルブの採用は当時のF1用エンジンで唯一だった。
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10/25F1エンジンの名機「フォード・コスワースDFV」とその開発スタッフ。写真左から2人目がキース・ダックワース、3人目がマイク・コスティンというコスワースの創設者で、2人の姓から「コスワース」ブランドが生まれた。
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11/25S20型エンジンのマットブラック仕上げのカムカバー。3連装された三國工業(現ミクニ)製のソレックス・ツインチョークキャブレターには赤く塗られたエアクリーナーが付く。
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12/25村山工場テストコースのバンクを「R380-3改」と並走する「スカイライン2000GT-R」(PGC10)。「走る閃光! Rは勝利のサイン」というキャッチコピーが掲げられたGT-Rデビュー当初の広告にも同様の写真が使われた。
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13/251969年2月に発売された「スカイライン2000GT-R」(PGC10)。太いレーシングタイヤを装着するため、トレードマークのサーフィンラインがカットされたリアフェンダーが特徴。キャップのないホイール、オーバーライダーなしのバンパー、クロームの装飾がないドアサッシなど、簡素な外装はスタンダード仕様に近い。
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14/25PGC10のコックピット。ホールド性重視でリクライニングしないバケットシートが備わる。ラジオやヒーターはオプションとスパルタンだった。
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15/25ベースとなった「スカイライン2000GT」(GC10)。キャップ付きのスチールホイールにホワイトリボン入りタイヤを履くが、これでも当時はスポーティーと評された。純正タイヤはこのGTはもちろん「GT-R」でもバイアスだった。
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16/25「100人でS20を語ろう!」の参加車両より、初期型(1969年2月~)のPGC10。エクステリアはホイール/タイヤ以外はほぼノーマルで、しかも新車時からとおぼしき「練馬 5」のシングルナンバー付きである。
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17/251969年10月にマイナーチェンジされたPGC10。フロントグリルなどの意匠が変更され、フェンダーミラーはクロームメッキからマットブラック仕上げとなった。この個体もホイール/タイヤを除きほぼノーマル状態である。
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18/251970年10月に登場したKPGC10。単に2ドアハードトップ化しただけでなく、ホイールベースを70mm短縮して運動性能を向上。リアにオーバーフェンダーが標準装着された。新車からとおぼしき「練馬55」ナンバーが付き、純正オプションのリアスポイラーを装着したこの個体、ボディーカラーは「スカイラインブラウン」というカラーネームの純正色である。
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19/251973年1月に登場したが、4カ月しかつくられなかったKPGC110。ボディーには前後オーバーフェンダー、リアスポイラーが標準で付く。この個体、ボンネットピンが付加されているほかは、スチールホイールや車高を含めて純正状態が保たれている。
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20/254台並んだ競技用ベースモデルの「Z432-R」。純正ボディーカラーは「グランプリオレンジ」と呼ばれるこの色のみで、マットブラックのボンネットはFRP製。フロントを除くウィンドウはアクリル製だった。
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21/25レーシング仕様を登録できる状態に戻し、ドライビングを楽しんでいるという「Z432-R」。オーバーフェンダーや8本スポークのアルミホイールは当時の純正レースオプションという。
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22/25軽量化すべく、さまざまな場所に軽め孔が開けられた「Z432-R」。当時のレーシングマシンの常とう手段である。
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23/25プライベーターにより、1971年5月の富士フレッシュマンのMAXIレースと1973年7月の全日本富士1000kmのTSクラスで2勝を挙げているKPGC10。パワートレインを除き、現オーナーが自らの手でレストアした。
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24/25KPGC10が積んでいる、ワークス放出とおぼしきドライサンプ仕様のS20型エンジン。手前の黒い箱が11~12リッター入りのオイルタンク。現状のインジェクションは、もともと装着されていたルーカスの機械式インジェクションのインマニと現代の電子制御ユニットのハイブリッドシステム。
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25/25イベント終了後、再会を約して退出する参加車両。

沼田 亨
1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。
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