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1/18「トヨタ・カローラ1100デラックス」。「サニー」など1000cc級のモデルに対して「プラス100ccの余裕」をキャッチフレーズに掲げた、スポーティーでデラックスな大衆車としてヒット。やがて同門の「コロナ」に代わってベストセラーとなった。
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2/18「オペル・カデットL」。本国では「フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)」とベストセラーの座を争っていたモデル。エンジンは「カローラ」と同じ1.1リッター直4 OHVだが、ボディーはひとまわり大きく「コロナ」とほぼ同じサイズだった。
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3/18「トヨペット・クラウン スーパーデラックス」。2代目クラウンの末期に加えられた最高級グレード。2リッター直6 SOHCを搭載し、当時は珍しかったパワーウィンドウや前輪ディスクブレーキなどを標準装備する。
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4/18「トヨタ2000GT」。現在の市場価格は1億円ともいわれるが、新車価格は238万円。当時の庶民からすればとんでもなく高価だが、ほぼすべてが新規の専用設計なのに「クラウン」約2台分と考えると、トヨタとしては出血価格だったのかも。
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5/18「ポルシェ911」は435万円と、「トヨタ2000GT」よりさらに200万円近く高価だった。ちなみに同じボディーに「356」用の1.6リッターフラット4を積んだ「912」は315万円だった。
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6/181966年当時、最も廉価な輸入車だった「フィアット500F」。なんと日本では5人乗りで登録されていた。
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7/18「スバル450デラックス」。「スバル360」のエンジンを423ccに拡大したモデル。性能は向上したが、小型車登録となるため当時は軽にはなかった車検が必要で税金や保険などもアップ、しかし居住性は軽のままということでメリットが少なく、販売台数はごく少ない。
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8/18「アルファ・ロメオ2000GTV」。ジウジアーロ・デザインの「ジュリア スプリント」系の最終発展型。2リッター直4 DOHCエンジンを積む。
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9/18「日産スカイライン ハードトップ2000GT-R」。レーシングユニット由来の2リッター直6 DOHC 24バルブエンジンを搭載。競技用ベース車両のような存在で、ラジオはもちろんヒーターもオプションだった。
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10/18「フィアット124スポルト クーペ」。日本でも知られる「スパイダー」の兄弟車。1969年に登場した後期型は1.6リッター直4 DOHCエンジン+5段MTを搭載、スペック的には「トヨタ・セリカ1600GT」とほぼ等しい。
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11/18「トヨタ・セリカ1600GT」。1.6リッター直4 DOHCエンジンを搭載するトップグレードで、パワーウィンドウは標準装備だがラジアルタイヤはオプション。どちらかといえばムード派だった。
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12/18今年誕生50周年を迎えた初代「3シリーズ」(E21)の「BMW 320i」。「02」シリーズの後継だが、「2002tii」(1975年で285万円)に比べて価格はかなり上昇していた。
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13/181975年にデビューした「キャデラック・セビル」。全長×全幅×全高=5180×1820×1390mmという大幅にダウンサイズされたボディーにアメリカ車としては初めてインジェクションを備えた5.7リッターV8を搭載。
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14/18「日産スカイライン ハードトップ2000GT-E・X」。通称“ジャパン”のハードトップGTの上級グレードだが、価格は160万円以上で“ハコスカ”の「ハードトップGT-R」より高価になっていた。
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15/18「トヨタ・セリカ1600GT」。1977年に登場した2代目セリカの、1979年にフェイスリフトした後期型。このころ、「スカイラインGT」とおぼしきモデルを揶揄(やゆ)するなど、広告やテレビCMでやりあっていた。
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16/18フォードは日本市場を拡大しようと、1979年に登場した3代目「マスタング」のベーシックモデル(2.3リッター直4エンジン搭載)を197万9000円で発売したのをはじめ、しばし低価格政策を実施した。だがそのかいなく2016年に日本市場から撤退した。
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17/18「ホンダ・アコード ワゴン」。1980年代から1990年代にかけて、アコードはアメリカ工場製のクーペが3世代、ワゴンは2世代にわたって輸入販売された。写真は4代目のワゴン。
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18/18「メルセデス・ベンツGクラス」。ルーツが軍用車で価格が1844万円からというGクラスが、2024年度の銘柄別輸入車販売台数ベストテンの7位(5573台、1位は「BMW MINI」の1万7165台)。日本の輸入車市場の特殊性を物語る一例といえる。

沼田 亨
1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。
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