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  • 1970年10月にデビューした「ホンダZ」。グレードは下位からシングルキャブ仕様の「ACT」「PRO」、ツインキャブ仕様の「TS」「GT」「GS」の5種。これはGSだがグレードによる外観の差異は小さく、下位グレードにそうとは分からない響きの名称を用いたのも新しかった。

    1/251970年10月にデビューした「ホンダZ」。グレードは下位からシングルキャブ仕様の「ACT」「PRO」、ツインキャブ仕様の「TS」「GT」「GS」の5種。これはGSだがグレードによる外観の差異は小さく、下位グレードにそうとは分からない響きの名称を用いたのも新しかった。

  • クーペというよりスポーツワゴン的な「ホンダZ」のサイドビュー。黒に見えるダークグレーの枠でガラスを囲んだテールゲートは、その形状から“水中メガネ”の異名をとった。

    2/25クーペというよりスポーツワゴン的な「ホンダZ」のサイドビュー。黒に見えるダークグレーの枠でガラスを囲んだテールゲートは、その形状から“水中メガネ”の異名をとった。

  • 「ホンダZ」のインテリア。これは「GT」で、オーバーヘッドコンソールなどが備わる。

    3/25「ホンダZ」のインテリア。これは「GT」で、オーバーヘッドコンソールなどが備わる。

  • トップグレードの「GS」には“ゼロブラック”と称するマットブラックが専用色として用意された。21世紀以降になって純正色として採用され始めたと思われているマットカラーだが、半世紀以上前にホンダが導入していたのだ。サイドストライプはオプション。

    4/25トップグレードの「GS」には“ゼロブラック”と称するマットブラックが専用色として用意された。21世紀以降になって純正色として採用され始めたと思われているマットカラーだが、半世紀以上前にホンダが導入していたのだ。サイドストライプはオプション。

  • オプションをフル装備した「三菱ミニカ スキッパーGT」。38PSユニットを積んだトップグレードである。ちなみにボンネット上にあるのは、当時の「ポンティアックGTO」に倣ったタコメーター。こんなものまで用意されていたのだ。

    5/25オプションをフル装備した「三菱ミニカ スキッパーGT」。38PSユニットを積んだトップグレードである。ちなみにボンネット上にあるのは、当時の「ポンティアックGTO」に倣ったタコメーター。こんなものまで用意されていたのだ。

  • 「三菱ミニカ スキッパー」のリアビュー。リアウィンドウは開閉可能なグラスハッチ。テールには“スクープドウィンドウ”と称するスモークウィンドウが設けられている。

    6/25「三菱ミニカ スキッパー」のリアビュー。リアウィンドウは開閉可能なグラスハッチ。テールには“スクープドウィンドウ”と称するスモークウィンドウが設けられている。

  • 「ダイハツ・フェローMAXハードトップGXL」。レザートップ張りのボディーに40PSユニットを積んだトップグレード。うがった見方をすれば、「豪華な軽」という矛盾した存在の象徴的なモデルともいえる。

    7/25「ダイハツ・フェローMAXハードトップGXL」。レザートップ張りのボディーに40PSユニットを積んだトップグレード。うがった見方をすれば、「豪華な軽」という矛盾した存在の象徴的なモデルともいえる。

  • 「世界一コンパクトなハードトップ」とうたった「フェローMAXハードトップ」の広告より。全長3mのMAXの後方は全長5.3mの「マーキュリー・サイクロンGT」。これでもフルサイズではなくインターミディエート(中間サイズ)なのだから、当時の米車は軽とは対照的にデカかったわけだ。

    8/25「世界一コンパクトなハードトップ」とうたった「フェローMAXハードトップ」の広告より。全長3mのMAXの後方は全長5.3mの「マーキュリー・サイクロンGT」。これでもフルサイズではなくインターミディエート(中間サイズ)なのだから、当時の米車は軽とは対照的にデカかったわけだ。

