第18回:8月17日「ロシア買い物事情」
2007.06.02 「ユーラシア電送日記」再録第18回:8月17日「ロシア買い物事情」
『10年10万キロストーリー4』刊行記念!
現在、中央シベリアを代表する大都市、クラスノヤルスクに滞在中。旅に必要な物をそろえるため、今日は通訳のイーゴリさんなしで街に買い物に出かける。キリル文字がわからない金子浩久が見たものは……。
予測不可
今日は日曜日。今後必要となるものなどを買い物がてら、クラスノヤルスクの中心街をパトロール。中心街といっても、クラスノヤルスク・ホテル裏の3本の通りの500mぐらいに店などは集中している。
本屋、文房具屋、コンピュータ用品店、電気屋、カジュアルウェアショップなどで捜し物があったが、店自体の数が少ない。かわりに目に付くのが、なぜか靴屋と時計屋。日本の“mono”系男性誌はクラスノヤルスク特集を組めばいいじゃないの、と思うのは時期尚早。残念ながら、目の肥えた日本のマニアが納得するほどのものはない。
品揃えの点よりも戸惑ってしまうのは、やはりキリル文字の看板とディスプレイ方法だ。何屋なのか外から窺い知れない。仮に、何屋か判明しても、店の規模が読めないのだ。地味ィな構えの店でも、入ってみると奥がずっと深かったりするから油断できない。なかには、看板も出していない店もある。
デパートは、入ってしまえば一目瞭然だが、小規模商店の集合で、同じような品揃えのところが続く。東京上野のアメ横のような感じ。でも、見るだけでも飽きないことは確か。
|
サービスはまだまだ
あまり愉快でないのは、やはり店員の無愛想と融通の利かないところだ。「いいサービスをして付加価値を高めることが利益につながる」というメカニズムが、まだ発生していないのだろう。モノの価値はまだ実体価値や物質価値だけで判断されていて、サービスやデザイン、ブランドといった付加価値が存在していない。本格的に資本主義を導入して十数年だから無理もない。
ということは、そういったロシアにはビジネスチャンスがゴロゴロしているということをも意味しているわけだ。
ついでに記しておくと、クラスノヤルスクまでに訪れた街では、カフェやレストランなどの食事ができる店の数が、街の規模に比して異様に少なかった。「ロシア人は、あまり外食をしないから」
とイーゴリさんは解説してくれるが、独身者で自炊する時間のない忙しい人には、これじゃ不便だろう。
「ロシアには、忙しい人はあまりいませんから大丈夫です」
忙しい人がいない国というのは、それはそれである意味、いい国ですよね。ハラショー。
(文=金子浩久/写真=田丸瑞穂/2003年8月初出)

-
最終回:「エピローグ」(後編) 2007.7.29 トヨタ「カルディナ」でユーラシア横断を終えたジャーナリストの金子浩久。東京で旅行を振り返る。 海外での日本人職員の対応や、ロシアの現状について考える。
-
第41回:「エピローグ」(前編) 2007.7.28 トヨタ「カルディナ」で、ユーラシア横断を終えたジャーナリストの金子浩久。ようやく東京に戻り、長かった旅行を振り返る。前編では、参加メンバーのその後の様子を報告。
-
第39回:9月11日「ユーロトンネル」(前編) 2007.7.22 ウラジオストクからロカ岬まで。「トヨタ・カルディナ」で、ついにユーラシア横断を果たした金子浩久。カメラマンと別れ、友人の待つロンドンまでパリ経由で向かう。「ユーラシア電送日記」のエピローグをおくります。
-
第38回:9月4日「ロカ岬」 2007.7.21 2003年7月31日に富山県を出発した、「カルディナ」と自動車ジャーナリスト金子浩久の一行は、ついにポルトガルに到着。最終目的地の、ユーラシア大陸最西端「ロカ岬」へたどり着くが、カルディナのゴールはまだ先だった!?
-
NEW
「オートモビル カウンシル2026」の会場から(主催者テーマ展示「現代に蘇る往年の名車<レストモッドの世界>」)
2026.4.11画像・写真「現代に蘇る往年の名車<レストモッドの世界>」をテーマとした「オートモビル カウンシル2026」の主催者展示ブースを写真で詳しく紹介。モダナイズを盛り込んだレストアモデルのラインナップと仕上がりは、ヒストリックカー愛好家も必見だ。 -
NEW
「オートモビル カウンシル2026」の会場から(主催者テーマ展示「Designed by ピニンファリーナ」)
2026.4.11画像・写真名門中の名門であるカロッツェリアのエレガンスとダイナミズムがここに。「オートモビル カウンシル2026」の主催者テーマ展示「イタリアの名門カロッツェリア『Designed by ピニンファリーナ』」のブースに並んだ名車を写真で詳しく紹介する。 -
NEW
「オートモビル カウンシル2026」の会場から(INDEX/TAILOR)
2026.4.11画像・写真出展者のなかにはこんなお店も。「オートモビル カウンシル2026」の会場より、カーボンパーツのスペシャリストであるINDEXや、オリジナルデザインの車両製作や古いクルマのフルコン制御化を提案するTAILORのブースを写真で紹介する。 -
NEW
「オートモビル カウンシル2026」の会場から(ファクトリーギア/ACTIVE GARAGE/Maserati Club of Japan/日本ミシュランタイヤ)
2026.4.11画像・写真ヘリテージカーの販売店以外でも、気になるクルマや出展がちらほら。「オートモビル カウンシル2026」より、「アウトビアンキ・ビアンキーナ」や「ダラーラ・ストラダーレ」「マセラティ・グランスポーツMCビクトリー」、そしてミシュランのブースを写真で紹介。 -
NEW
「オートモビル カウンシル2026」の会場から(RENDEZ-VOUS/STRAD&Co./BRITISH LABEL AUTOMOTIVE)
2026.4.11画像・写真ハイパーカーから西ドイツ製の水陸両用車まで! オートモビル カウンシルより、「ブガッティ・シロン」や「ロールス・ロイス・シルバークラウド」「ランドローバー・レンジローバー」「メルセデス・ベンツ・ゲレンデヴァーゲン」「アンフィカー」を写真で紹介。 -
NEW
「オートモビル カウンシル2026」の会場から(ガレージイガラシ/WARASHINA Cars)
2026.4.11画像・写真懐かしのあのクルマから、時代を飾る貴重な一台まで。「これぞオートモビル カウンシルのだいご味!」といったガレージイガラシの「シトロエン2CV」や「MGB GT」「ブリストル401」、WARASHINA Carsの「ロータス・コルチナ」などの姿を、写真で紹介する。