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1/20ゴードン・マレー・オートモーティブを率いるカーデザイナーのゴードン・マレー氏。
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2/20ブラバム時代に手がけた「BT44B」。ボディー前端のスプリッターの負圧によってダウンフォースを生み出している。
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3/20自ら立ち上げたライトカー・カンパニーで販売した「ロケット」。ヤマハのオートバイ用エンジンを横置きでミドシップしていた。
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4/202020年8月に世界初披露された「ゴードン・マレーT.50」。「スーパーカーのルールブックを書き換える」という触れ込みでデビューした。
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5/20「T.50」の名前は自身が手がけた50台目のクルマであることに由来。ちょうどキャリア50周年にも重なった。
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6/20クローズドコース専用車の「ゴードン・マレーT.50sニキ・ラウダ」。車名はブラバム時代のチームメイトにして3度のF1チャンピオンに輝いたニキ・ラウダ氏にちなんでいる。
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7/20ゴードン・マレー・オートモーティブが放つロードカー第2弾の「T.33」シリーズ。これはオープントップの「スパイダー」。
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8/20ゴードン・マレー・オートモーティブのオフィシャルフォトより。大きな工具などはなく、広くて整然としたクリーンな空間で生産されている。
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9/20ディヘドラルドアのインナーグリップはチタン製で、これにレザーが巻かれる。写真中央の中空メッシュ化されているのが「T.50sニキ・ラウダ」用。
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10/20ゴードン・マレー氏から中空メッシュ化されたグリップを渡され、あまりの軽さに思わずこの表情。写真右はwebCGでもおなじみの同業者、西川 淳さん。
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11/20ズラリと並んだコンポーネンツ類。どれも仕上がりの精度と軽量化が徹底されている。
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12/20「T.50」のボディーカラーはおよそ3000タイプが用意されており、100台の注文分のすべてが異なる色だという。
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13/206段MTのシフトノブは数種類のウッドから選べるようになっている。
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14/20ホイールも数タイプから選べるが、どれも細身のスポークを採用しており、車両重量が増加しないように配慮されている。
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15/20コスワースと共同開発の3.9リッターユニットを前に。氏にとって自然吸気の12気筒以外の選択肢はなかったという。
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16/20「T.50」に乗せてもらえることに。邦貨換算で5億円近いクルマゆえ、自分で運転することはかなわなかった。
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17/20「T.50」はセンターにドライバーズシートを置く3人乗り。「マクラーレンF1」と同じレイアウトだ。
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18/20いさぎよく助手席へ。決してスパルタンな仕立てではなく、出力700W・10スピーカーのオーディオシステムも搭載されている。
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19/20ダリオ・フランキッティ氏のドライブで走りだす。V12を積みながら車重1tそこそこなので4速発進(!)も可能だ。
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20/20ゴードン・マレー氏の仕事場。自動車史に残るミドシップスポーツカーはここで生み出された。

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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