  • 「ふたりだけのクーペ」とうたって登場した「スズキ・フロンテクーペ」。キャッチフレーズは甘く響くが、スペシャルティーカーというよりスポーツカーに近かった。

    9/25「ふたりだけのクーペ」とうたって登場した「スズキ・フロンテクーペ」。キャッチフレーズは甘く響くが、スペシャルティーカーというよりスポーツカーに近かった。

  • 「フロンテクーペ」の原案となった、イタルデザイン(ジウジアーロ)がスズキに提案した「マイクロユーティリティタリア」。同じくイタルデザインが手がけた「キャリイ バン」に通じる造形のシティーコミューターだった。

    10/25「フロンテクーペ」の原案となった、イタルデザイン(ジウジアーロ)がスズキに提案した「マイクロユーティリティタリア」。同じくイタルデザインが手がけた「キャリイ バン」に通じる造形のシティーコミューターだった。

  • 「フロンテクーペ」の1200mmという全高は、1960年代生まれの国産小型2座スポーツである「ホンダS600クーペ」(1195mm)とほぼ同じだった。

    11/25「フロンテクーペ」の1200mmという全高は、1960年代生まれの国産小型2座スポーツである「ホンダS600クーペ」(1195mm)とほぼ同じだった。

  • 1971年9月に2シーターのみでデビューしたが、市場の要望から1972年2月に2+2(定員4人)の「GXF」(写真下)が追加された。

    12/251971年9月に2シーターのみでデビューしたが、市場の要望から1972年2月に2+2(定員4人)の「GXF」(写真下)が追加された。

  • コンセプト、構造ともに翌1972年にデビューする初代「シビック」の縮小版的なモデルだった「ホンダ・ライフ」。駆動方式はもちろんFFだが、日本で初めてジアコーザ式を採用していた。

    13/25コンセプト、構造ともに翌1972年にデビューする初代「シビック」の縮小版的なモデルだった「ホンダ・ライフ」。駆動方式はもちろんFFだが、日本で初めてジアコーザ式を採用していた。

  • 「ホンダ・ライフ」のカタログより、実用的な4ドアの“大人の軽”であることを強調したカット。初期の広告やテレビCMでは夫婦と子供2人の家族をフィーチャーし、ファミリーカー需要に訴えていた。

    14/25「ホンダ・ライフ」のカタログより、実用的な4ドアの“大人の軽”であることを強調したカット。初期の広告やテレビCMでは夫婦と子供2人の家族をフィーチャーし、ファミリーカー需要に訴えていた。

  • 1972年4月に追加された「ライフ ツーリング」。スポーティーに仕立てた2ドアボディーにツインキャブ仕様の36PSユニットを積み、トップグレードの「GS」(写真)には5段MTが標準。ライフ本来のコンセプトからは、いささか外れたモデルだった。

    15/251972年4月に追加された「ライフ ツーリング」。スポーティーに仕立てた2ドアボディーにツインキャブ仕様の36PSユニットを積み、トップグレードの「GS」(写真)には5段MTが標準。ライフ本来のコンセプトからは、いささか外れたモデルだった。

  • 時流をフォローすべく、「スバル360」や「R-2」のやさしい表情から、ついに怒り顔になってしまった「スバル・レックス」。ラテン語で「王」を意味する車名に、軽市場の王座奪還の悲願が込められていた。

    16/25時流をフォローすべく、「スバル360」や「R-2」のやさしい表情から、ついに怒り顔になってしまった「スバル・レックス」。ラテン語で「王」を意味する車名に、軽市場の王座奪還の悲願が込められていた。

  • 「マツダ・シャンテ」。ボディーは2ドアのみ、エンジンも35PSを発生する1種類だけだった。かつてのキャロルと同様にほとんど変更がないまま1975年までつくり続けられ、軽規格の改定とともにフェードアウトした。

    17/25「マツダ・シャンテ」。ボディーは2ドアのみ、エンジンも35PSを発生する1種類だけだった。かつてのキャロルと同様にほとんど変更がないまま1975年までつくり続けられ、軽規格の改定とともにフェードアウトした。

  • 「ライフ」がベースとなり、エンジンが水冷化された「ホンダZ」。ホイールベースが80mm延長されノーズが長くなったことが、1ページ目の空冷モデルと比べればお分かりだろう(フロントホイールアーチとドアまでの長さが異なる)。

