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2/212019年のフランクフルトショーでデビューした「ポルシェ・タイカン」。同ブランド初のBEVであり、今では世界販売の1割以上を占めるモデルとなっている。
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3/2116.8インチのフル液晶のメーターを筆頭に、インターフェイスはほとんどをデジタル化。灯火類の操作までタッチ式だ。
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4/21試乗車はオプションのパッセンジャーディスプレイを装備。オフにすると黒地に「Taycan」のロゴのみが表示される。
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5/212023モデルにおける「タイカン」のラインナップは、ベースグレード、「4S」「GTS」「ターボ」「ターボS」の5種類。このうち、今回はベースグレードに次ぐエントリーモデル、4Sに試乗した。
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6/21オプション装備の18way電動調整式アダプティブスポーツシート。運転席から見る景色は、まさにスポーツカーのそれだ。
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7/21後席は中央の座面にオープントレーが備わる2座式がスタンダードで、3座式とするためにはオプションの「4+1シート」を選ぶ必要がある。「タイカン」の電動プラットフォームでは、後席の足もと部分のみバッテリーが退けられており、着座位置を低く抑えている。
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8/21ステアリングホイールに備わる、ダイヤル式のドライブモードセレクター。デフォルトの走行モードは「ノーマル」「スポーツ」「スポーツプラス」「レンジ」の4種類で、カスタマイズモードの「インディビジュアル」も用意される。
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9/21「インディビジュアル」モードでは、シャシーの制御や、惰性走行のオン/オフといった電動パワートレインの設定などを、細かく調整できる。
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10/21「ポルシェ・タイカン」と「アウディe-tron GT」には、フォルクスワーゲングループの電動プラットフォームのなかでも、ハイパフォーマンスBEV向けの「J1ハイパフォーマンスプラットフォーム」が採用されている。
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11/21タイヤサイズは前:225/55R19、後ろ:275/45R19が標準。試乗車はオプションで用意される、21インチの大径ホイールと前:265/35ZR21、後ろ:305/30ZR21サイズのタイヤを装着していた。
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12/21内装にはオプションで「レザーフリーインテリア」を用意。走行時のカーボンフリーに加え、使用素材においても環境負荷の低減が図られている。
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13/21バッテリーの容量は79.2kWhで、オプションで93.4kWhの「パフォーマンスバッテリープラス」も用意。前者の場合、最高出力は435PSで、オーバーブースト時には530PSを発生する。
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14/21省エネルギー走行を行う「レンジ」モードでは、最⾼速度を90~
140km/h(調整可能)に制限。クーリングエアフラップや車高(―22mm)、リアスポイラーの設定も、空気抵抗を最小化するよう調整される。またエアコン、油圧ポンプ、エアサスペンション、ヘッドライトも効率を重視する設定で作動。電動4WDも効率重視の制御となり、状況に応じて前輪駆動で走行する。 -
15/21完全自動制御の空調システムも「タイカン」の特徴。個別設定モードを選べばサイドおよび中央吹き出し⼝の風向などを調整可能で、その設定をクルマに記憶させることもできる。
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16/21ラゲッジスペースの容量は407リッターで、6:4分割可倒式のリアシートを倒して拡張が可能。これとは別に、フロントにも容量84リッターのトランクが設けられている。
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17/212024年2月にマイナーチェンジが行われた「タイカン」。改良後のモデルでは、「4S」には大容量の「パフォーマンスバッテリープラス」が標準装備となる。
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18/21ポルシェ・タイカン4S
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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