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2/23BMWアルピナが2024年6月5日に「B3 GTリムジン アルラット」(写真左)と「B3 GTツーリング アルラット」(写真右)、および「B4 GTグランクーペ アルラット」発表した。今回はこれらBMWアルピナの最新モデルに、ドイツのザクセンリンクで試乗した。
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3/23「B3 GT」と「B4 GT」は、前者が2019年に登場した「B3」の、後者が2022年にデビューした「B4」のマイナーチェンジ版。両モデル同時に改良進化版として登場した。写真は「B4 GTグランクーペ アルラット」。
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4/23「BMW M」由来の3リッター直6ツインターボのS58ユニットは、最高出力が495PSから529PSに高められた。730N・mの最大トルクに変更はない。トランスミッションも従来型と同じ「アルピナスウィッチトロニック」と呼ばれるZF製のマニュアル変速機構付き8段ATが組み合わされる。
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5/23エンジンルームの前方フレームに、車名とシリアルナンバー入りのプレートが装着される。写真は今回試乗した「B3 GTリムジン アルラット」のもの。
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6/23「B3 GTリムジン アルラット」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4725×1827×1440mm、ホイールベースは2851mm。車重は1875kgと発表されている。
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7/23「オロ・テクニコ」のカラーステッチが入ったラヴァリナレザー巻きのステアリングホイールや、アルマイト処理されたアルミニウム製のシフトパフドルなど、コックピットのアイテムはアルピナの流儀でコーディネート。ベースとなったBMW車とは異なり、レバータイプのシフトセレクターが備わるのも特徴である。
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8/23「B4」に採用されていたアルピナクラシック20インチ鍛造ホイールが、「B3 GT」「B4 GT」にも標準装備とされた。カラーはGT専用となる「オロ・テクニコ」と呼ばれるゴールドで、リム部分には「B3 GT」または「B4 GT」 のレタリングがシルバーで入る。
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9/23ドイツ・ザクセンリンクにおける「B3 GTツーリング」の走行シーン。リムジンとは異なるスプリングやダンパーを使いつつ、思ったとおりのラインをトレースしてくれる仕上がりには感心する。ボディー形式の違いをほとんど感じさせないスポーティーな走りが魅力だ。
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10/23「B4 GT」は「B3 GTリムジン」よりもフロアの剛性が高い「4シリーズ グランクーペ」がベース。その特性を生かし、よりハードなスプリングとダンパー、「B5 GT」譲りとなるアルピナ専用開発のピレリタイヤが組み合わされている。
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11/23新デザインのリアディフューザーが備わる「B4 GTグランクーペ」のリアビュー。リアタイヤは265幅の「B3 GT」に対し、こちらはより太い285幅の「ピレリPゼロ」が採用されている。
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12/23「B4 GTグランクーペ」のコックピット。アルピナの慣例に従って、個別のシリアルナンバーを記載する製造番号プレートがセンターコンソールに取り付けられている。
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13/23「B4 GTグランクーペ」のフロントフェイス。左右に小さなカナードとスプリッターが備わるロゴ入りのフロントスポイラーが目を引く。新開発されたリアディフューザーとのコンビネーションにより、総合的な空力バランスを高めたという。
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14/23ザクセンリンクを走行する「B3 GTリムジン」と「B3 GTツーリング」。今回の試乗イベントにはアルピナのスタッフだけでなく、2015年からアルピナ御用達となったピレリの開発陣も同席。アルピナ専用に開発されたピレリタイヤの特徴を聞くことができた。
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15/23ヴァーネスカレザーで仕立てられた「B4 GTグランクーペ」のシート。ヘッドレストにゴールドの「オロ・テクニコ」カラーで刺しゅうされた「GT」の文字が入る。シート表皮はより上質なメリノレザーも選択できる。
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16/23カーボン製のインテリアトリムは、無償オプションとして用意されているアイテム。センターコンソール寄りに、小さな「ALPINA」のエンブレムが備わる。フロアマットにも同様のエンブレムが採用されている。
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17/23AWDらしいスタビリティーの強さに支配された「B3 GT」に対し、「B4 GT」(写真)はFR的な性格づけがなされていた。ボディーの硬さに対するアシの柔らかさ、500PSオーバーというイメージを覆すような扱いやすさは“いかにもアルピナ”という印象だった。
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18/23BMWアルピナB3 GTリムジン アルラット
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20/23BMWアルピナB3 GTツーリング アルラット
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22/23BMWアルピナB4 GTグランクーペ アルラット
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