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2/192023年9月に発表された「スバル・レヴォーグ」をベースとするクロスオーバーモデル「レヴォーグ レイバック」に試乗した。グレードは装備の充実が特徴となる「リミテッドEX」のみの設定で、車両本体価格は399万3000円。
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3/19車名の「LAYBACK(レイバック)」とは、「くつろぐ」や「ゆったり」「リラックスできる」という意味の英語「laid back」をもとにした造語。「ゆとりある豊かな時間や空間を大切にする気持ちをネーミングに込めた」と説明される。
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4/19デザインコンセプトは“凛”と“包”。専用デザインの前後バンパーやアルミホイール、フロントグリル、サイドスカート、クラッディングなどを採用し、「レヴォーグ」の持つ先進性とスポーティネスをベースに、「レイバック」ならではのゆとりとおおらかさを表現したという。
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5/19クロスオーバーモデルならではの走破性を確保する目的で、最低地上高はベース車より55mm引き上げられた200mmに設定され、車高も70mm高くなっている。
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6/19ボディーサイズは全長×全幅×全高=4770×1820×1570mm。ベース車の取り回しのしやすさは保ちつつ、専用ボディーパーツの装着や前後トレッドの拡幅により、全長・全幅をわずかに拡大している。
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7/19前後フェンダーのホイールアーチに加えられたクラッディングは、同じスバルの「クロストレック」や「レガシィ アウトバック」などよりも控えめな意匠とされた。
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8/19ベースとなった「レヴォーグ」のフロントシートは体をホールドするためにサイドが張り出していたが、「レヴォーグ レイバック」ではこの張り出しが抑えられた。着座位置はレヴォーグよりも55mm高くなっている。
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9/19リアシートの背もたれには5段階のリクライニング機構と、荷室のスイッチを用いてワンタッチで前方に倒せる40:20:40の分割可倒機構が組み込まれている。
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10/19「レヴォーグ レイバック」のパワーユニットは、1.8リッター水平対向4気筒ガソリンターボエンジンのみの設定。最高出力177PS/5200-5600rpm、最大トルク300N・m/1600-3600rpmを発生する。
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11/19スーパーブラックハイラスター塗装が施された「レヴォーグ レイバック」専用となる18インチホイールを標準で装備。今回の試乗車両が履く225/55R18サイズの「ファルケン・ジークスZE001A A/S」オールシーズンタイヤは、レイバックを含むスバル車用として開発されたもの。
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12/19スバル車として初採用となるアッシュの内装色と、カッパーステッチのコンビネーションが目を引く「レヴォーグ レイバック」のインテリア。メーターには12.3インチ、センターディスプレイには縦型で11.6インチの液晶パネルが組み込まれている。
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13/19少し大きめにロールしながら、安定した姿勢でコーナーをクリアしていく「レヴォーグ レイバック」。ボディーが傾いていくロールスピードと前後のロールバランスが自然なので、カーブが連続するような道でも不安はまったくない。
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14/19「レヴォーグ レイバック」には、フロント6個、リア4個のスピーカーと432W相当の高出力クラスDアンプを組み合わせたharman/kardonサウンドシステムが標準で装備される。
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15/19先進運転支援システムには広角単眼カメラを含む3つのカメラや、ドライバー異常検知システムを備えた最新世代の「アイサイト」を採用。見通しの悪い交差点などでの衝突や、誤操作による急な飛び出しを防ぐ「ぶつからない」をサポートする機能が進化している。
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16/19「レヴォーグ レイバック」の荷室容量は561リッター(床下のサブトランク容量69リッターを含む)。リアシート直後の荷室高は771mm、荷室開口部の最大幅は1120mm、荷室フロア地上高は690mmとなる。
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17/19ワインディングロードを行く「レヴォーグ レイバック」。走りについては快適な乗り心地と高い静粛性、そしてきれいなコーナリングフォームが特徴だ。写真の外板色は「セラミックホワイト」で、これを含めボディーカラーは全7色から選択できる。
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18/19スバル・レヴォーグ レイバック リミテッドEX
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サトータケシ
ライター/エディター。2022年12月時点での愛車は2010年型の「シトロエンC6」。最近、ちょいちょいお金がかかるようになったのが悩みのタネ。いまほしいクルマは「スズキ・ジムニー」と「ルノー・トゥインゴS」。でも2台持ちする甲斐性はなし。残念……。
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