    18/25「ライフ」がベースとなり、エンジンが水冷化された「ホンダZ」。ホイールベースが80mm延長されノーズが長くなったことが、1ページ目の空冷モデルと比べればお分かりだろう(フロントホイールアーチとドアまでの長さが異なる)。

  • 「ホンダZハードトップ」のカタログより、パープルのボディーカラーに合わせた服装の女性をあしらったファッショナブルなカット。スポーティーさよりもオシャレなイメージを前面に押し出すようになった。

    19/25「ホンダZハードトップ」のカタログより、パープルのボディーカラーに合わせた服装の女性をあしらったファッショナブルなカット。スポーティーさよりもオシャレなイメージを前面に押し出すようになった。

  • 「三菱ミニカ スキッパーIV」。4ストロークエンジンへの換装とともにボディーカラーも以前のイエローやオレンジを含む全7色からこのシルバーメタリックやホワイトなど4色に減らされ、“こしゃく”な雰囲気は影を潜めた。

    20/25「三菱ミニカ スキッパーIV」。4ストロークエンジンへの換装とともにボディーカラーも以前のイエローやオレンジを含む全7色からこのシルバーメタリックやホワイトなど4色に減らされ、“こしゃく”な雰囲気は影を潜めた。

  • 1973年5月のマイナーチェンジ後の「ダイハツ・フェローMAXハードトップ」の、40PSから37PSにデチューンされたトップグレード「GSL」。記憶にはないが、先の「ホンダZハードトップ」といい、当時は紫がはやっていたのか?

    21/251973年5月のマイナーチェンジ後の「ダイハツ・フェローMAXハードトップ」の、40PSから37PSにデチューンされたトップグレード「GSL」。記憶にはないが、先の「ホンダZハードトップ」といい、当時は紫がはやっていたのか?

  • 1976年5月、軽規格改定に合わせてボディーを拡大、2ストローク3気筒エンジンを暫定的に443ccとした「スズキ・フロンテ7-S」。翌6月に諸事情からダイハツ製4ストローク直列2気筒SOHC 547ccを加え、さらに10月には2ストローク3気筒ユニットをフルスケールの539ccに拡大するなど、改定への対応にはいささか混乱が見られた。

    22/251976年5月、軽規格改定に合わせてボディーを拡大、2ストローク3気筒エンジンを暫定的に443ccとした「スズキ・フロンテ7-S」。翌6月に諸事情からダイハツ製4ストローク直列2気筒SOHC 547ccを加え、さらに10月には2ストローク3気筒ユニットをフルスケールの539ccに拡大するなど、改定への対応にはいささか混乱が見られた。

  • ダイハツは旧規格のボディーに4ストローク直列2気筒SOHC 547ccを積んだ「MAX550」を1976年5月に発売し、翌1977年7月になってボディーも拡大した写真の「MAXクオーレ」をリリースした。

    23/25ダイハツは旧規格のボディーに4ストローク直列2気筒SOHC 547ccを積んだ「MAX550」を1976年5月に発売し、翌1977年7月になってボディーも拡大した写真の「MAXクオーレ」をリリースした。

  • 1977年10月に登場した「セルボ」。「フロンテクーペ」を長さ、幅ともに拡大したボディーはいささか間延びした感がなくもない。ヘッドライトは角型から丸型に、リアウィンドウは開閉式のガラスハッチとなった。

    24/251977年10月に登場した「セルボ」。「フロンテクーペ」を長さ、幅ともに拡大したボディーはいささか間延びした感がなくもない。ヘッドライトは角型から丸型に、リアウィンドウは開閉式のガラスハッチとなった。

  • 「セルボ」のインテリア。「フロンテクーペ」に比べてインパネは囲まれ感が薄れ、シートもカジュアルな雰囲気となっている。

    25/25「セルボ」のインテリア。「フロンテクーペ」に比べてインパネは囲まれ感が薄れ、シートもカジュアルな雰囲気となっている。

沼田 亨

沼田 亨

1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。

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