よりスポーティーに進化! トライアンフが「スピードツイン900/1200」の改良モデルを公開

2024.12.04 自動車ニュース webCG 編集部
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トライアンフ・スピードツイン1200RS
トライアンフ・スピードツイン1200RS拡大

トライアンフモーターサイクルズジャパンは2024年12月4日、東京・天王洲で「スピードツイン900」「スピードツイン1200」の一部改良モデルと、スピードツイン1200のハイパフォーマンスバージョン「スピードツイン1200RS」の実車を公開した。

写真左が「スピードツイン900」、中央の2台が「スピードツイン1200」、写真右が「スピードツイン1200RS」。
写真左が「スピードツイン900」、中央の2台が「スピードツイン1200」、写真右が「スピードツイン1200RS」。拡大
スピードツイン900
スピードツイン900拡大
「スピードツイン900」は、今回の改良でシャシーが大幅に強化された。
「スピードツイン900」は、今回の改良でシャシーが大幅に強化された。拡大
スピードツイン1200
スピードツイン1200拡大
ピギーバックタイプのマルゾッキ製ショックアブソーバー。
ピギーバックタイプのマルゾッキ製ショックアブソーバー。拡大
スピードツイン1200RS
スピードツイン1200RS拡大
排気量1.2リッターの並列2気筒エンジンは、より高出力の高回転型に改良された。
排気量1.2リッターの並列2気筒エンジンは、より高出力の高回転型に改良された。拡大
オーリンズ製のリアショックアブソーバー。
オーリンズ製のリアショックアブソーバー。拡大
フロントに備わるφ320nmmのブレーキディスクにブレンボ製のStylemaキャリパー。
フロントに備わるφ320nmmのブレーキディスクにブレンボ製のStylemaキャリパー。拡大
ハイグリップタイヤの「メッツラー・レーステックRR K3」。
ハイグリップタイヤの「メッツラー・レーステックRR K3」。拡大
改良型「スピードツイン」シリーズの発表会より。写真向かって右から、トライアンフモーターサイクルズジャパンの大貫陽介社長、お笑いタレントの小峠英二さん、タレント・俳優の平嶋夏海さん。
改良型「スピードツイン」シリーズの発表会より。写真向かって右から、トライアンフモーターサイクルズジャパンの大貫陽介社長、お笑いタレントの小峠英二さん、タレント・俳優の平嶋夏海さん。拡大

シャシーを磨いて運動性能を強化

トライアンフ・スピードツイン900/1200は、クラシカルな意匠を特徴とする同社のモダンクラシックモデルのなかでも、スポーティーな走りを追求した機種である。

排気量1.2リッターのスピードツイン1200は2019年にデビュー(当初は単に「スピードツイン」と呼ばれた)。同0.9リッターのスピードツイン900は、それまでの「ストリートツイン」が一部改良とともに改名されるかたちで、2022年にデビューしている。

このうち、後者についてはこれまではモダンクラシックファミリーのエントリーモデル的な位置づけだったが、今回の改良(参照)により、フロントにマルゾッキ製の倒立フォークを、リアに新設計のアルミ製スイングアームとマルゾッキ製ピギーバック式ツインショックアブソーバーを採用。より積極的に走りを楽しめるモデルに改められた。特にリアの足まわりについては、サスペンションの変更に加えアーム長を120mmから116mmに短縮。より軽快な旋回性能を実現しているという。

新モデル「スピードツイン1200RS」が登場

いっぽうのスピードツイン1200については、2024年9月に一部改良を発表。1.2リッター並列2気筒エンジンの最高出力を100PS/7250rpmから105PS/7750rpmに高めたほか、既存の機械式メーターに代えて丸いLCDディスプレイおよびTFTディスプレイを搭載するなど、装備の見直しが図られた。

また、よりスポーツ走行に特化したシャシーを持つRSモデルの追加もトピックで、スタンダードモデルとRSとではライディングポジションや足まわりの特性などがつくり分けられるようになった。

具体的には、スタンダードモデルではハンドルバーを前モデルより17.8mm高く、13.4mm前方に配置することで、より腕を開いてハンドルをつかむライディングポジションに変更。サスペンションには改良を加えたマルゾッキ製のφ43mmの倒立フロントフォークとリアショックアブソーバーを装備しており、特に後者には、プリロード調整機能に加えて外部リザーバータンクを採用したという。またフロントブレーキには、φ320mmのツインディスクとトライアンフブランドの新しいブレーキキャリパーを採用。タイヤにはオールラウンドな特性を持つとされる「メッツラー・スポルテックM9 RR」を装着している。

いっぽう新設定のRSでは、よりスポーティーな走りを楽しめるようライディングポジションを差別化。リアを高くして車体をやや前傾させたほか、ハンドルバーは従来型と同じ高さのまま9mm前方へ移動。フットペグは6.5mm高く、40mm後方に移設することで、より前のめりなライディングポジションを実現している。また足まわりでは、サスペンションにフルアジャスタブルのマルゾッキ製フロントフォークとタンク別体のオーリンズ製ツインショックアブソーバーを採用。フロントブレーキにはφ320nmmのツインディスクにブレンボ製のStylemaキャリパーを組み合わせている。タイヤはハイグリップな「メッツラー・レーステックRR K3」だ。

このほかにも、同モデルには「ボンネビル系」の機種として初めて、変速時のクラッチ操作を不要とするクイックシフターが標準装備される。

各モデルのカラー別の価格は以下のとおり。

【スピードツイン900】

  • アルミニウムシルバー:119万9000円
  • ファントムブラック:123万4000円
  • ピュアホワイト:123万4000円

【スピードツイン1200】

  • アルミニウムシルバー:184万9000円
  • クリスタルホワイト/サファイアブラック:188万4000円
  • カーニバルレッド/サファイアブラック:188万4000円

【スピードツイン1200RS】

  • バハオレンジ/サファイアブラック:222万9000円
  • サファイアブラック:222万9000円

なお、改良型スピードツイン900/1200および1200RSの発表に合わせ、トライアンフモーターサイクルズジャパンでは2週間のモニターキャンペーンを開催。受け付け期間は2024年12月4日から2025年1月14日までで、抽選によりスピードツイン900のモニターが2人に、スピードツイン1200と1200RSのモニターがそれぞれ1人に、5万円分の星野リゾート宿泊ギフト券とともにプレゼントされるという。詳細はトライアンフ公式サイト内の、キャンペーン特設ページまで。

(webCG)

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