アウディのコンセプトSUV「クロスクーペ クワトロ」誕生【上海ショー07】
2007.05.02 自動車ニュース【上海ショー07】アウディのコンセプトSUV「クロスクーペ クワトロ」誕生
アウディは、上海モーターショー(2007年4月20〜28日)に新型のコンセプトカー「クロスクーペ クワトロ」を展示した。
■コンパクトボディ×20インチホイール
「アウディ・クロスクーペ クワトロ」のボディサイズは、全長×全幅×全高=4380×1820×1600mmで、ホイールベースが2600mm。定員4名、「トヨタRAV4」に匹敵するコンパクトなSUVである。
エンジンは、2リッターの直列4気筒TDI(直噴ディーゼル)。最高出力は204bhpで、最大トルクは40.8kgm/2000〜3500rpmを発生する。燃費は16.9km/リッター。スポーティネスとエコの両立を主張する。
ギアボックスは、2ペダルMTのSトロニック(DSG)が組み合わされる。
サンルーフはファブリック製で、電動による開閉が可能。
容量450リッタートランクルームは開口端が広くとられ、荷物の積み下ろしが容易だという。
大径20インチホイールが特徴的な足まわりは、セラミックブレーキディスクを備える。鉄製ディスクに比べ、約20kgの軽量化を実現。メンテナンスインターバルも30万kmにのびた。
サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアは4リンクことマルチリンク式。「スポーティで俊敏なハンドリング」(プレスリリース)を謳う。
■ナビがクルマを制御する!?
走行モードは、エンジンやサスペンションのセッティングを統合した3種類のなかから選ぶことができる。(アウディドライブセレクトシステム)
「ダイナミック」や「スポーツ」よりもエコな「エフィシェンシー(効率)」モードでは、燃焼マッピングやシフトポイントを調整するだけでなく、コーナーの位置を把握して手前で自動的に車速を落とすなど、ナビゲーションシステムと連動した制御を行い省燃費を実現。ダイナミックモードに比べ、20%以上燃費が向上するという。
また、「MMIコントロールパネル」も新しい技術だ。見る角度により異なる映像を同時に映し出すモニターで、たとえば、ドライバーはナビゲーションシステムの地図を、助手席のパセンジャーはテレビ番組を同時に見ることができる。
アウディは、このクロスクーペで、クロスオーバーモデルの新しいセグメントを切り開くとしている。
(webCG 関)
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