-
1/19
-
2/19「アルピーヌA110」をベースに、軽量化された空力パーツや専用サスペンションの採用などで走行性能をサーキット向けに強化した「A110 R」。2022年10月に日本で開催されたワールドプレミアイベントで発表された。
-
3/19「A110 R」の車名につけられた“R”はラディカル(Radical=過激な、極端な)を意味するもの。A110シリーズの頂点に位置するハイパフォーマンスバージョンとしてカタログに記載されるが、年間生産台数が限られることから、日本では導入台数に応じて期間限定で購入申し込みを受け付ける販売方法がとられる。車両本体価格は1550万円。
-
4/19軽量なカーボン製のボンネットは「A110 R」の専用アイテム。前方に備わる2つのエアインテークはエアロダイナミクス性能を向上させ、デザイン面でもラディカルさを強調するという。
-
5/19「A110 R」の全長は「A110 S」のエアロキット付きモデルよりも25mm長い4255mm、全高は10mm低い1250mmとなっている。1800mmの全幅と2420mmのホイールベースはベース車と同数値。
-
6/19「A110 S」のエアロキット付きモデルの車重が1120kgであるの対して「A110 R」の車重は34kg軽く仕上げられている。車検証上では日本のレギュレーション(10kg単位での表記)にのっとり1090kgと記されている。
-
7/19「A110 R」専用の「スワンネックマウントリアスポイラー」。スポイラー本体の形状は「A110 S」と同じだが、ステーへの取り付け位置が下部から上部に変更され、取り付け傾斜角も抑えられたものになっている。
-
8/19ホイールはデュケーヌが手がける18インチのフルカーボン製。フロントは8本スポークデザインで、215/40ZR18サイズの専用タイヤ「ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2」を組み合わせる。
-
9/19リアホイールは空気抵抗を減らすというディッシュデザインが採用される。フロントと同じく専用タイヤ「ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2」を組み合わせるが、サイズは245/40ZR18となる。
-
10/19インテリアの基本デザインは他の「A110」と共通となるが、ダッシュボードやドアトリム、センターコンソールサイドまでがマイクロファイバーで覆われ、特別感を演出。軽量化のためにルームミラーをなくし、ドアグリップの代わりに赤いストラップが採用されている。
-
11/19リアウィンドウに代わりカーボン製のリアパネルを採用。エンジンに空気を送り込むエアインテークには、アルピーヌブランドのアイコンである「スノーフレーク」が描かれている。
-
12/19左右にサイドフラップが備わる大型のリアディフューザーは「A110 R」の専用アイテム。ダウンフォースを大幅に増加させ、乱気流を低減する働きがあるという。
-
13/19今回「A110 R」と比較するために試乗した「A110 S」。「シャシースポール」と呼ばれるハードなセッティングのシャシーと、A110 Rと同じ最高出力300PSの1.8リッター直4ターボを組み合わせる。
-
14/19「A110」用としては最軽量となるカーボンシェルのサベルト製フルバケットシート。通常の3点式シートベルトは外され、代わりに6点式のシートベルトが標準で装備される。
-
15/19ステアリングホイール右下に走行モード切り替えスイッチを配置。走行プログラムは「ノーマル」「スポーツ」「トラック」の3つで、ノーマルとスポーツはワンプッシュで、トラックモードはスイッチ長押しで切り替わる。
-
16/19走行モードで「トラック」を選択した際のメーターパネル。「ノーマル」と「スポーツ」がアナログ計器をモチーフとする円形の2連メーターであるの対して、こちらは各種数値が読み取りやすい水平基調のデザインを採用する。
-
17/19ローンチコントロールを作動させると、停止状態から3.9秒で100km/hに到達。0-1000m加速タイムは22秒未満、最高速度は285km/hと発表されている。「A110 R」は、0-100km/h加速で4秒を切る初のアルピーヌ車でもある。
-
18/19アルピーヌA110 R
-
19/19

高平 高輝
試乗記の新着記事
-
ホンダN-ONE e:G(FWD)【試乗記】 2025.12.17 「ホンダN-ONE e:」の一充電走行距離(WLTCモード)は295kmとされている。額面どおりに走れないのは当然ながら、電気自動車にとっては過酷な時期である真冬のロングドライブではどれくらいが目安になるのだろうか。「e:G」グレードの仕上がりとともにリポートする。
-
スバル・クロストレック ツーリング ウィルダネスエディション(4WD/CVT)【試乗記】 2025.12.16 これは、“本気仕様”の日本導入を前にした、観測気球なのか? スバルが数量限定・期間限定で販売した「クロストレック ウィルダネスエディション」に試乗。その強烈なアピアランスと、存外にスマートな走りをリポートする。
-
日産ルークス ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション/ルークスX【試乗記】 2025.12.15 フルモデルチェンジで4代目に進化した日産の軽自動車「ルークス」に試乗。「かどまる四角」をモチーフとしたエクステリアデザインや、リビングルームのような心地よさをうたうインテリアの仕上がり、そして姉妹車「三菱デリカミニ」との違いを確かめた。
-
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター(FR/8AT)【試乗記】 2025.12.13 「アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター」はマイナーチェンジで4リッターV8エンジンのパワーとトルクが大幅に引き上げられた。これをリア2輪で操るある種の危うさこそが、人々を引き付けてやまないのだろう。初冬のワインディングロードでの印象を報告する。
-
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】 2025.12.12 「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。
新着記事
-
NEW
ホンダ・プレリュード(後編)
2025.12.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「ホンダ・プレリュード」に試乗。前編ではパワートレインの制御を絶賛した山野だが、シャシーやハンドリング性能はどう見ているのだろうか。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
フォルクスワーゲンTロックTDI 4MOTION Rライン ブラックスタイル(4WD/7AT)【試乗記】
2025.12.20試乗記冬の九州・宮崎で、アップデートされた最新世代のディーゼルターボエンジン「2.0 TDI」を積む「フォルクスワーゲンTロック」に試乗。混雑する市街地やアップダウンの激しい海沿いのワインディングロード、そして高速道路まで、南国の地を巡った走りの印象と燃費を報告する。 -
失敗できない新型「CX-5」 勝手な心配を全部聞き尽くす!(後編)
2025.12.20小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ小沢コージによる新型「マツダCX-5」の開発主査へのインタビュー(後編)。賛否両論のタッチ操作主体のインストゥルメントパネルや気になる価格、「CX-60」との微妙な関係について鋭く切り込みました。 -
フェラーリ・アマルフィ(FR/8AT)【海外試乗記】
2025.12.19試乗記フェラーリが「グランドツアラーを進化させたスポーツカー」とアピールする、新型FRモデル「アマルフィ」。見た目は先代にあたる「ローマ」とよく似ているが、肝心の中身はどうか? ポルトガルでの初乗りの印象を報告する。 -
谷口信輝の新車試乗――ポルシェ911カレラT編
2025.12.19webCG Movies「ピュアなドライビングプレジャーが味わえる」とうたわれる「ポルシェ911カレラT」。ワインディングロードで試乗したレーシングドライバー谷口信輝さんは、その走りに何を感じたのか? 動画でリポートします。 -
ディーゼルは本当になくすんですか? 「CX-60」とかぶりませんか? 新型「CX-5」にまつわる疑問を全部聞く!(前編)
2025.12.19小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ「CX-60」に後を任せてフェードアウトが既定路線だったのかは分からないが、ともかく「マツダCX-5」の新型が登場した。ディーゼルなしで大丈夫? CX-60とかぶらない? などの疑問を、小沢コージが開発スタッフにズケズケとぶつけてきました。
