ハヤちゃんのMSどす 第2回:ルイス・ハミルトンについて
2007.04.24 internet NAVIハヤちゃんのMSどす第2回:ルイス・ハミルトンについて
|
とんでもない“新人”
“皇帝”ミハエル・シューマッハーの引退を受け、大いなる喪失感に包まれるはずだった2007年のF1グランプリ。ところが、いざフタを開けてみれば、とんでもない“新人”の登場で俄然ヒートアップしています。青年の名はルイス・ハミルトン。英国出身の22歳。
F1デビュー戦となるオーストラリアGPを3位表彰台で飾るや、第2戦マレーシアで2位、続くバーレーンでもやはり2位と、3戦連続で表彰台フィニッシュ。無論、こんな離れ業は前例はなく、F1でも新記録の由。
「父がラジコン好きでね。物心ついた頃には、僕もプロポを手にしていた。6歳の頃にはオトナ相手でも絶対に負けなかったよ」
いまから3年前、私が欧州のF3レースを取材した際、ハミルトン選手は自らのキャリアについてそう語ってくれました。
「それが高じて、7歳のクリスマス・プレゼントが入門用カートだった。中古だけどね。で、年が明けて1月7日、8歳の誕生日を待ってライセンスを取って、レースデビューしたんだ」
彼は、いきなり炸裂します。なんとデビュー戦から都合6連勝を飾り、参戦からわずか2年目でカデット・クラスのタイトルを史上最年少で獲得。1996年には12〜16歳対象の“ジュニア・ヤマハ”シリーズにステップアップし、初年度にあっさりチャンピオンに輝きました。
|
今年こそF1を観よう!
「で、97年の11月かな、ウチの2階で宿題をしていたら、ロンから電話がかかってきた。そりゃビックリしたよ」
驚くのもムリはありません。電話の主はマクラーレン・グループの総帥、ロン・デニスだったのですから。ハミルトンはこの日を境に、デニスの全面的なサポートを受けて、キャリアを積み重ねていきました。F1チーム子飼いの、世界でただひとりのカーターは、いつも注目の的。しかし彼は立ち止まることを知りません。
「2002年には、もてぎで“セナ・メモリアル”ってレースに勝ったよ。その時のチームメイトがニコ・ロズベルグさ。東京にも3時間だけ滞在できたしね(笑)」
その後、英国フォーミュラ・ルノー、ユーロF3、GP2と経て、2007年にマクラーレンからF1フル参戦を果たした次第。いずれのカテゴリーでも圧倒的な強さを示し、キチンとタイトルを獲得してステップアップを果たしているのは、なによりデニス好みかもしれません。
最近、チームメイトのフェルナンド・アロンソの存在が霞んで仕方がないのは、私だけではないハズ。
「彼はスーパーマンのようだね。F1はミハエル・シューマッハーという偉大なドライバーを失ったが、すぐにハミルトンという“新星”を得たんだ」
ハミルトンがどれほど特別な存在か、フランク・ウィリアムズのそんな言葉が裏打ちしてくれます。「F1の放送って夜遅いからな〜」と、ここしばらく“F1観戦”から遠ざかっていたアナタ。ハミルトンが登場した今年こそ、F1ウォッチャーに復帰して、歴史誕生の生き証人になりませんか?
(NAVI 早田)

NAVI 編集部
毎月26日発売のカーライフマガジン『NAVI』。日夜取材に追われる編集部員は、加藤編集長はじめツワモノぞろい。どこがツワモノかって?……このコーナーを読めばわかります。
-
カフェマスターのヒトリゴト最終回:「MAWJ湘南チャリティーライド2008」開催! 2008.12.8 今年で第3回を数えるチャリティーライドは、昨年の富士スピードウェイから大磯に舞台を移し本番を迎えた。
-
カフェマスターのヒトリゴト第7回:「cafe GIULIA」で出会った人たち 2008.10.28 僕の本当の仕事場「cafe GIULIA」ではいろんな人との出会いがあります。この記事がキッカケで思いも寄らない人が尋ねてくることも。
-
カフェマスターのヒトリゴト第6回:夢の実現 2008.10.8 2008年9月17日午後、そんな啓太くんのもとに、ホンダのF1マシン「ホンダRA108」がやってきました。啓太くんの夢がかなったのです。
-
カフェマスターのヒトリゴト第5回:つながる想いと、つながる人たち 2008.9.19 「湘南チャリティーライド2008」は、超目玉や大掛かりな仕掛けはないけれど、いろんな種類の具がたくさんつまった“盛りだくさん”なイベントなんです。
-
NEW
BYDシーライオン6(FF)
2026.3.6JAIA輸入車試乗会2026“中国の新興ブランド”BYDにあこがれは抱かずとも、高コスパの評判が気になる人は多いだろう。では、日本に初導入されたプラグインハイブリッド車のデキは? 初めて触れたwebCGスタッフがリポートする。 -
NEW
実に3年半ぶりのカムバック 「ホンダCR-V」はなぜ日本で復活を果たしたのか?
2026.3.6デイリーコラム5代目の販売終了から3年半のブランクを経て、日本での販売が開始された6代目「ホンダCR-V」。世界的なホンダの基幹車種は、なぜこのタイミングで日本復活を果たしたのか? CR-Vを再販に至らしめたユーザーの声と、複雑なメーカーの事情をリポートする。 -
NEW
「ジープ・アベンジャー4xeハイブリッド」発表会の会場から
2026.3.5画像・写真ジープブランドのコンパクトSUV「アベンジャー」に、4WDのハイブリッドバージョン「アベンジャー4xeハイブリッド」が追加された。その発表会(2026年3月5日開催)の場に展示された同モデルの外装・内装を写真で紹介する。 -
NEW
スバル・トレイルシーカーET-HS プロトタイプ(4WD)【試乗記】
2026.3.5試乗記スバルから本格的な電気自動車の第2弾となる「トレイルシーカー」が登場。前後のモーターから繰り出すシステム最高出力はドーンと380PS。ただし、それをひけらかすような設定にはしていないのがスバルらしいところだ。スノードライブの印象をお届けする。 -
NEW
ホンダ・インサイト
2026.3.5画像・写真4代目はまさかの電気自動車(BEV)! ハイブリッドからBEVへ、4ドアセダンからSUVへと変身して、「ホンダ・インサイト」が復活を遂げた。ドアトリム/ダッシュボードヒーターにアロマディフューザーと、新たな快適装備を満載したその姿を、写真で紹介する。 -
BYDシーライオン7 AWD(4WD)
2026.3.5JAIA輸入車試乗会2026堂々たるスタイルにライバルの上をいくパワーと一充電走行距離、そしてざっくり2割はお得なプライスを武器とする電気自動車「BYDシーライオン7」。日本市場への上陸から1年がたち、少しずつ存在感が増してきた電動クーペSUVの走りやいかに。