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2/202023年5月に発売されたフィアットのマルチパーパスビークル「ドブロ」。2列シート5人乗りの標準仕様「ドブロ」と、3列シート7人乗りのロングモデル「ドブロ マキシ」の2種類をラインナップする。今回は車両本体価格399万円の前者に試乗した。
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3/202000年にデビューした初代モデルから数えて3代目にあたる現行型は、「プジョー・リフター」「シトロエン・ベルランゴ」の兄弟車となり、スペインで生産される。
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4/20前後バンパーをはじめとする外装の樹脂パーツが黒く塗られ、プロ仕様を印象づけるエクステリア。夜間走行中に対向車や先行車を検知して、ハイ/ロービームを自動で切り替えるオートハイビームが全車に標準で装備される。
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5/20シフトセレクターはダイヤル式。「プジョー・リフター」で「アドバンスドグリップコントロール」の操作スイッチが設置されていた場所は、スイッチの“跡地”とばかりに小さなくぼみになっている。
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6/20「ドブロ」のボディーカラーは6万0500円の有償色となる「マエストログレー」(写真)と「メディテラネオブルー」に、無償の「ジェラートホワイト」を加えた全3色のラインナップ。
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7/20ダッシュボードの基本デザインは「ベルランゴ」と共通。左右独立調整式オートエアコンや、Apple CarPlay/Android Autoに対応した8インチのタッチ式モニター、USBソケットなどが標準で装備される。
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8/20狭い場所などで荷物を出し入れする際に便利なリアオープニングガラスハッチがリアゲートに組み込まれている。これも兄弟車に共通する装備だ。
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9/20グレーとブラックのコンビネーションファブリックに、ホワイトとグレーのステッチが入るフロントシート。助手席の背もたれを前方に倒せば、2700mm程度の長尺物を積み込むことができる。
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10/20リアの3席は独立しており、それぞれをワンアクションで折りたたむことができる。フロントシートの背面には折りたたみ式のトレイが備わっている。
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11/20「ドブロ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4405×1850×1800mm、ホイールベースは2785mm。リア左右に手動式のスライドドアが備わる。
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12/20最高出力130PS/3750rpm、最大トルク300N・m/1750rpmの1.5リッター直4ディーゼルターボエンジンに、8段ATが組み合わされる。
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13/20ブラックに塗られた16インチアルミホイールと205/60R16サイズのタイヤを標準で採用。今回の試乗車は「ミシュラン・プライマシー4」タイヤを組み合わせていた。
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14/20荷室容量は5人乗車時で597リッター、2列目シートをすべて倒せば2126リッターに拡大できる。ラゲッジスペース内の荷物を外部から見えなくするフレキシブルラゲッジトレイも標準で装備する。
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15/20後席右と中央の背もたれを倒した様子。折りたたんだシートは、荷室床面とほぼフラットに格納される。背もたれは重量感があり、引き起こす際にはそれなりの力が必要。
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16/20前席上部に大容量の収納トレーを装備。シーリングランプの左右にマップランプを配置し、サンバイザー裏のバニティーミラーにも照明が備わる。
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17/20助手席側のダッシュボード上部に車検証ケースが入るグローブボックスが備わるほか、同中央部と下部にオープンタイプの収納スペースが設けられている。
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18/20「EMP2」プラットフォームが用いられた「ドブロ」のサスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式、リアがトーションビーム式。これらは兄弟車の「リフター」「ベルランゴ」とも共通する。
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19/20フィアット・ドブロ
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サトータケシ
ライター/エディター。2022年12月時点での愛車は2010年型の「シトロエンC6」。最近、ちょいちょいお金がかかるようになったのが悩みのタネ。いまほしいクルマは「スズキ・ジムニー」と「ルノー・トゥインゴS」。でも2台持ちする甲斐性はなし。残念……。
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