-
1/16
-
2/16トライアンフが擁するモダンクラシックファミリーのエントリーモデル「スピードツイン900」。従来型はベーシックなネイキッドバイクという趣だったが、今回の改良でスポーティーなキャラクターが付与された。
-
3/16排気量899ccの並列2気筒SOHCエンジン。改良型では下部のエンジンケーシングなどが、やや引き締まった意匠に変更された。
-
4/16大幅に強化されたサスペンション。前後ともにマルゾッキ製で、前はφ43mmの倒立フォークでホイールトラベルは120mm。後ろはピギーバックタイプのプリロード調整機能付きツインショックで、ホイールトラベルは116mmだ。
-
5/16足まわりは、軽快なハンドリングと走行安定性を両立するべく、ジオメトリーを変更。具体的には、ホイールベースを従来の1450mmから1435mmに縮小。フロントのキャスター角も25.1°から24.9°へとわずかに狭めたいっぽうで、トレール量は102.4mmから103mmへと拡大した。
-
トライアンフ の中古車webCG中古車検索
-
6/16軽快感を重視して燃料タンクはスリム化。シートやサイドパネルの形状も見直され、より一体感のある意匠となった。
-
7/16メーターパネルは車速やエンジン回転数、ギアポジションなどを表示するLCDディスプレイと、走行モードなどの情報を映すTFTインフォメーションディスプレイの組み合わせ。Bluetoothで携帯端末と接続すれば、ターンバイターンナビゲーションの道案内なども表示できる。メーターカバーの側面には、USB Type-Cソケットが備わっている。
-
8/16スリムな新形状のリアフレームに、薄型のシート、コンパクトなLEDテールランプにより、軽快な意匠となったリアまわり。シート高は780mmで、アクセサリーのローシートを選ぶと760mmに下げられる。
-
9/16カラーリングは、試乗車にも採用されていた訴求色の「ピュアホワイト」(写真右)と、「ファントムブラック」(中央)、「アルミニウムシルバー」(写真左)の3種類だ。
-
10/16軽快な見た目にたがわず、走りもよりスポーティーなものに進化。どっかり座ってのおおらかな走りに加え、ややアグレッシブなライディングにも応えてくれるようになった。
-
11/16ツブの大きな鼓動感と蹴り出しの強さは、大排気量の2気筒エンジンならでは。トルクは全回転域にわたって力強く、レスポンスも良好だ。
-
12/16ステンレス鋼が用いられた左右2本出しのアップサイレンサー。改良型では長さが切り詰められた。
-
13/16タイヤサイズは前が100/90R18、後ろが150/70R17。純正タイヤは、ミシュランがクラシックモデルやスタンダードなネイキッドモデル向けに開発した「ロードクラシック」で、高い操縦安定性とウエットグリップ性能を備えている。
-
14/16日本で乗るにも好適なバイクに感じられた「トライアンフ・スピードツイン900」。日本では、この2025年1月より改良モデルが販売される。
-
15/16トライアンフ・スピードツイン900
-
16/16

佐川 健太郎(ケニー佐川)
モーターサイクルジャーナリスト。広告出版会社、雑誌編集者を経て現在は二輪専門誌やウェブメディアで活躍。そのかたわら、ライディングスクールの講師を務めるなど安全運転普及にも注力する。国内外でのニューモデル試乗のほか、メーカーやディーラーのアドバイザーとしても活動中。(株)モト・マニアックス代表。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。
トライアンフ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
シトロエンC3ハイブリッド マックス(FF/6AT)【試乗記】 2025.10.31 フルモデルチェンジで第4世代に進化したシトロエンのエントリーモデル「C3」が上陸。最新のシトロエンデザインにSUV風味が加わったエクステリアデザインと、マイルドハイブリッドパワートレインの採用がトピックである。その仕上がりやいかに。
-
メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(4WD/9AT)【海外試乗記】 2025.10.29 メルセデス・ベンツが擁するラグジュアリーブランド、メルセデス・マイバッハのラインナップに、オープン2シーターの「SLモノグラムシリーズ」が登場。ラグジュアリーブランドのドライバーズカーならではの走りと特別感を、イタリアよりリポートする。
-
ルノー・ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECH(FF/4AT+2AT)【試乗記】 2025.10.28 マイナーチェンジでフロントフェイスが大きく変わった「ルーテシア」が上陸。ルノーを代表する欧州Bセグメントの本格フルハイブリッド車は、いかなる進化を遂げたのか。新グレードにして唯一のラインナップとなる「エスプリ アルピーヌ」の仕上がりを報告する。
-
メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス(4WD/9AT)【試乗記】 2025.10.27 この妖しいグリーンに包まれた「メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス」をご覧いただきたい。実は最新のSクラスではカラーラインナップが一気に拡大。内装でも外装でも赤や青、黄色などが選べるようになっているのだ。浮世離れした世界の居心地を味わってみた。
-
アウディA6スポーツバックe-tronパフォーマンス(RWD)【試乗記】 2025.10.25 アウディの新しい電気自動車(BEV)「A6 e-tron」に試乗。新世代のBEV用プラットフォーム「PPE」を用いたサルーンは、いかなる走りを備えているのか? ハッチバックのRWDモデル「A6スポーツバックe-tronパフォーマンス」で確かめた。
新着記事
-
NEW
ホンダ・シビック タイプRレーシングブラックパッケージ(前編)
2025.11.2ミスター・スバル 辰己英治の目利き長年にわたりスバル車の走りを鍛え、STIではモータースポーツにも携わってきた辰己英治氏。今回、彼が試乗するのは「ホンダ・シビック タイプR」だ。330PSものパワーを前輪駆動で御すハイパフォーマンスマシンの走りを、氏はどう評するのか? -
これがおすすめ! 東4ホールの展示:ここが日本の最前線だ【ジャパンモビリティショー2025】
2025.11.1これがおすすめ!「ジャパンモビリティショー2025」でwebCGほったの心を奪ったのは、東4ホールの展示である。ずいぶんおおざっぱな“おすすめ”だが、そこにはホンダとスズキとカワサキという、身近なモビリティーメーカーが切り開く日本の未来が広がっているのだ。 -
第850回:10年後の未来を見に行こう! 「Tokyo Future Tour 2035」体験記
2025.11.1エディターから一言「ジャパンモビリティショー2025」の会場のなかでも、ひときわ異彩を放っているエリアといえば「Tokyo Future Tour 2035」だ。「2035年の未来を体験できる」という企画展示のなかでもおすすめのコーナーを、技術ジャーナリストの林 愛子氏がリポートする。 -
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(前編:STI/NISMO編)【試乗記】
2025.11.1試乗記メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! まずはSTIの用意した「スバルWRX S4」「S210」、次いでNISMOの「ノート オーラNISMO」と2013年型「日産GT-R」に試乗。ベクトルの大きく異なる、両ブランドの最新の取り組みに触れた。 -
小粒でも元気! 排気量の小さな名車特集
2025.11.1日刊!名車列伝自動車の環境性能を高めるべく、パワーユニットの電動化やダウンサイジングが進められています。では、過去にはどんな小排気量モデルがあったでしょうか? 往年の名車をチェックしてみましょう。 -
これがおすすめ! マツダ・ビジョンXコンパクト:未来の「マツダ2」に期待が高まる【ジャパンモビリティショー2025】
2025.10.31これがおすすめ!ジャパンモビリティショー2025でwebCG編集部の櫻井が注目したのは「マツダ・ビジョンXコンパクト」である。単なるコンセプトカーとしてみるのではなく、次期「マツダ2」のプレビューかも? と考えると、大いに期待したくなるのだ。












