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1/8F1第7戦モナコGPを制したレッドブルのマックス・フェルスタッペン(写真右から2番目)、2位に入ったアストンマーティンのフェルナンド・アロンソ(同左端)、3位でレースを終えたアルピーヌのエステバン・オコン(同右端)。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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2/8予選後、それぞれの健闘をたたえ合うポールシッターのフェルスタッペン(写真右)と、0.084秒という僅差で予選2位となったアロンソ(同左)。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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3/8突然の雨もなんのその、レッドブルのフェルスタッペン(写真)がポール・トゥ・ウィンを達成。今季最強のレッドブルにあって、その強さを発揮しづらいとされていたのが、低速かつツイスティーなモナコでの予選だったが、フェルスタッペンは0.084秒という僅差で辛くもポールポジションを獲得。レースではミディアムタイヤのマネジメントを徹底し55周ものロングランをやってのけ、雨に足をすくわれることもなく、27秒もの大量リードでゴールした。これでレッドブルでの39回目の勝利を飾ったことになり、セバスチャン・ベッテルの38勝を抜き同チームの最多勝ドライバーとなった。チームメイトで昨年のモナコウィナー、セルジオ・ペレスは、予選Q1でブレーキングが遅れクラッシュする失態を演じ、最後尾スタートから16位無得点。この結果、ポイントリーダーのフェルスタッペンとランキング2位ペレスとの差は39点にまで開いた。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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4/8今季最高の2位となったアストンマーティンのアロンソ(写真)は、この週末を大いに盛り上げた一人。予選では気迫に満ちた走りを見せるも、最後にフェルスタッペンの猛追に屈し2位。2007年以来となるモナコでのフロントロースタートから優勝を狙ったが、速さではフェルスタッペンにかなわず、またウエットコンディションを読み誤りタイヤ交換を2度行ったこともあり、悲願の優勝はならなかった。予選、決勝を通じ、フェルスタッペンの速さを素直に認め、たたえていたのが印象的だった。もう1台のアストンマーティンをドライブしたランス・ストロールは、予選14位、レースではリタイアを喫した。(Photo=Aston Martin)
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5/8アルピーヌのオコン(写真)は3位でフィニッシュした。最近はコース上の活躍よりも、ローラン・ロッシCEOによる「(アルピーヌF1チームは)アマチュアだ」という痛烈批判で話題をさらっているアルピーヌだったが、モナコGPでの予選では2台がトップ10に入る活躍を見せ、特にオコンは暫定ポール、結果4番手タイムをたたき出し、シャルル・ルクレールのグリッド降格で3番グリッドと好位置を獲得。レースでは優勝争いにこそ絡めなかったが3位をキープし続け、自身3度目のポディウムを勝ち取った。チームメイトのピエール・ガスリーは、予選7位から7位入賞。(Photo=Alpine F1)
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6/8メルセデスのハミルトン(写真)は4位でゴールした。今季型マシン「W14」に大鉈(なた)を振るう決断を下していたメルセデスは、その改良版をモナコGPに投入。特徴的だった“ゼロポッド”を捨て去り、時流に乗ったサイドポッド形状となって現れた。予選ではハミルトン6位、ジョージ・ラッセルは8位とポール争いに絡むことはできず。ルクレールの降格ペナルティーで5番グリッドからスタートしたハミルトンは、フェラーリのカルロス・サインツJr.の後退もあり4位、ラッセルは5位と2台そろってチェッカードフラッグを受けた。今回は特殊なモナコのコース特性もあり改良版の真価はつかみかねたが、次のスペインGPでの走りには注目したいところだ。(Photo=Mercedes)
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7/8フェラーリのルクレール(写真)は6位完走と、母国GPを地味に終えた。低速ターンを得意とするフェラーリだったが、予選ではレッドブル、アストンマーティンに先行を許すことに。ルクレールは「ドライブするのが難しいマシン」(本人談)で予選3位となるも、マクラーレンのランド・ノリスの進路を妨害したことにより3グリッドダウン、6番グリッド。レースではそのポジションを守るだけに終始した。僚友サインツJr.は予選で5番手タイム、チームメイトの降格で4番グリッドから出走するも、3位オコンと接触しフロントウイングの翼端板を破損。その後もチームからの作戦指示に異を唱えるなどギクシャクしたレースとなり結果8位。(Photo=Ferrari)
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8/8アルファタウリの角田裕毅(写真)にとっては、雨さえなければ入賞もあり得たレースだった。予選では、フロアをアップデートしたマシンを駆りQ1で2番手、さらに今季2度目のQ3進出を果たし見事9位につけ、表情も明るかった。レースでは、スタートからしぶとく9位を守り続けたのだが、中盤に雨が降り出すとブレーキに悪戦苦闘することに。マクラーレンの2台に抜かれた後、コースアウトして大きく順位を落とし、結果15位。一方ルーキーのニック・デ・ブリースは予選12位から自身ベストの12位フィニッシュとなった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)

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