第20回:8月19日「カルディナ大復調」
2007.06.06 「ユーラシア電送日記」再録第20回:8月19日「カルディナ大復調」
『10年10万キロストーリー4』刊行記念!
昨日修理に出したカルディナはクラスノヤルスク・トヨタに置きっぱなし。今日はカルディナを取りに行く。ちゃんと直っているのか……。
サービスにびっくり
午前10時、ホテルからタクシーに乗って、クラスノヤルスク・トヨタセンターにカルディナを取りに行く。タクシーは、ボルボ960の大古車。120ルーブル(約480円)。
英語のできる店員に迎え入れられ、どこをどう直したか、請求書を前に丁寧かつわかりやすい説明を受ける。VISAカードで8954ルーブル(約3万5816円)支払う。
しばし待たされた後、どうぞと玄関の外に促されると、そこには洗車されたカルディナが! 出発以来、汚れ放題だったから、20日以上ぶりに見るキレイな姿だ。僕らはもう、それだけで半ば満足してしまったようなもの。レストランで「何枚パンを食べるか?」と訊ねられたあげく、本当にその枚数しか持ってこないような国では、信じられないサービスだ。おまけに、テールゲートにはキリル文字のカッコいいステッカーまで貼ってある。調子に乗って、ディーラーの前でビデオ撮影してしまった。
準備万端
修理を依頼したガソリン残量計は、間違いなく直っている。交換を頼んだリア左右のショックアブソーバーも確かだ。まだ、2人乗車で空荷の状態だが、明らかにリアの落ち着きが違う。
ホテル前の駐車場で、クルマのチェック。車中を整頓し、Valvolineの「Syn Power」をガソリンタンクに注入した。これはガソリンと混じり、燃料噴射系統を内部から洗浄するものだ。続いて、「スーパーレインエックス」をフロントをはじめとするガラス面に塗り込む。さらに、東京を出発する前に交換してきたエンジンオイル「MOTUL 300V SPORT」を点検した。しかしほとんど減っておらず、汚れも見当たらない。3000km以上走ってきたので、継ぎ足そうかと考えていたが、その必要が認められなかった。
内外ともにリフレッシュしたカルディナをちょっと離れて眺めると、明らかにリアの沈み込みが減っている。フェンダーアーチとピレリP6タイヤのトレッド面との間に、ちゃんと隙間もある。これで、22日からの再スタートに向けた準備は整った。
(文=金子浩久/写真=田丸瑞穂/2003年8月初出)

-
最終回:「エピローグ」(後編) 2007.7.29 トヨタ「カルディナ」でユーラシア横断を終えたジャーナリストの金子浩久。東京で旅行を振り返る。 海外での日本人職員の対応や、ロシアの現状について考える。
-
第41回:「エピローグ」(前編) 2007.7.28 トヨタ「カルディナ」で、ユーラシア横断を終えたジャーナリストの金子浩久。ようやく東京に戻り、長かった旅行を振り返る。前編では、参加メンバーのその後の様子を報告。
-
第39回:9月11日「ユーロトンネル」(前編) 2007.7.22 ウラジオストクからロカ岬まで。「トヨタ・カルディナ」で、ついにユーラシア横断を果たした金子浩久。カメラマンと別れ、友人の待つロンドンまでパリ経由で向かう。「ユーラシア電送日記」のエピローグをおくります。
-
第38回:9月4日「ロカ岬」 2007.7.21 2003年7月31日に富山県を出発した、「カルディナ」と自動車ジャーナリスト金子浩久の一行は、ついにポルトガルに到着。最終目的地の、ユーラシア大陸最西端「ロカ岬」へたどり着くが、カルディナのゴールはまだ先だった!?
-
NEW
OEM車で自社製品らしさを出すために、多田さんだったら何をする?
2026.8.25あの多田哲哉のクルマQ&A他メーカーが開発したクルマを、自社製品として別の名前でユーザーに供給するOEM車。エンジニアの工夫次第で、オリジナルとは異なる独自の個性を出すことはできるのか? 元トヨタの車両開発者、多田哲哉さんに聞いた。 -
NEW
BMW 120オリジナル(FF/7AT)【試乗記】
2026.8.25試乗記BMWの主要モデルに新グレードの「オリジナル」が設定された。位置づけとしては新たなエントリーグレードということになるが、BMWらしさを損なうことなく装備を厳選し、価格を抑えたのがポイントだという。「1シリーズ」の「120オリジナル」の仕上がりをリポートする。 -
NEW
トライアンフ・スラクストン400(6MT)【レビュー】
2026.8.25試乗記カフェレーサーの本場である、イギリスのトライアンフがリリースした「スラクストン400」。車名のとおり、カジュアルに楽しめる400ccクラスのマシンではあるのだが、その実物からは、エントリーモデルとは思えない本物の香りが漂っていた。 -
NEW
スズキeスカイ プロトタイプ(FWD)【試乗記】
2026.8.24試乗記スズキが満を持して世に問う、軽規格の新型電気自動車「eスカイ」。軽乗用車の本質である、生活の足としてのちょうどよい性能を追求したという一台は、どのようなクルマに仕上がっているのか? 2026年秋の正式発表を前に、プロトタイプモデルに試乗した。 -
デビュー4年でどう変わる? 最新型「トヨタ・クラウン クロスオーバー」の詳細を予測する
2026.8.24デイリーコラム2022年7月のデビューから4年がたち、仕様変更が予告された「トヨタ・クラウン クロスオーバー」。では、どこがどう変わるのか? 最新型の発売を前に、さまざまな角度からポイントを予測してみよう。 -
トヨタRAV4アドベンチャー(前編)
2026.8.23思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「トヨタRAV4」に試乗。ご存じのとおり今やトヨタの屋台骨を支えるSUVであり、先代モデルではグローバルでの年間販売台数が100万台に到達。世界で最も多く販売されるトヨタ車の6代目だ。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。