ホンダが電動過給機付きバイク「V3R 900 Eコンプレッサー プロトタイプ」を世界初公開
2025.11.05 自動車ニュース 拡大 |
本田技研工業は2025年11月4日、イタリア・ミラノで開催されているモーターサイクルショー「EICMA 2025」(会期:11月4日から9日)で、過給機付きエンジンを搭載したプロトタイプモデル「V3R 900 Eコンプレッサー プロトタイプ」を初公開した。
900ccの排気量で1200cc相当のパフォーマンスを発揮
ホンダV3R 900 Eコンプレッサー プロトタイプは、電子制御過給機付きのV型3気筒エンジンを搭載したモーターサイクルである。コンセプトは「Non-Rail ROLLER COASTER」というもので、ホンダの二輪車開発のノウハウを結集し、「約束された高揚感」と「卓越した安心感」を併せ持つモデルを目指したという。
EICMA 2024で公開したバンク角75°の水冷V型3気筒というエンジンのレイアウトはそのままに、排気量を900ccとしてスリムでコンパクトな形状を追求。二輪車として世界初とされる電子制御過給機の採用により過給を任意にコントロールし、低回転からハイレスポンスなトルクを実現するという。これにより、900ccの排気量でありながら1200cc相当のパフォーマンスを発揮。優れた環境性能にも寄与するとしている。
意匠も特徴的で、ボディーには左右非対称のサイドカウルを持ち、またタンクのエンブレムには、2026年以降、最上位モデルに順次採用を予定している新デザインの「Honda Flagship WING(ホンダフラッグシップウイング)」を採用している。
ホンダは同車について、これまでにない二輪車を操る楽しさ、感動、所有する喜びを提供することを目指し、量産に向けて引き続き開発を続けていくとしている。
(webCG)






































