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1/9第22戦ラスベガスGPで2024年のワールドチャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペン(写真中央)。24戦して最多9勝をマークし見事4連覇を達成した。4冠のフェルスタッペンは、タイトル数でアラン・プロスト、セバスチャン・ベッテルに並ぶ歴代4位に浮上。4連覇ということでは、5冠王者ファン・マヌエル・ファンジオ(1954~1957年)、4冠のベッテル(2010~2013年)、そして7冠のハミルトン(2017~2020年)に並ぶ快挙だ。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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2/9第2戦サウジアラビアGP、フェラーリのカルロス・サインツJr.が初日を走った後に虫垂炎で欠場。急きょ代役を務めた18歳のイギリス人オリバー・ベアマン(写真)が、デビュー戦にもかかわらず落ち着いたレース運びで7位入賞を遂げた。2021年にフェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーに選ばれ、今季はフェラーリとハースのリザーブドライバーも務めていたベアマン。2025年はハースからフルタイムでの参戦となる。(Photo=Ferrari)
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3/9シーズン開幕の頃は絶不調、ダントツのビリからスタートしたアルピーヌ。11月の第21戦サンパウロGPでエステバン・オコン(写真左)2位、ピエール・ガスリー(同左)3位と表彰台を獲得し、コンストラクターズランキングで9位から一気に6位へと奇跡の大躍進を遂げた。その心臓部たるルノー製のパワーユニットは、2025年を最後に開発を終了することが決定され、2026年からは「アルピーヌ・メルセデス」として再出発することになった。(Photo=Alpine F1)
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4/92026年からアウディのワークスチームとなることが決まっているザウバー(写真先頭)は、今シーズンのほとんどで唯一の無得点チームだったが、第23戦カタールGPでようやく初得点。それでもたった4点では最下位脱出は難しかった。春にザウバーの株式100%を取得したアウディだが、本業の経営が思わしくなく早々に株式の一部をカタールの政府系ファンドに売却する決断を下している。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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5/9「F1に入れてくれ、仲間にまぜてくれ」と頼み込んでは断られていたマイケル・アンドレッティが手を引き、晴れて「キャデラック」として2026年からのF1参戦にOKが出た。計画ではGM製パワーユニットで戦うのは2028年からとされており、2026年には「キャデラック・フェラーリ」でエントリーすることが決定。注目のドライバーだが、今季途中でRBを降ろされたダニエル・リカルドなどがうわさされているが、果たして……。(Photo=Ferrari)
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6/9ギュンター・シュタイナーの後任として、今年ハースのチーム代表に就任した小松礼雄(写真右)。昨シーズンは10チーム中最下位だったが、今季は速さ、レースでの安定感を向上させ、コンストラクターズランキング7位で終えた。またシーズン中にはトヨタとの提携が発表され、共同開発などを行うことも明らかに。トヨタのF1復帰は否定されており、パワーユニットもフェラーリ製を2028年まで使うことが決まっている。(Photo=Haas)
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7/9レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表と話し込むFIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長(写真右)。FIAに改革が必要とされているのが事実だとしても、彼のやり方は少々独特かつ独善的なところがあり批判の声も聞かれる。前会長のジャン・トッドが温和で対話型なトップだったがゆえに好対照なリーダーである。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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8/9シーズン開幕前、メルセデスとの契約を1年早く切り上げ、2025年にフェラーリへ移籍することを発表したルイス・ハミルトン(写真中央)。メルセデスでの最後のシーズンは、地元イギリスGPで2021年サウジアラビアGP以来となる久々の優勝を飾るなど2勝をマークし、ドライバーズランキング7位で終えた。若いチームメイトのジョージ・ラッセルに予選で負け続け、自信をなくしたような発言も多々聞かれたが、最終戦ではそのラッセルを最終ラップでオーバーテイクし、16位から4位フィニッシュと力走を披露した。(Photo=Mercedes)
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9/94年目の角田裕毅(写真)は、名実ともにRBのチームリーダーとして活躍。ドライバーズランキングでは惜しくもトップ10を逃し12位となるも、過去最高の14位を上回るキャリアベストを記録。特に予選での活躍は目覚ましく、第21戦サンパウロGPでは3位と中団勢トップクラスの速さを見せた。2025年もチーム残留が決まっているものの単年契約であり、2026年以降は不透明なまま。レッドブルには、来シーズンいっぱいで関係が終わる“ホンダのドライバー”との見方があるかもしれないが、速くて安定したドライバーなら他のチームでも重宝されるもの。来季チームメイトになる新人ハジャーの良き手本となり、目の前のタスクを確実にこなしていくしかない。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)

柄谷 悠人
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