世界ツーリングカー選手権(WTCC) 日本ラウンド
2010.11.01 画像・写真ツーリングカーの最高峰レース、「WTCC」の第19-20戦目が日本の岡山国際サーキットで開催された。熱戦のもようを、ピットから、そしてコースから写真で紹介する。
世界ツーリングカー選手権(WTCC)日本ラウンドの舞台、岡山国際サーキットに姿を現したレーシングマシン。写真手前は、SUPER GTにも参戦している谷口信輝選手が駆る「BMW320si」。その後ろに見えるのは「シボレー・ラセッティ」の一団。
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世界ツーリングカー選手権(WTCC)日本ラウンドの舞台、岡山国際サーキットに姿を現したレーシングマシン。写真手前は、SUPER GTにも参戦している谷口信輝選手が駆る「BMW320si」。その後ろに見えるのは「シボレー・ラセッティ」の一団。
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こちらは「シボレー・クルーズ」。現在、中国や欧州を中心に販売されている2リッタークラスの4ドアセダンで、今シーズンのWTCCでは、マニュファクチャラーズ・ランキングのトップを走る。ちなみに、レーシングマシンの出力は280ps、車重は1170kg。
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予選での一幕。タイヤ交換を終えて、勢いよくピットを離れる「シボレー・クルーズ」。写真の8号車は、これまでポイントランキング6位のスイス人、アラン・メニュのマシンだ。
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こちらのユニークな後ろ姿は、スポット参戦の「ボルボC30」。ボルボは1990年代にも、イギリスのツーリングカー選手権にワゴンボディの「850エステート」を投入。多くのセダン型ライバルと戦う姿が話題になった。
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「ボルボC30」は直5エンジンを搭載、バイオエタノールを燃料に295ps/8750rpm、24.5kgm/7300rpmを発生する。ちなみに、「シボレー・クルーズ」は直4ガソリンで、「セアト・レオン」は直4のディーゼルターボ。WTCCでは、2リッターの排気量制限のなかでさまざまなパワーユニットが顔をそろえる。
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仕事を終えたばかりのタイヤとホイールを、せっせと洗うシボレーのチームスタッフ。まだ熱をもっているのか、モヤモヤと湯気が立ち上る。
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BMWのピット。3人のメカニックが同時にフロア下に潜り込み、最後のメンテナンスに精を出す。
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こちらは、スペイン車の「セアト・レオン」。日本には輸入されていないものの、WTCCでは一大勢力だ。2010年シーズンはディーゼルモデルだけのエントリーで、マニュファクチャラーズタイトルのランキングは、シボレーに次いで2位につけている。
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今回の出走車中、最も甲高いエグゾーストノートを響かせる、直5エンジンの「ボルボC30」。スポット参戦ながら25台中14位で予選を終えた。コーナリング性能を高めるべく極度にハの字とされた足まわりや、大きく突き出したフェンダーに注目。
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予選の走行を終えた「セアト・レオン」を、チームスタッフみんなで手押し。車検場へと向かうシーン。
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WTCCは現在、ヨコハマタイヤ(アドバン)のワンメイク。2012年まで同社のタイヤが供給されることになっている。
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これは、WTCCの前座。お楽しみの「ヨコハマ・ドリフティングイベント」。織戸学をはじめとする4人のレーシングドライバーが、華麗なドリフトでグランドスタンドを沸かせた。
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ピットのまわりでわずかに見られた日本車たち(オフィシャルカー)。今回のWTCCに日本車の参戦は、なし。いつかは、WTCCの舞台に立つ日本車を見られるか……!?
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決勝は、ウエットコンディションに。スピンやコースアウト続出の、ドライバーにとってはかなり条件の厳しいレースとなった。手前の「BMW320si」は、予選1位のアンディ・プリオール。
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WTCCの日本ラウンドは、わずか14周のスプリントレース。終始、“ケンカ・レース”と呼ばれるほどの激しいバトルが展開される。
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会心の笑みを浮かべるのは、第19戦を制したシボレーのロバート・ハフ(写真右)と、3位に入った同じくシボレーのイヴァン・ミュラー。
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直角に曲がる「リボルバー・コーナー」でのひとこま。雨にもかかわらず、レースファンが勝敗の行方を見守る。
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コーナーでサイド・バイ・サイドの攻防を見せる、「シボレー・クルーズ」のロバート・ハフ(写真左)と「BMW320si」のアンディ・プリオール。
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コーナーでサイド・バイ・サイドの攻防を見せる、「シボレー・クルーズ」のロバート・ハフ(写真左)と「BMW320si」のアンディ・プリオール。
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後半の第20戦を制したブラジル出身の若手アウグスト・ファルファスが、全身で喜びをあらわす。WTCCの日本ラウンドは、3年連続岡山で開催されてきたが、2011年シーズンからは舞台を鈴鹿に移すことが決まっている。